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2014-10-11 08:02:03
期待された憲法9条のノーベル平和賞受賞はなりませんでしたが、パキスタンの少女、マララさんの受賞は素直に喜びたいですね。すがすがしい気持ちにさせられます。
武装勢力タリバンの銃撃を頭に受けて、ひん死の重症を負ったマララさん。「パキスタンでは、私には黙って殺されるか、声を挙げて殺されるかしか選択肢はなかった。だから、私は発言してから殺されようと思った」と、語っています。
命をかけて尽くす。命の危険をおかしてでも、信念を貫く強さと潔(いさぎよ)さ。21世紀になってもまだ混乱が続く世界にあって、最も求められる精神性、そのあり様の典型例を17歳が見事に体現しているように感じられます。
世界はいま、先進国といわれる国でありながら1機数十億円もの最新鋭戦闘機をそろえることにうつつを抜かす政治が進められる一方で、小学校にも通えない多くの子どもを放置したままの状態が長く続いています。
といって、ただ学校に通わせさえすればいいというものでもありません。偏った歴史教育や軍国主義教育などで洗脳するのは、かえって害が大きい。
ひるがえって、日本の現状はどうでしょうか。安倍政権は、教育の現場に「歴史修正主義」を持ち込もうと執拗に画策を続けています。典型的な例は沖縄の竹富町中学校に、悪名高い「育鵬社」版の教科書を押し付けようとし、下村文科相までがじきじきに乗り出して圧力をかけたことです。
来年は、中学校の教科書を選ぶ年です。これまで以上に、偏った教科書を押しつけようとする国からの動きが強まることが想定されます。
教育の現場には、日の丸の掲揚や「君が代」の斉唱を義務付ける動きがさらに露骨に進められるでしょう。
日本は安倍政権のもとで、憲法9条を掲げて前進する平和の国から、世界のあちこちに出かけて場合によっては他国の人間を殺すことを厭わない国に変貌させられようとしています。
来年は先の大戦での敗戦から70年目です。この間、一度も戦争をせず、他国の人を一人も殺さなかったということで世界的に高く評価されてきました。今回のノーベル賞候補として注目されるなかで、「交戦権の放棄」があることに改めて気づいてももらえました。
しかし、安倍政権は、その「戦争をせず、人も殺さなかった」という記録に何の感慨も持たないようです。人を殺すことも厭わない国に変貌させることに、躊躇がないようです。人間として、異常です。狂っている。
教育を守るために、自分たちが住む居住地域での小中学校の教育現場に関心を持ちましょう。どんな教科書が使われ、どんな教育、とくに歴史教育がおこなわれているか、自分たちの目で確かめましょう。
マララさんは主張し続けています。「本とペンが世界を変える」と。
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