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9条なるか ノーベル賞
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2014年10月9日 東京新聞朝刊 こちら特報部:[ニュースの追跡]より 俺的メモあれこれ
ノーベル物理学賞を日本の3人が受賞し沸き立つ中、気になるのが平和賞の行方だ。「こちら特報部」は、「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会の活動を厚く報じてきた。ノルウェーの国際平和研究所(オスロ)の事前予想で最有力となり、海外メディアも注目している。オスロから日本に吉報は届くのか─。(鈴木伸幸)
◆原点立ち返る好機
「日本の平和団体とローマ法王フランシスコが候補に」。米ブルームバーグ通信がこんな見出しの記事を今月3日に配信した。
記事では、アフリカのコンゴにレイプ被害者のための病院を設立したデニス・ムクウェジ医師、米政府の個人情報収集を暴露した米中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員のほか、女子教育の重要性を訴えて銃撃された17歳のパキスタン人、マララ・ユスフザイさん、そしてロシアで権力批判を続けるノーバヤ・ガゼータ紙も候補となっている。その中で最有力が憲法9条とローマ法王の二者だ。
同通信が憲法9条を有力としたのは、国際平和研究所の予想が影響している。ノルウェーのノーベル賞委員会は今年3月、231個人と47団体を候補として発表。同研究所は当初、ローマ法王を最右翼としていた。だが今月になって、予想変更してローマ法王を外し、それまでは圏外だった憲法9条を最有力とした。
同研究所は、集団的自衛権の行使を容認した安倍政権による憲法9条の解釈変更について触れ、ウクライナ危機や緊張する東アジア情勢を挙げて、国家間の武力衝突の可能性を指摘。「平和賞が(戦争を抑止し、平和を希求するという)賞創設時の原点に立ち返るには好機」と説明する。
同研究所は2002年から毎年、予想を発表している。これまでに的中したのは07年のアル・ゴア前米副大統領だけ。ただ、予想した翌年の受賞を含めれば、05年のムハンマド・エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長と、08年のマルッティ・アハティサーリ前大統領も当てている。
有力ブックメーカーの掛け率では、いずれもローマ法王が圧倒的。憲法9条はトニー・ブレア元英首相と同程度の30位前後。国連の潘基文(バンキムン)事務総長、東西ドイツの統一に貢献したヘルムート・コール元独首相も上位に挙がっている。
一方でノーベル平和賞に関する著作で知られる歴史家アスル・スビーン氏は「平和を求めるのはローマ法王の仕事。それで受賞はありえない」と主張し、昨年、国際研究所が最有力としたユスフザイさんを「完璧な候補」と史上最年少の受賞を予想している。
「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は、神奈川県座間市の鷹巣直美さん(37)らが始めた運動がきっかけで発足。41万人の署名を集めた。受賞対象は「9条を保持してきた日本国民」だ。
◆あす発表
平和賞は、ノルウェー国会が選ぶ5人の委員会が決定する。政治的な思惑もあるようで予想は難しい。最近でも09年のバラク・オバマ米大統領、12年の欧州連合(EU)といった意外な選出があった。もし、憲法9条が受賞すれば、「安倍政権への影響は計り知れない」という見方もある。今年の平和賞は日本時間で10日午後6時に発表される。
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