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民主・野田氏「セクハラ」否定 執行部逃げに終始 自民も徹底追及せず
http://www.sankei.com/politics/news/141008/plt1410080052-n1.html
民主党議員が参院予算委員会で山谷えり子国家公安委員長に対し「懇ろ」とやじを飛ばした問題で、民主党の野田国義参院議員が8日、記者団に自らの発言と明らかにした。「誤解を招き申し訳なかった」と釈明したが、同党執行部も含め「セクハラやじ」とは認めなかった。閣僚が標的にされた参院自民党にも徹底追及の姿勢は見えず、うやむやの決着となりそうだ。(楠城泰介、村上智博)
野田氏は「思想的に親しいとの意味で使った」と述べ、セクハラの意図がないと強調。セクハラと解釈されたことに「逆に憤っている」と開き直り、発言内容への反省は皆無だった。
「九州ではよく使う言葉」とも強弁した野田氏は、古賀誠自民党元幹事長の秘書や福岡県八女市長を経て平成21年の衆院選で民主党公認で初当選。24年に落選後、25年参院選で福岡選挙区で当選した。
野田氏は7日の参院予算委で、同僚議員が山谷氏に対し「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の男性幹部との関係を追及している際、「(山谷氏の)宿泊先まで知っているのは懇ろの関係じゃねえか」とやじを飛ばした。
「懇ろ」は「親しい」の意味もあるが、「宿泊先」と絡めた場合、「男女が情を通じる」と解釈するのが一般的だ。ヘイトスピーチ(憎悪表現)の規制を求める民主党が逆に「人権侵害」(自民党幹部)を助長した形となった。
しかも民主党執行部は“逃げ”の姿勢に終始。蓮舫予算委筆頭理事は8日の理事会で「二度とあのようなやじが出ないよう党内をしっかりとまとめる。おわび申し上げる」と謝罪したが、発言者は明らかにしなかった。枝野幸男幹事長も記者団に「報道で間接的にしか報告を受けていない」と語るのみ。だれもセクハラやじとは認めていない。
6月に東京都議会で自民党議員が女性議員に「産めないのか」と発言した際は「女性の尊厳、人格を踏みにじるやじ」(当時の大畠章宏幹事長)と糾弾したが、自らの不祥事にはほおかむりを決め込んだ。
一方、自民党の動きも鈍かった。吉田博美参院国対委員長は8日、民主党の榛葉賀津也参院国対委員長との会談で抗議し、謝罪を要求したが、野田氏の名を口に出すのを控えるありさま。予算委理事会でも、岡田広筆頭理事は蓮舫氏の謝罪を「重く受け止め、収めさせていただきたい」とあっさり受け入れ、発言者の特定を求めなかった。発言者が不明の時点で高村正彦副総裁が記者団に「『良識の府』の参院で口を拭ったままでいいのか」と訴えたのが異質に映ったほどだ。
菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は7日に続き8日の記者会見でも「セクハラ発言の最たるもの」と民主党を痛烈に批判した。自民党と菅氏の対応に違いが表れた背景には「窮屈な国会日程で今後の法案審議を考えると、野党と真正面からぶつかるわけにいかない」(参院自民幹部)との事情があるようだ。政府・自民党の足元を見透かすように民主党幹部はこうつぶやいた。
「参院自民と官邸の間に溝があるんじゃないか?」
[産経ニュース 2014/10/08]
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