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2014-10-08 08:50:04
安倍晋三という男は慰安婦問題に対する国会答弁で、「新たな談話を発表することも現在考えていない」と、繰り返し明確に言明しています。海外向けにも「河野談話を変えるつもりはない」と発信しています。
しかし、これは例によって安倍流の真っ赤なウソだといえます。来年8月に新談話を出す筋書きで動いているからです。
安倍という男は国会答弁で、「朝日新聞の誤報によって、日本の名誉がいちじるしく損なわれた」とも答弁しています。この答弁を”翻訳”すると、「慰安婦問題が国際的にも大問題のようになったのは、朝日新聞の責任であって、日本国に責任はない」というものです。「日本国に責任のないものに対する、この間違った河野談話は正されなければならない」いうのが、本音です。
事実、総裁特別補佐の荻生田光一氏が昨日10月7日、BS日テレの番組に出演し、河野談話について「見直しはしないが、談話の役割は終わった。来年は戦後70年だから新たな談話を出すことで(河野談話が)骨抜きになっていけばいい」と述べました(朝日新聞10月8日朝刊4面)。これが本音です。
つまり、河野談話は残っているが、「実態は”骨抜き”にする」ということであり、よりはっきりいえば、来年8月15日の敗戦の日に「安倍談話」を出し、これによって河野談話を事実上否定する、つまりとどめを刺すという筋書きです。
世論がうるさいから、来年8月の安倍新談話までは、「河野談話を変えるつもりは現在はない」と言っておく。政治には、ある程度の手練手管はつきものでしょう。しかし、その手管にも越えてはならない一線があるものです。
安倍という男の非人間的なところは、人間の命に関わる問題であっても、自分に不利なら平気でウソをついてしのぐという下品さです。
典型的な例は、オリンピック招致演説で、「フクシマ原発の放射能は完全にコントロールされている」と、世界を相手に大ウソをついたことです。安倍という男の特殊な才能は、「こうあってほしい」と思ったことは、「こうある」という事実として思い込めるという頭の中のすり替え技術です。
バーチャル(架空世界)とリアル(現実世界)が、自分の頭の中でごちゃごちゃになり、自分に都合がいいことだけをリアルとして思い込めるという特殊才能です。一種の異常人格ですが、日本の権力者の中にはこの種の人間が歴史的にも何人もいました。そうした連中が、先の太平洋戦争も、「アメリカに勝てる。米英なにするものぞ」と、開戦に踏み切ったのでした。
アメリカのオバマ大統領や、中国の周近平国家主席らが、日本国首相の安倍晋三という男を信用ならない男とみなし、毛嫌いするのもむべなるかな、です。残念ながら……。
かわいそうなのは、日本国民です。「変更しない」というから、変更せずに河野談話の精神を引き継いで政治を行うのだろうと思っていると、ある日、安倍談話なるものを出し、いつのまにか「河野談話なんて、あった?」と、とぼけられる。
日本国民も日本国民です。もう何度もだまされたのに、まだ安倍という男のいいようにさせているのですから。
河野談話の否定は、歴史修正主義の具体例です。私たちは、自分の国の正しい近現代史を認識するところから始めましょう。そして、安倍という男のしてきたこと、これからすることを判断しましょう。
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