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2014年10月08日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「1強多弱」のまま自民党と総選挙を戦うのか、それとも「非自民」で一丸となって戦い政権奪取を実現するのか。野党各党はいま、その存在を賭けて大きな岐路に立たされている。限りなく細胞分裂、あるいは核分裂を続けていたのでは、「1強=自民党」にやられてしまい、野党各党の大半が、確実に消滅させられてしまうのは、目に見えている。
小沢一郎代表は、「非自民」の旗印を掲げて「オリーブの木」に参集して選挙戦を戦うことを呼びかけてきた。それは、共産党に対しての苦言として表れてきた。ソ連東欧諸国が崩壊して25年を経て、共産党がその魂である「暴力革命」をすっかり捨てたのではないかと思われる時世になっていることを考えれば、保守勢力のなかでも「共産党アレルギー」は、ほとんど消えているとみてよいであろう。共産党が独自路線を取り続けて、文字通り「独自の戦い」を展開しているかぎり、いまや野党勢力の足を引っ張るだけの存在になってしまう。つまり、自民党を利する機能を果たす「皮肉な政党」ということだ。小沢一郎代表の目から見れば、共産党票は、極めて貴重に映っている。
朝日新聞DIGITALが10月6日午後7時57分、「『共産は自民の補完勢力みたい』小沢一郎・生活の党代表」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「■小沢一郎・生活の党代表(野党間の選挙協力について)共産党はほとんどの選挙区で候補者をたて、1万票なり取る。自民党の補完勢力みたいな話だ。本当に自民党政権では駄目だというなら、野党が勝利できるよう協力をしないといけない。(選挙区を)取れないのをわかっていてたてるのは、邪魔すること以外にない。社民党も共産党ほどじゃないが同じ事がいえる。我々ももちろんそうだが、自民党と1対1で戦い、勝てる体制と候補者をつくる。そのために各党が協力、合意するのが大事だ。(国会内の会見で)」
◆民主党を野党に転落させて「戦犯6人組」「無責任6人衆」と揶揄されている岡田克也代表代行(選挙担当責任者)も、やっと「非自民」という旗印を掲げ始めてきた。産経新聞 10月6日午後11時5分、「民主・岡田氏『政策より非自民を優先』次期衆院選の候補者調整」という見出しをつけて、次のように配信した。
「民主党の岡田克也代表代行(国政選挙担当)は6日夜のBSフジ番組で、次期衆院選に向けた野党間の候補者調整について『政策の一致がなくても自民党に代わる政権を作ることで一致していればいい』と述べ、政策の共通性より『自民党に勝てる候補』選びを優先する考えを示した。岡田氏は、小選挙区の候補者について『お互いに全く譲らないと言っていたら調整できない』と語り、調整次第では民主党の候補予定者を取り下げる可能性を示した。民主党は295小選挙区で現職や新人ら133人の公認内定者がいる。連合の古賀伸明会長は同番組で、野党統一候補の支援について『連合が推すかどうかは、われわれが判断する』と強調。労組批判を展開する橋下徹共同代表(大阪市長)率いる維新の党との調整は否定した」
◆しかし、問題は、民主党の支持母体でもある労働組合「連合」の古賀伸明会長にもある。それは、原発推進派である同盟系労組を抱えているからである。2012年12月16日の総選挙の際、「原発ゼロ」「脱原発」を訴える候補者を「落とせ」と叫んで、落選に追い込んだ光景は、いまでも忘れられない。同盟系労組幹部のなかには、「自民党支持」を堂々と表明する者も少なくなかった。古賀伸明会長は、果たして、連合を「非自民」でまとめることができるのか。かなり疑わしい。
時は、人を待たない。岡田克也代表代行は、「候補者調整」を力説しているけれども、立候補予定者は、日常活動を積み重ねており、有権者との結びつきを日々強めている。解散総選挙が接近したところで、「降りろ」と言われても簡単には「降りられなくなってくる」立候補予定者が増える。そうなると、候補者調整は、ますます難しくなる。
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