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「「過疎地域を意図的に作り出して、そこを使用済み核燃料のゴミ捨て場に」山田氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15465.html
2014/10/7 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
1.10月6日(月)「岩上安身による山田正彦氏インタビュー」の模様を実況します。
主に、TPP交渉の差し止めを求める違憲訴訟について、お話をうかがいます。
岩上「先日、TPP違憲訴訟の準備会が記者会見を開かれました。私も、呼びかけ人に加えさせていただいています」
山田氏「TPPについて、最初に問題にされたジャーナリストは、岩上さんでしたね」
山田氏「最近、亡くなられた宇沢弘文さんのはがきがあります。亡くなられたのが18日で、このはがきの消印は12日になっています。体調のことがあり、参加はできないけれども、呼びかけ人に加えていただけたら、とのことでした」
山田氏「TPPについて最初から、農業の問題に限られず、国家主権の問題だと言っていたのは、宇沢弘文先生と岩上さんでしたね。民主党がああいう形で負けて以来、多くの弁護士の方と勉強会を重ね、8月には合宿までやって、違憲訴訟を起こすことになりました」
岩上「TPPは、どのような点で違憲なのでしょうか」
山田氏「日本の国会議員が内容を知らされていないのです。国会は、国権の最高機関ですよね。しかし、これを批准してしまう。USTRのカトラー氏から聞いたのは、TPPでは米韓FTA以上のものを求めると」
山田氏「韓国はまず特区で、株式会社の病院を作り、農協も解体されました。国家戦略特区で一番大きいのは、雇用特区でしょうね。それから教育特区で一番怖いのは、大企業に教育をビジネスの機会として与えること。金がなければ教育が受けられなくなってしまう」
岩上「教育の改悪が行われた場合、小中高大、数千万のお金がかかるようになります。普通の世帯は学校に入れられない。そうなると、教育ローンがのさばることになります。国家戦略特区は、自民や維新だけでなく、都知事選では細川さんも推進でした」
山田氏「雇用特区は、40、50代の働き盛りを過ぎたら、解雇してしまって外国人労働者を入れてしまおう、というもの。憲法で保障されているものの例外を作ろう、というものです」
山田氏「2013年2月、安倍総理がオバマ大統領と会談した際、日米並行協議で米国の要求を飲む、という約束してしまいました。それが、国家戦略特区です」
岩上「日本を米国に丸々売り渡す、ということ。まさに売国政治家ですよね」
山田氏「米国の国民の78%がTPP、自由貿易に反対しています。民主党もほとんどの議員が反対です。米国は、NAFTAで、メキシコからより安い労働者を入れた、という経験があります。日本の雇用特区は、これと同じことをしようというもの」
山田氏「日豪EPAについて。オバマ大統領が来日したとき、フロマンと甘利大臣が徹夜で協議しました。そうすると、農産物の関税で合意したと読売新聞の報道が出ました。するとケルシー教授は、農産物では既に日米で話ができている、今やっているのは砂糖だ、と」
山田氏「フロマンが記者会見して、10月中に関税の詳細を明らかにする、と述べました。ということは、ほぼ決まっているのではないか。あの時の読売の報道は、ガセネタじゃなかったんじゃないでしょうか」
岩上「孫崎さんに圧力をかけた大西英男議員という人がいますが、彼は私のインタビューの中で、『段階的に関税を撤廃する。自民党の全議員がそう思っている』と言いました。JAの人達は、こういう嘘に騙されてきました」
山田氏「シンガポール閣僚会議で、JAの萬歳会長と会いまして、『条件闘争に入っちゃだめじゃないか!』とやりあいました。自民党の議員に、もう一回、踏み絵を踏ませる必要があるんじゃないか、と。全中が本当に動けば、自民党も暴言が吐けないんじゃないか」
山田氏「大阪のテレビ局で西川公也現農水相が『今の農家は潰していいんだ。農業は企業がやればいいんだ』と言いました」
岩上「大規模農業をやっている米国やオーストラリアは、先住民族を虐殺して農地を切り開いた国」
岩上「先日、ドイツに取材に行ったのですが、TTIPが強く懸念されています。ドイツは労働者の保護が徹底していて、しっかり休む。それでも、経済成長をしています。そんなドイツで、Googleが白タクをやっているんです。違法だと分かっていてもやる」
岩上「韓国でも米韓FTAは軍事とセットでした。ドイツでも、TTIPはウクライナ情勢とセットになっています。日本も、尖閣とセットになっています。米国に守ってもらわなきゃ、という理屈で、経済ブロックに組み込まれていくわけです」
岩上「TPP交渉の行方はどうでしょう」
山田氏「オーストラリアの貿易相も日本の年内基本合意は無理だろう、と言っています。甘利さんはどこまで突っ張るんでしょう…。突っ張らないでしょうね」
山田氏「日本はどこまで譲歩しているのか。農産物では既に譲歩して、韓国のように食料は米国に頼ると、日本は踏み切るんじゃないでしょうか」
岩上「いかにも頑張っているかのようなお芝居が、政府とマスコミによって続いているだけでしょう」
岩上「弁護士会は、ローンの問題に対して戦ってこられましたね。多重債務化の問題が深刻です」
山田氏「みんなサラ金で、腎臓を売れとか、大変な時代がありました。利息制限法でようやく落ち着いてきたのに、自民党は元の利息に戻せ、と言い始めました」
岩上「カジノ特区ができようとしています。パチンコだけでも問題なのに。今のサラ金は、銀行の傘下です」
山田氏「中小企業は、本当に苦しい。そういうところに、高金利で貸し込もうとしているわけですね。大企業支配で、一般の人は借金漬けになってしまいます」
岩上「農協について。安倍総理が『現行の中央会制度は存続しないことになる』と発言しました」
山田氏「米韓FTAの時、韓国の農協は非常に激しく抵抗しましたが、抵抗勢力だということで解体させられてしまいました。日本でも、同じことが起きます」
山田氏「兼業農家をすべて潰し、大企業が遺伝子組換え作物を栽培するようになるでしょう。大変なのは、日本の農地の7割を占める中山間地域。日本の先祖が弥生時代から守ってきた稲作の文化を壊してしまうことになります」
岩上「西川公也さんというのはどういう方なのですか」
山田氏「本当にひどい人ですね。私が『TPPけしからんじゃないか』と言ったら、『失敬だ!』と。彼は落選している間、農協からずいぶんと援助されていたんですね」
山田氏「農協はもうちょっと考えてほいいなあ…。萬歳さんは『農協はつぶさせない』と言っていますけど。韓国と同じように、潰されてしまいますよ。中央会解体だけでなく、農協そのものが解体されてしまいますよ」
山田氏「過疎地域を意図的に作り出して、そこを使用済み核燃料のゴミ捨て場にしよう、ということなんでしょうね」
岩上「人と農地がなくなって、核のゴミだけが日本列島に残っていく、ということですね」
山田氏「TPPによって、農業よりも漁業が大変になる。沿岸の漁業権が入札にかけられ、大資本が買う。そうなると乱獲が起こって、魚がいなくなってしまいます。ケルシー教授は、NZの漁業もこれでやられた、と仰りました」
岩上「この問題は、築地の市場移転と関係があると思います。流通が大規模化し、日本の小さい市場が消えていってしまいます」
山田氏「宮城県が既に、『水産特区』で漁業権を民間企業に開放しました」
山田氏「米国支配、米国のグローバル企業支配、これがTPPです。最後に、TPP交渉差止め訴訟の話をします。TPP交渉における秘密保持契約に関する文書やISD条項に関する文書などを開示するよう求めています」
山田氏「これらが、国民の知る権利をおかしているではないか、ということで違憲訴訟をやろうと。ぜひ皆さん、TPP差止・違憲訴訟の会準備会(FAX:0352116886)にご連絡いただき、会に入る意思表示をしていただければ、資料をお送りいたします」
岩上「今、Ustream側から過去の動画を削除するというニュースリリースが出され、データをダウンロードをする作業をしています」
山田氏「これもTPPと関連していますね」
岩上「外資の怖さを痛感します。全然、ユーザーフレンドリーではない」
以上で「岩上安身による山田正彦氏インタビュー」の実況を終了します。
動画は準備が整い次第、IWJのトップページ(http://iwj.co.jp/ )にアップいたします。@iwakamiyasumi
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