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2014年 10月 05日
これは『石川知裕の議員辞職決定〜最後まで戦い、政治の道を進む決意・・・http://mewrun7.exblog.jp/20527877/』の続報になるのだが。
先週、小沢一郎氏の秘書&衆院議員だった石川知裕氏が被告になっていた陸山会事件の刑事裁判で、最高裁が上告を棄却。石川氏の有罪が確定したことがわかった。(-"-)
『小沢一郎・生活の党代表(72)の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は9月30日付で、元秘書の前衆院議員、石川知裕被告(41)の上告を棄却する決定を出した。禁錮2年、執行猶予3年とした1、2審判決が確定する。同法の規定により執行猶予期間中は選挙への立候補が禁じられる。
事件で東京地検に起訴された3人のうち、大久保隆規元秘書(53)と池田光智元秘書(37)は上告せず、それぞれ禁錮3年、執行猶予5年と禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決が確定。東京地検が不起訴とした後、検察審査会の議決に基づき強制起訴された小沢氏は、2審で無罪が確定している。今回の決定で一連の事件の裁判が終結した。
1、2審判決によると石川前議員は他の元秘書と共謀し、2004年に陸山会が土地を購入した際に小沢氏が提供した4億円を、同年分の政治資金収支報告書に記載しなかった。1審・東京地裁判決は、小沢氏の地元、岩手県の胆沢(いさわ)ダム受注に絡んで石川前議員が中堅ゼネコンから5000万円の裏献金を受領したと認め、虚偽記載の動機の一因だったと指摘した。
石川前議員は05年衆院選に落選したものの07年3月に繰り上げ初当選。起訴後の10年2月に民主党を離党した。12年の衆院選には新党大地から立候補し、比例代表で復活当選したが、13年の高裁判決後に議員辞職した。(毎日新聞14年10月1日)』
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これで石川氏らの秘書が起訴されてから、4年半に及んだ陸山会事件に関する刑事訴訟は、全て終了したことになるのだが・・・。
石川氏は取材に対して、今後も「無実を訴えたい」と主張していたとのこと。
『石川前議員は毎日新聞の取材に「ある程度覚悟はしていたが、最高裁の良識に期待もしており、司法に対する失望を感じる。これからも自らの無実を訴えたい」と強調した。有罪が正式に確定すれば次期衆院選に立候補できなくなるが、今後の政治活動については「気持ちを切り替え、後援会とも相談しながら継続していきたい」と話した。
今年4月に政治学を学ぶため法政大大学院に入学した。同月初旬には、小沢氏と元秘書3人が事件後初めてそろい、東京都内のワインバーで入学祝いを兼ねて互いに近況を報告した。現在は平日は研究に取り組み、週末は地元の北海道・十勝に帰って政治活動を続けている。(同上)』
また、小沢一郎氏は、改めて一連の捜査が「国策捜査」であったことを強調していたという。
『生活の党の小沢一郎代表は1日、自身の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で元秘書の石川知裕被告の有罪が確定することについて、「秘書の問題も私の問題も全て政治的意図を持った国策捜査の結果だ。検察の主張を裁判所が認めたことは大変残念であり、日本の司法制度に汚点を残す」と述べ、司法当局を批判した。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。(時事通信14年10月1日)』
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mewは、石川氏らの元秘書3人が起訴されてから、「小沢&秘書の裁判」というカテゴリーを作って、元秘書とその後、強制起訴された小沢氏の裁判について書いて来たのだが・・・。
その記事の数は、前回までで144に及ぶ。(・・)
それ以前の捜査に関する記事や、また東京地検特捜部、検察審査会などに関する記事などを加えれば、もしかしたら200を超えるかも知れないのだけど・・・。
(スタートは09年3月4日の『小沢秘書逮捕・・・ネタ探しに必死だった自民&検察は自信があるのか?&政権交代は必要http://mewrun7.exblog.jp/9753802/』かな。)
これで小沢氏&秘書の裁判が全て終わるかと思うと、ある意味では感慨深い部分もある。_(。。)_
ただ、小沢氏は幸いに無罪判決(確定)を受けることができたものの、石川氏ら3人の秘書の有罪確定が確定したことには、怒りと無念さを覚えずにいられないし。
また同時に、09年3月、小沢氏の元秘書・大久保隆則氏が西松事件でいきなり逮捕されてから始まった一連の捜査、検察審査会の審査、刑事裁判が、日本の政治に大きな影響を与えたか、また小沢氏や秘書3人の人生をいかに狂わせることになったかを考えると尚更に、単に残念とか無念とかいう言葉では片付けられない悔しさがあるし。
改めて、コトの重大さを認識、実感させられるところもある。<というより、もっと世間に「コトの重大さを認識して欲しい」という思いの方が強いかも。(・・)>
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何分にも5年以上もこの件を追いかけて来たので、色々と思うこと、書きたいことがあり過ぎて、なかなか考えがまとまらず、困っているような状況だ。(~_~;)
<どこから書き始めていいかもわからない。実は、ちょこまか書いていたのだけど。どの場面も一度書き始めると際限なく話が広がってしまい、収拾がつかなくなってしまうです。(>_<)>
実際のところ、これまでも自民党内の権力争いやら米国や諸団体、組織などの思惑やらが絡んで、「国策捜査」だと言われるようなことはあったのだけど。<逮捕や起訴に至らず、スキャンダル右や辞任で終わらせることも多々あったけど。>
まさか小沢一郎氏や民主党に政権を渡したくはないために、また政権をとられた後も尚、一日も早く小沢氏や民主党を潰すために、ここまで露骨に様々な力が働いたり、実際に検察が動いたりするとは思いもしなかったし。
違法捜査のオンパレードだった検察はもちろん、検察審査会、裁判所の対応も含め、司法制度の公正さに対する信頼が大きく損なわれたことは言うまでもあるまい。(-_-)
ただ、mewが残念に思うのは、一般国民の多くが、その問題に気づかずにいるかも知れないということだ。<以前よりは少し関心を持つ人が増えたかも知れないけど。>
大多数のメディアが、「小沢=カネ」「小沢=悪」のイメージを前面に出して、あることないことを報じ、「小沢は何かやってるに違いない」という印象を与え、検察や司法機関などの諸問題を覆い隠してしまったところがあるからだ。(~_~;)
<今、朝日新聞の誤報が問題になっているのだけど。各紙は、小沢氏や秘書などに関して、裏づけもとらないまま好き勝手に誤った情報をたれ流していたことに関しては、検証や謝罪を行なう気はないのだろうか?^^; それとも、大部分は検察リークだった(&お国のため?)だったので、仕方ないって開き直っているのかな?(@@)>
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時間ができたら、またゆっくりと(思い切って長々と?)この件について振り返ってみたいと思うのだが・・・。
ともかく秘書3人がみんな有罪になったのは、本当に残念なことなのだが。大久保氏や池田氏は、既に新たな道を歩んでいるようなので、是非、それぞれに充実した日々を過ごして欲しいと願っているし。<池田氏は資格試験に合格したとのこと。逆境の中、本当によく頑張ったと思うです。おめでとう。m(__)m>
そして、最後まで戦い続けた石川氏に敬意を表すると共に(理解あるパートナーを得て、本当によかったですね)、現在、大学院で勉強しながら、地元での政治活動も続けているということなので、是非、政治家として再起して欲しいと願っている。(・・)
また、小沢氏が陸山会事件の裁判で、地裁、高裁とも無罪判決を得て、無罪が確定したことは、せめてもの大きな救いだったとは思うし。
その前に、国策捜査のスタートとなった西松事件があって、小沢氏が代表辞任に追い込まれても尚、民主党が政権交代を実現できたことは、幸いだったとも思うけど。
ただ、もはや政治の流れを戻すことはできないわけで・・・。(-"-)
ついつい「もし09年3月に西松事件で小沢氏の秘書がいきなり逮捕されて、小沢氏が党代表を辞任することがなかったなら」「もし10年1月に陸山会事件で小沢氏の秘書が逮捕されることがなかったなら」「もし10年9月に小沢氏が検察審査会の議決によって強制起訴されることがなかったなら」、日本の政治はどのようになっていたのだろうかと、何かあるたびに思ってしまうのだけど。(~_~;)
<安倍自民党が政権を奪還してから、トンでもない国政が行なわれて、ますます日本がアブナイ状態になっていることを思うと尚更に。 (ノ_-。)>
もし私たち国民が、このような政治、司法、マスコミなどの権力の横暴を見過ごしたり、許容したりすれば、日本はいつまで立っても真の民主主義国家にはなれないのではないかと思うし。
そのためにも、決して西松事件&陸山会事件のことを忘れてはならないと。そして、しっかりと様々な権力を監視できる力を持った国民にならなければならないと(&国民の力で権力監視の媒体としてのメディアも育てなければならない)と、改めて強く思ったmewなのだった。(@@)
THANKS
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