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安倍政権の暴走に懸念を示していたのに…/(C)日刊ゲンダイ
「国民安保法制懇」退会 阪田元法制局長官はユダだったのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153827
2014年10月4日 日刊ゲンダイ
集団的自衛権の行使容認に突き進む安倍政権に対し、真っ向から対立するのが識者や弁護士、元官僚らでつくる「国民安保法制懇」だ。先月末も解釈改憲の閣議決定撤回を求める声明を出したが、なぜか設立メンバーだった阪田雅裕・元内閣法制局長官が突然、退会。理由をめぐってさまざまな臆測が飛び交っている。
「阪田雅裕氏については、意見の違いから退会されました」。突然の退会が公表されたのは先月29日。衆院第2議員会館で開かれた会見の場だ。阪田氏は“憲法の番人”と呼ばれる内閣法制局の出身らしく、理路整然と安倍政権の集団的自衛権の行使容認をめぐる考え方に異論を唱えていた論客のひとり。日刊ゲンダイ本紙のインタビューでも、閣議決定について「ルビコンを渡ってしまったな(略)ローマまで続く道の途中で止まることができるのだろうか、と危惧しています」と安倍政権の暴走に懸念を示していた。
■公明党も憲法解釈を「参考」
それが突然の戦線離脱とは穏やかじゃない。巷では、阪田氏の憲法解釈に関する著書を公明党が参考にしていたことを理由に「自公政権のオブザーバーだったのではないか」「実は政権のスパイだったのではないか」なんてウワサが飛び交う始末だ。安倍政権に脅されて渋々「宗旨変え」したのか。本人を直撃すると、こう答えた。
「集団的自衛権がなぜ、いま必要なのか。政府がいう<国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合>とは一体どういう状況なのか。私は今でも政府の説明は足りないと思っています。国民安保法制懇と目指している考えは同じです。ただ、その一方で、政府は<限られた範囲で>とも強調している。それはそれで評価してもいいとも思っているし、北朝鮮や中国などの状況が変わる中、(有事の際に)手も足も出せないことでいいのか、(集団的自衛権は)ケシカランと叫んでいるだけでいいのか、とも思います。法制懇の会見でそういう説明もしたい、と言ったのですが、<政府を利するだけ>と発言できませんでした。それで、自由に発言できないのなら、と思って退会したのです」
自公政権の「スパイ説」については完全否定だ。
「公明党の方とは2月か3月ごろお会いしましたが、その後は電話したことも、お会いしたこともありません。全く関係ありません」
ゴタつけば安倍政権が喜ぶだけ。国民安保法制懇は踏ん張りどころだ。
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