08. 佐助 2014年10月01日 21:01:57
: YZ1JBFFO77mpI
: WBNBGXIFfM
政治経済の指導者と御用学者・御用マスメディアは認識できないが,世界信用収縮恐慌は渦中です。 そして第一次世界信用恐慌が1929年末に発生した謎を、政治経済学者は誰一人として解明していない。1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因なら。 2007〜10年にスタートした第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因です。予定通りに2016年前後に銀行・証券・為替の一時閉鎖を迎えます。 金融商品や日常生活商品のバブルに巻き込まれて損しなかった貧乏人も、あらゆる経済指数(生産・販売・雇用・投資・貿易)が三分の一以下に激減する世界的金融大恐慌の影響から逃れることはできない。これまでの経済学の常識・経験則・既成概念では認識できないのです。政治経済の指導者と御用学者・御用マスメディアは「二年前から危ないと思っていた」というセリフと、「誰が予期できただろう」というセリフを、これからの十年間以上は、繰り返し聞くことになる。 しかも日本は,関税をゼロにし、自国の農業や中小企業を壊滅させると、世界信用収縮恐慌は底なし沼に嵌り込みます。そして基軸通貨のフロート化で、歯止めを失った世界の通貨は膨張し、株や土地を中心に信用膨張バブルを発生させる。その空前のバブル景気を謳歌した日本は新基軸通貨体制に移行するまで、収束復元できません。 昔も今も、大王は人民に我慢を強制するだけで、金持ちのかまどの煙しか気にする様子がない。あれはお伽話の世界の教訓だったのか! 消費者の購買力を縮小させたまま、人為的にインフレ発生させ、国家と企業の悩みを解消したいというインフレ待望論者の妄想は、雄鶏の首を締め殺せば、早起きから開放されると考えたイソップ物語の寓話とそっくりではないか! 第二次世界金融大恐慌のスタートが、2007〜10年に不可避だったのは、人間がバブルに巻き込まれ財産を失うのも、ムズムズ(機会損失)の心理法則に支配されるためだ。消費者は、ムズムズの法則によって「買わなければ損する」と考え、「買わない方が得する」とは考えない。ニュートンやケインズなどの冷静な科学者やエコノミストたちも、このムズムズを抑えられず、バブルに巻き込まれた。 2015年の日本と中国は、溜め込んだドルで、一杯買込んでいる米国国債を解約し、キンを買う度胸はないと断言できる。だが、キンを原価百分の一の自国の紙切れで買いまくると、インフレが起きデフレを解消できる、というエコノミストのアト学説を真に受けてキン買いを断行し、自国通貨を世界通貨の一極にすることはありうる。 世界のエコノミストの中に、紙幣とキンを交換する第一次金本位制を復活させるべきだと主張する人はゼロである。再び、国と国の貿易赤字の決済にキンを使うべきだと主張している人もゼロである。だが、各国の通貨の発行限度の尺度としてキンを使うべきだという主張は、ドルが暴落するたびに、米国財務省内で議論される。その目的は、崩壊しつつあるドル本位制度をテコ入れする選択肢の一つとしてだ。だが、金利を上げて、貿易黒字国からドルが還流されると、この案はお蔵入りになってきた。そのためドル高になる今回もデノミやアメロなどお蔵入りとなる。だから今回も先送りされるので,暴落の谷は前回より深くなります。 もし日本政府が、日本国民のキンの輸出入と売買を禁止し、日銀のみの買上げ実施。世界の保有キンは、ドルとユーロと円に、ほぼ三分割され、世界通貨は三極支配体制となる。 日本と米国への輸出依存度の高い国は、今回のスーパーバブルの台風の目に直接巻き込まれ、その影響からの脱出に時間がかかる。だが、日本を除く国は、それぞれの経済政策の舵を切換え、そのドン底の経済指数を、2017年迄には回復させることが可能だ。なぜなら、見かけのいざなぎ景気越えは、国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。この経済蜃気楼を、日本の指導者とエコノミストたちは、現実だと錯覚してしまう。日経225の16000円もGDPもトリックだったということが,今に誰にでも分かるときが来る。 今日では、紙幣を印刷すれば、百倍の赤字を埋めることができる。それなのにナゼ、国家は、紙幣や国債の増発を避けるポーズをとるのか? 国家の方針に忠実だったが、武家の商法のセイで大赤字になった自治体や、将来に必要な巨大な年金や保険を、できるだけ増やそうと思ったが、食いつぶしてしまった政治家と官僚。 それは、紙幣と国債を増発して穴埋めするとハイパーインフレとなり、米騒動的な全国暴動に波及して、国家が転覆すると恐れているためだ。インフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。しかも企業の60%は海外に出て行ってしまった,消費と国内市場は縮小させたままカネをばら撒いても何の効果もでない,スタグフレーションで苦しみ弱者は使うカネもない。大企業カネ持ちは内部留保やタンス貯金や海外。 そのため、バブルから早期脱出する手段は戦争であるという妄想をもつ人はビックリするほど多い。なにしろ日本は、朝鮮戦争特需やベトナム戦争特需を体験しているため、戦争による景気回復を待望する妄想は、鍵もかけないで放置されたままである。 そのために,資本主義国家の腐敗堕落した自由経済システムも自壊します。 愛ちゃん提案の BI(ベーシック・インカム)を導入は,すでに手遅れなので,取りあえず為替を安定させるべきで,キン本位制にして第二次産業革命を加速させ軌道に乗ったら,またフロート制にすればよいが原発がネックになるので,古今未曽有の地獄絵図を体験しなければならないでしょう。 |