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安倍総理所信表明演説、具体案なく言葉の羅列のみに感じる
http://www.seikatsu1.jp/activity/press/20140929ozawa-interview.html
2014年10月1日 生活の党
小沢一郎代表 記者会見(2014年9月29日)
9月29日、小沢一郎代表が定例の記者会見を行いました。
会見要旨は以下の通りです。
【 質疑要旨 】
•安倍総理所信表明演説の感想
•沖縄県知事選挙について
•民主党新執行部について
•土井たか子元衆議院議長逝去にあたって
•維新の党橋下代表発言の文書通信交通滞在費使途公開について
•消費税増税に関する考え方
•福島県知事選挙について
安倍総理所信表明演説の感想
Q.安倍総理の所信表明演説についてお伺いしたい。率直に演説を聞かれての感想、受け止めをお願いしたい。(NHK)
A.いつものことではあるけれども、皆で頑張りましょうと何度も繰り返していたが、地方の再生だとか、女性の参画だとか色々と言葉は踊っているが、では具体的にどうするのか。こういう考え方でこういうことをやるとか、女性にもっと活躍してもらうためには、じゃあ雇用の環境をどうするのか、仕組みをどうするのか、そんな類のことがないと、ただ話だけでは現実には何も進まない。
だから、地方の活性化の為にどういう法案を具体的に出してくるのか、分からないけれども、単なる念仏、お経だけでは意味がないし、あるいは現状の補助金を名前を変えたからと言って意味がない。
そういった制度そのもの、地方制度あるいは中央の関連した行政の制度そのものをこういう風に変えて地方の活性化を図る。あるいは、今崩れようとしている雇用の制度、これを特に女性に活躍してもらうためにはどういうものにすればいいのかとか、そういうことがほとんど、というか全く見えずに、言葉の羅列にほぼ終わっているような気がする。
これは内政、外交問わず、そう強く感じた。
沖縄県知事選挙について
Q.沖縄の県知事選挙についてお伺いしたい。5月の定例会見では野党共闘で統一候補を立てていこうと、生活の党としては独自の候補者を立てないということで、その時点では具体的な候補者の名前が挙がっていなかったけれども、このところ具体的な候補者の方の名前が挙がってきて、翁長雄志さんとか、現職の仲井間知事、下地幹郎さん、民主党の元参議院議員の喜納昌吉さんという名前が挙がっている。
沖縄県議会の野党5党の中に生活の党も入っているけれども、その5党は翁長さんを候補者として押すということだけれども、ここにきて喜納さんが立候補を表明していて、沖縄の普天間基地の移設の問題に関して、辺野古埋め立て承認について同じような考え方の方が2人並んだ。生活の党の候補者は翁長さんで間違いないか。(IWJ)
A.地元にも国会議員がいるから第一義的には地元の判断によるわけだけれども、現実の選挙戦で県民の支持を集めやすい、あるいはより多く票を集めるだろうという候補者を応援することになると思うが、今の状況では、現地では翁長氏を応援しようということになっているようなので、正式に話をいただければそれを党としても判断するということになると思う。
民主党新執行部について
Q.かねてから代表は野党再編について民主党がリーダーシップを取ってほしいとおっしゃっていたけれども、民主党は新執行部になったが、あらためて新執行部に対してその野党再編の期待感をお聞かせいただきたい。(岩手日報)
A.野党が協力して候補者を統一し、自公と選挙戦を対抗しなければ勝てないということは、これは党派を問わず誰でも分かっていることだから、そういう方向について反対する人は、少なくとも野党を標榜する政党あるいは議員の人たちにはいないと思う。
ただ、現実に、それではどういう風にして候補者を統一していくかという問題で、私としては野党協力の中心は、第一党である民主党が旗振り役を務めるべきであろうと思っているし、新しい執行部にもそうあってほしいと期待している。
しかし、民主党だけに期待していれば済むという話ではなく、新しく維新の党というのも出来た。みんなの党はどういう形になるのか、私もよく分からないけれども、徐々にそういうこと(野党協力の流れ)になっていくので、民主党としても第一党として是非その役割を果たしてもらいたい、そう新執行部には期待している。
土井たか子元衆議院議長逝去にあたって
Q.昨日、元衆議院議長で社民党の土井たか子さんが亡くなられていたという発表が社民党からあった。代表は様々なところでお付き合いもあったかと思うが、一言受け止めをお願いしたい。(NHK)
A.ここ何年か体調を崩しているようだと風の便りで聞いてはいたけれども、突然お亡くなりになったということで大変残念に思っている。
社会党の委員長ではあったけれども、細川政権樹立の際には彼女自身もそれに協力し、衆議院議長としてもその役割を果たしてくれた。だから、わたしは自民党の時からよく存じ上げてはいたけれども、その当時はいわゆる55年体制で自民党政権の盛りの時だから、そういう形での付き合いだったけれども、細川政権の時には、少なくとも表面上対極にいた者同士が具体的に同じ政権を作り上げたわけで、そういう意味では本当に思い出多い、歴史上、憲政史上に残る話でもあったわけだから、個人的にも大変残念だし、また政治の場で大きな足跡を残してくれた土井委員長に心からお悔やみを申し上げたいと思う。
維新の党橋下代表の文書通信交通滞在費使途公開発言について
Q.維新の党の橋下代表が、国会議員の文書通信交通滞在費について、今は公開する必要がないけれども、使い道を公開するべきだという提案をしているが、生活の党、あるいは小沢代表個人としてはどういう風にお考えか。(テレビ朝日)
A.我々は、政治資金でもなんでも、できるだけ透明性を持たせる、すなわち公開するということを皆徹底してきた。私個人ももちろんである。
この文書通信費というのは、個人の活動あるいは収入になる性格のものなのか、そうでないものなのか、その性格付けが曖昧になっている。
だから、その点を制度的にははっきりした方がいいだろうと思っているが、私どもとしては、出来る限り透明性を確保するという意味において、それに反対するという立場ではないだろうと思っている。
ただこれは、各党、各会派が、特に自公が賛成しなければ出来ない話なので、これは議会の場で各党の協議に委ねていくということになるだろうと思う。
Q.橋下代表は更に法案などが通らない場合でも、自分の党だけでも毎月公開していくという考えを示しているが、生活の党としては一歩踏み込んでそこまでする考えはあるか。(テレビ朝日)
A.そこまではまだ議論していない。
ただ、その法律を作るには文書通信費の性格付けをはっきりしないといけない。個人の収入ではないのだということにしないと、所得を公開する理由はないから。だから、どういう法案を作ろうということなのかは分からないが、そういう制度的な性格の位置付けというものも含めないと言えないと思う。
消費税増税に関する考え方
Q.臨時国会で消費税増税の判断に関してまた議題に上るかと思うけれども、現状で小沢代表のお考えと、どのように対峙していくのかお聞かせいただきたい。(毎日新聞)
A.消費税については、民主党政権下で国民に負担を強いる前にやるべきことがある。我々はそのやるべきことをしっかりやるのだという約束をして政権に就いた。それをやらずに国民負担だけを増やすのは反対だというのが基本的な主張である。
その我々の主張は変わらないし、今日更に消費税を上げるという点については、経済全体に非常に悪影響を、特に個人消費に大きなマイナスの影響を与えることだと思うので、私どもとしては反対の考え方で対応したいと思う。
福島県知事選挙について
Q.沖縄県知事選の前に福島県知事選挙があるが、生活の党の対応は。(フリー)
A.福島も我々は原発について脱原発の考え方だから、きちんと意見を聞いたうえで決めなくてはいけないと思っているが、今、熊坂氏は脱原発の考え方を言っているようだが、もう一人の方がまだはっきりとしたことは言っていないようなので、その意見も聞いたうえで決める以外ないと思う。
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