http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/228.html
Tweet |
何を聞かれても「首相に報告してから」と伊原局長/(C)AP
伊原局長ピリピリ “モノ別れ”を印象づけただけの日朝協議
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153738
2014年10月1日 日刊ゲンダイ
「じれったい思いでいっぱいです」(横田早紀江さん)――。被害者家族の不満表明も当然だ。
29日、中国・瀋陽市内のホテルで開かれた日朝協議。日本政府は拉致被害者らの再調査の進捗状況を確かめるはずだったが、まるで成果なし。逆に「モノ別れ」を印象付けるセレモニーになってしまった。
なぜ「夏の終わりから秋の初め」に予定されていた再調査の初回報告は遅れているのか。その詳細な説明を受けるため、日本政府が開催を呼びかけた今回の外務省局長級協議。開始前、現地同行の外務省職員は「こんなに急に決まるとは思っていなかった。北朝鮮からの伝達後、次回協議はしばらくないと考えていた」と記者団に打ち明けていたが、昼休みを挟んで計4時間半に及んだ協議で、北は準備不足の日本の足元を見るように“ゼロ回答”だった。
協議終了後、宋日昊・大使には「今回は(拉致再調査を担う)特別調査委の報告をする場ではない。双方の合意内容を確認する作業をしただけ」と開き直られる始末。肝心の初回報告がいつになるのか、日本政府は言質を得ることはできなかったようだ。
「協議の冒頭、記者団に双方の挨拶が公開されましたが、伊原純一アジア大洋州局長は異常にピリピリしていた。北に速やかな報告を求めると、続いて宋大使が話している途中で、随行職員に目で合図を送って記者団を追い出すよう指示。それでも宋大使が話そうとするのを遮って『記者団が出るまで待って欲しい』と願い出たほど。よほど、北の強気な態度を見られたくなかったのでしょうか」(現地で取材しているジャーナリスト・太刀川正樹氏)
協議前日に一部メディアは日朝交渉筋の情報として、「特別調査委メンバーが参加する見通し」「再調査の当事者が公式の場に出るのは初めて」と報じたが、結局、調査委メンバーは出席しなかった。宋大使は日本の記者団に「うそを流布している」「君たちが(安倍を)たき付けるから誤解が生じるんだ」と怒りをあらわにし、ますます日朝のすれ違いを強調する結果となった。
「さらなる制裁解除を求める北朝鮮と、拉致問題の早期解決を迫る日本。改めて平行線をたどる双方の主張を印象づけただけ。当初から1日こっきりの開催予定で、協議を開いた意義は見いだせません。安倍政権が拉致解決に真摯に取り組み、北に毅然たる態度を示した。そう国民向けにアピールする“アリバイ協議”に、北が付き合っただけのようにも思えてきます」(コリア・レポート編集長の辺真一氏)
会場となった豪華ホテルの宴会場費はすべて日本持ち。これだけ中身の薄い協議だと、国民の血税をムダに使っているとのそしりは免れない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK172掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。