http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/211.html
Tweet |
http://31634308.at.webry.info/201409/article_27.html
2014/09/30 20:41
小渕経済産業相が原発再開に関して、火力発電施設も老朽化しており、夏場の電力は不安定であり、原発による電力は必要だと述べていた。また、電力会社も、夏場の電力不足が懸念されるとかを言い、原発の再開は必要だと言っていた。今までの議論の中では、再生エネルギーが送電能力を上回るなどの話は全くなかった。
しかし、ここ1、2週間の内に、まず九州電力が新規の再生エネルギーの買い取りを中断すると言い出すと、それに続いて東北電力が同じことを言い出し、それに次いで、北海道、四国電力も、このまま再生エネルギーを買い取ると、送電能力をオーバーすると言い出した。今まで、夏場の電力が不足するから、原発が必要と言っていたのだ。
ここで、このような状態を納めるために、経産省が乗り出してきた。嫌な予感がしたのだが、案の定、ネット上にはまだ出ていないが、テレビで経産省の役人が、このまま買い取りを続ければ、月当たり500円/月程度電気量がアップし、年間2兆数千億円の負担になると言っていた。
この言い分は、送電線の容量オーバーとは違う。むしろ再生可能エネルギーは買い取りコストが高いから、各社が買い取りを拒否しているのは仕方がないという雰囲気を作り出している。ボウフラが急に湧くように、こんな話が湧いてきたのは、原発の再稼働と無関係ではないと考えている。原発の再開は仕方がないという雰囲気を作りたいと、経産省の小役人が考えていると思っている。とくに、北海道電力は電力が足りず、原発を動かしたくて仕方がないはずである。
経産省が、再生ネルギーは電気料金を上げると言っているが、このロジックは違うと考えている。なぜなら、再生エネルギーの源はタダだからである。原油、LPGを買うように、お金が外国に出て行くものではないからだ。兆円単位のお金が、タダで自然界から得られるのだ。電気料が上がると言っても、そのお金は日本国内に滞留する。外国に流れていくお金ではないのだ。
国の政治は将来に向かって、大局を考えてお金が国外に流出しないことを考えなければならない。つまり、原油、LPGの購入金額が膨らむというなら、日本は将来に向けて、ドイツのように電気料金は多少上がっても再生エネルギーを推進すべきなのだ。
再生エネ買い取り中断 北海道・東北・四国電も
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014093002000269.html
北海道電力、四国電力、東北電力の三社は三十日、太陽光を中心とする再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づく契約の手続きを十月一日から中断すると表明した。「申し込みの急増により、需要を超える恐れがあるため」と説明している。既に九州電力は二十五日から受け付けを中断。東京電力、関西電力も一部地域で制限するなど、再生エネルギーの受け入れを抑制する動きが広がっており、経済産業省は十月中に専門部会を設置し、改善策を話し合う。
北海道、東北、四国の三電力では、特に太陽光を中心に買い取り価格が下がることが決まっていた直前の三月に駆け込みの申し込みが急増。「一時的に管内の電力需要を上回る可能性がある」としている。買い取った電力をすべて接続した場合、送電網の容量を超え、安定供給に支障が出る恐れがあると判断した。
中断する期間は今後の対応策が固まるまでの「数カ月」と説明。住宅用の太陽光発電は出力が小さいため、影響は少ないと判断し、買い取りを続ける。
太陽光や風力による発電は昼夜や天候によって発電量が大きく変わる。発電量が一時的に需要を上回る可能性がある一方、雨天や風のない日には急激に減る。このため電力が余った場合は、ほかの電力会社に流したり、蓄電池に充電して夜間に送電したりするなど、電力を安定させるための調整が必要になる。しかし、送電網の整備や蓄電池の開発などの対応が遅れている。
こうした事態を受け、経産省は専門家委員会の下に部会を設けて当面の受け入れ量の上限を検証し、将来の受け入れを増やすための方策を検討する。部会は学識者五人程度でつくり、年内に三、四回会合を開く。また、再生エネルギーの固定価格買い取り制度は「電気料金の上昇につながる」との指摘もあるため、専門家委員会は、買い取り制度の仕組み全体を見直す方針。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK172掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。