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「人権後進国ニッポン」政府は国連・人権勧告を守れ!〜東京で集会デモ
http://www.labornetjp.org/news/2014/0928shasin
9月28日(日)、東京・芝公園集会広場において「国連・人権勧告の実現を!―すべての人に尊厳と人権を―」集会とデモが行われました。
今年7月、国連の自由権規約委員会で日本審査があり、死刑制度・秘密保護法・ヘイトスピーチ・日本軍「慰安婦」などについて、19項目に及ぶ評価・勧告が出されました。また8月には人種差別撤廃委員会の審査があり、30項目にわたり懸念・勧告が表明されました。
集会では特別報告として、弁護士の海渡雄一さんと師岡康子さんからお話がありました。師岡さんは「日本政府は、前回の2010年に出された勧告を無視して何もやってない。恥ずかしいことだ。ヘイトスピーチは、マイノリティに対する差別であり、表現規制だけやればいいのではない。現状調査をやるようにと3回も勧告されているのにやってない。差別が違法になってないことに対し、包括的な差別禁止法をつくるよう勧告を受けた。日本社会が変わるべきだ」と話しました。
日本は国際社会から「人権後進国」とみられています。アムネスティの寺中誠さんは「日本は、人権をどう守るかというような政策をつくらない。国際社会から目をそむけ、耳もふさいでいる。国際社会の常識は我々の側にある。被害者のための法律をつくらせよう」と話しました。
テーマ別アピールでは、「慰安婦」問題、原発事故被害当事者より、移住労働者問題、婚外子差別問題、朝鮮学校無償化問題、沖縄問題、障害者差別禁止について話されました。
移住労働者と連帯する全国ネットワークの大曲さんは、外国人技能実習制度について「労働搾取、奴隷労働だという勧告が出ている。勧告に従い、制度を廃止すべきだ」と訴えました。朝鮮学校無償化問題については、朝鮮大学校の学生から、毎週金曜日におこなってきた文部科学省に対する要請行動をばねに、7月国連で訴えをおこなったと報告がありました。
参加者は約400名。集会の後、プンムル隊を先頭に「日本政府は国連・人権勧告を守れ!」と訴え、デモ行進をおこないました。(尾澤邦子)
★集会アピール
http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/65301528.html
http://blogs.yahoo.co.jp/motomerukai2009/45867128.html
↓以下の写真提供=佐藤和之
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