05. 2014年9月30日 20:37:19
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日経平均は一時250円超下落、予想下回る国内指標を嫌気 2014年 09月 30日 15:33 JST http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKCN0HP0GH20140930&channelName=topNews#a=1 1 of 1[Full Size] [東京 30日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落となった。8月鉱工業生産指数などの経済指標が予想を下回り、国内経済のファンダメンタルズに対する懸念が広がったことで主力株を中心に売りが広がった。前日の米国株安とともに、民主化デモの影響で香港市場が下落したことも悪材料に加わり、下げ幅は一時250円を超えた。後場に入ると一部買い戻しの動きがみられたものの、欧州中央銀行(ECB)理事会など重要イベントを前に、様子見ムードも強まった。 寄り付き前に発表された一連の経済指標から国内景気の下振れ懸念が意識され、朝方の東京市場は売りが先行。こうした中で、取引時間中に香港株式市場が安く始まると下げ幅を拡大し、一時1万6100円を割り込んだ。後場に入ると一部主力株に買い戻しの動きが入ったものの、総じて軟調にもみあ展開。ドル/円JPY=EBSが109円前半と円安の進行に一服感がみられていることに加え、10月1日に9月日銀短観、2日にECB理事会とドラギ総裁会見、さらに3日に9月米雇用統計と重要イベントを控えていることから、様子見姿勢が広がった。 市場からは「米金利の動きと比べると円安のスピードが速すぎる。円安が日本の実体経済に必ずしもプラスにならないとの見方が出る中で、円安を助長する日銀の追加緩和が本当に可能なのかという部分もある。外為市場でのスピード調整とともに、足元の国内景気に対する懸念が日本株の上値を抑える可能性がある」(高木証券・投資情報部長の勇崎聡氏)との声が出ている。 個別銘柄では住友商事(8053.T: 株価, ニュース, レポート)が前日比で約12%下落。29日、米国タイトオイル開発プロジェクトについて約1700億円の減損損失などが発生する見込みとなり、2015年3月期の連結純利益予想を100億円(従来2500億円)に下方修正したことが嫌気された。半面、コーエーテクモホールディングス(3635.T: 株価, ニュース, レポート)は反発。14年4─9月期連結業績予想を上方修正したと発表したことが好感された。 東証1部騰落数は、値上がり357銘柄に対し、値下がりが1378銘柄、変わらずが88銘柄だった。 日経平均.N225 終値 16173.52 -137.12 寄り付き 16252.72 安値/高値 16058.72─16252.72 TOPIX.TOPX
終値 1326.29 -11.01 寄り付き 1334.21 安値/高値 1315.53─1334.36 東証出来高(万株) 233895
東証売買代金(億円) 22798.9 (長田善行)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HP0GH20140930?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true 焦点:生産悪化で日銀物価シナリオに逆風、頼みは円安効果 2014年 09月 30日 17:11 JST http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKCN0HP0O320140930&channelName=topNews#a=1 1 of 1[Full Size] [東京 30日 ロイター] - 8月鉱工業生産が市場予想を大幅に下回って悪化し、2%の物価目標達成を掲げる日銀に逆風となりつつある。生産減少によって製造業の稼働率低下に歯止めがかからなくなれば、設備や人手の不足などで需給ギャップ改善し、物価を押し上げていくという日銀シナリオに陰りが出てくる。 ただ、急激な円安進行で、物価が押し上げられる効果もこの先で顕在化するとみられ、円安が景気や物価に及ぼす影響力が大きな焦点になりそうだ。 8月鉱工業生産は前月比1.5%減と、事前予測の0.2%上昇を大きく下回った。裾野の広い自動車をはじめ全15業種中10業種で減産となった。 同時に公表された予測指数から試算すると、7─9月の生産は4─6月期と比べて0.7%のマイナスとなる見通し。 日銀は9月5日に公表した金融経済月報で「7─9月の生産は概ね横ばい」とみていた。特にはん用・生産用・業務用機械は「内外の設備投資が改善を続けるもとで、増加基調を維持する」としていたが、8月は前月比7.4%と大きく落ちむなど、減産の広がりは、日銀にとってネガティブサプライズになったと思われる。 生産の下振れで7─9月期の国内総生産(GDP)成長率は、前期比年率2─3%台の小幅な改善にとどまる可能性が出てきた。2014年度の実質GDP成長率は、日銀が見込む1.0%を大幅に下回るのは確実だ。 黒田東彦総裁は、日銀の政策目標について「あくまで物価」(8月8日定例会見)と繰り返しており、成長率が下振れても、物価が想定通りであれば現状の政策を続ける姿勢を強く示している。 しかし、生産の下振れが今後も続けば、設備の稼働率が低下、ひいては改善が続く雇用にも影響し、需給ギャップの改善に水を差す可能性がある。日銀内でも、来年度以降の物価上昇圧力を弱める要因になりうるとの見方が一部で出てきた。 足元の雇用情勢は、8月の有効求人倍率が1.10倍と3カ月連続で同水準に足踏み。先行指標である新規求人倍率は1.62倍と2カ月連続で低下するなど雇用の改善基調に一服感がみられる。 日銀では今年1─3月期にプラス0.6%と6年ぶりの水準に改善した需給ギャップについて、4─6月に消費税率引き上げの影響で悪化した後は再び改善傾向に入り、物価上昇をけん引するとみている。 しかし、弱い生産が示しているように、すでに7─9月の需給ギャップの改善も想定より緩やかになっている可能性は否定できない。 こうした中で、支援材料になり得るのが9月以降の急激なドル高/円安の進行だ。日銀では、円安進行が輸入物価の上昇要因になるだけでなく、企業収益の改善を通じて国内投資や雇用・賃金に波及し、需給ギャップを改善させると見込む。 消費税率引き上げ後の景気の立ち上がりが、日銀の想定よりも後ずれしている感は否めない。 ここで、最近の円安進行が新たな支援材料となり、反動減収束後の景気・物価の押し上げ要因として効いてくるのか、日銀シナリオは正念場を迎えつつある。 (竹本能文、伊藤純夫 編集:田巻一彦)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HP0O320140930?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true 消費再増税なら「政策効果吹き飛ぶ」の声、市場の期待は限定的 2014年 09月 30日 17:38 JST http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKCN0HP0P820140930&channelName=topNews#a=1 1 of 1[Full Size] [東京 30日 ロイター] - 鉱工業生産など経済指標の悪化が嫌気され、日本株は利益確定売りに押されている。景気の悪化は金融緩和や財政支出など政策期待を高めるものの、足元の経済データが景気低迷を示しているだけに、市場の期待は盛り上がらない。 10%への消費増税があれば効果が吹き飛ぶと懸念されているためだ。財政再建などの制約もあり、次にとれる政策の選択肢も限られるとみられている。 <政策期待高まるも株価は下落> 経済指標の悪化は、金融相場(流動性相場)の下ではそれほど悪い話ではない。追加金融緩和など景気対策の期待を強めるため、むしろプラス材料と受け止められることもある。 鉱工業生産や家計消費など30日に発表された国内の8月経済指標が大きく悪化したことで、市場では政策期待が高まった。 東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏は「生産が市場予測を下回ったことについては、あまりよくない印象だ。足元の落ち込みが改めて認識された」と指摘。そのうえで「悪い経済指標が出てくると、来年10月の消費税増税の実施に向け、政府の経済施策に対する注目が強まっていくことになる。今月の安倍首相と日銀の黒田総裁の会談後に広がりつつあった日銀の追加緩和への期待も高まることになる」と話している。 しかし、日経平均.N225は30日の市場で一時200円を超える下落。経済指標の悪化を政策期待がカバーするには至らなかった。「政策期待はそれなりに高まったが、株価をプラス圏に押し上げるほどではない。経済指標をみる限り、金融緩和をしても、財政支出もしても景気は良くなっていないという結果になっているからだ」(国内投信)という。 <強気派のシナリオ崩れ> 消費税を5%から8%に引き上げることを決定した昨年秋。増税によって日本経済全体で約6兆円のマイナスの影響が出るとみられていたが、5兆円の補正予算を実施することで8割程度はカバーできるとされた。 さらに日銀の金融緩和は継続し、株高による資産効果も景気を下支えするというのが強気派の分析だった。4─6月期は落ち込んでも、7─9月期に持ち直すシナリオだ。 しかし、8月鉱工業生産指数速報は前月比1.5%低下と市場予想の0.2%上昇を大きく下回った。在庫も積み上がっており、9月以降も、生産調整が広がる可能性が大きい。8月家計調査でも全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の消費支出が実質前年比で4.7%減と低調。実質賃金は8月も前年比2.6%減とマイナスのままだ。8月の経済指標は、7─9月期の国内景気に大きな不安を抱かせる内容となっている。 昨年は株価が「倍化」したおかげで資産効果が働き、円安のデメリットを打ち消したが、今年は株価は上昇したといってもようやく昨年末の水準を回復しただけに過ぎない。補正予算や日銀追加緩和があっても、消費増税の悪影響が大きくのしかかっている。 5%から8%への3%ポイントに対し、8%から10%へは2%ポイントにとどまるが、1度目の増税の「余韻」が残っているだけに、今秋、10%への消費増税の判断が下されれば、政策効果は吹き飛んでしまうとの市場の懸念は強い。 T&Dアセットマネジメント・チーフエコノミストの神谷尚志氏は「公共事業を請け負う中小企業では、売り上げが増加しているのに利益が減少していることろが多くなっている。輸入品や人件費が高騰しているためだ。政策効果は当局者が期待するほど大きくはならないだろう」と指摘する。 <政策の制約多く> さらに政策の選択肢は、多く残されているわけではない。 すでに日銀は新発国債の約7割を購入しており、追加で買う余地は大きいわけではない。上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(JーREIT)の市場は国債ほど大きくはなく、マネタリーベースを劇的に膨らますには規模が小さすぎる。 また、補正予算を打つにも制約は多い。国の「借金」は1000兆円に膨れ上がり、来年度にはプライマリー・バランス(基礎的財政収支)の赤字半減目標も控える。財政の大盤振る舞いはしにくい。 成長戦略は海外投資家からの期待も大きいが、即効性は乏しく、来年10月の消費増税には間に合わない。 三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジスト、濱崎優氏は「消費増税の影響を打ち消すには、相当な規模の政策が必要であることが、今回の経済データで示された。しかし、最初のインパクトを超える追加緩和は容易ではなく、財政支出も限界がある。円安効果で大企業・製造業の業績は良いかもしれないが、10%への増税は日本経済に大きなダメージを与えそうだ」との見方を示している。 (伊賀大記 編集:田巻一彦) http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0HP0P820140930?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true 消費税上げで景気悪化し、税収増もない事態は避けるべき=安倍首相 2014年 09月 30日 15:23 JST http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKCN0HP0FL20140930&channelName=topNews#a=1 1 of 1[Full Size] [東京 30日 ロイター] - 安倍晋三首相は30日午後、衆議院本会議での代表質問で、消費税率引き上げで景気が悪化し、税収も増加しないという事態に陥ることは絶対に避けなければいけないとの認識を示した。 自民党の谷垣禎一幹事長の質問に答えた。 安倍首相は消費税率の引き上げについて「国の信認を維持し、社会保障制度を次世代に引き渡し、子育て支援を充実するものだ」と説明。「経済再生と財政再建の両立、この道しかない。10%への引き上げについては経済状況を総合的に勘案しながら本年中に適切に判断する」と語った。 足元の経済状況に関しては「消費税率上げや燃料価格の高騰、夏の天候不順による景気への影響に慎重に目配りしつつ、景気回復の実感を全国津々浦々に届ける」とした。 日ロ首脳会談に関しては、11月に中国で行われるAPECの際の可能性を含めて検討する考えを示すと同時に「プーチン大統領の訪日は、引き続き実現を目指していく」姿勢をあらためて示した。ただ、「(訪日の)日程は何ら決まっていない。種々の要素を総合的に考慮して検討する」と述べるにとどめた。 原発については、規制基準に適合する原発の再稼動を進める考えを示す一方で、「原発の新増設については現在のところ想定していない」と語った。 (石田仁志)
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