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「太陽の党」結成記者会見を終え、記念撮影に臨む(左から)元航空幕僚長の田母神俊雄氏、西村真悟衆院議員、次世代の党の石原慎太郎最高顧問=25日午後、衆院第2議員会館(酒巻俊介撮影)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140929/plt1409290916001-n1.htm
2014.09.29
今年2月の東京都知事選で落選しながらも61万票を集め、「田母神新党」結成が取り沙汰されてきた元航空幕僚長の田母神俊雄氏が25日、西村真悟衆院議員と「新党」を結成した。ところが、よくみると、「新党」は、石原慎太郎元東京都知事(現・次世代の党最高顧問)を代表にして結成された「太陽の党」を継承したものだった。石原氏らが日本維新の会に合流したことで太陽の党は消滅した、と思われていたが、実は「政党」としていまだに生き残っていた。「太陽は沈んではいなかった」のだ。
25日の「結党」記者会見で話題になったのは、消えていたはずの太陽の党がなぜ生存していたかだ。石原氏が政界再編などを仕掛けるために温存していたのではないか−という憶測が出た。
ところが、会見に同席した次世代の党の藤井孝男総務会長が、思わぬ理由を打ち明けた。
「ざっくばらんに言いまして、『借金』です。銀行や金融機関に太陽の党が債務を負っていたのを返済するには、政党を残しておかなければならなかったとの理由で、残したんです」
太陽の党は平成24年11月、「たちあがれ日本」から名称を変更する形で誕生した。22年春に結成された「たちあがれ」は、同年夏の参院選で2%以上の得票率を得たため、太陽の党は政治資金規正法上、国会議員が誰もいなくなっても政党として存続することができた。
一方で太陽の党は、平成24年末に政党助成法に基づく政党の解散届を出したため、現在は政党助成金を受けていない。
太陽の党は、政治資金規正法上は政党であり政党助成法上は政党ではないという事態になるが、総務省によると「どちらかの法律が政党と認めれば政党として成立する」という。
ちなみに、石原氏らが抜けた後の太陽の党の代表は藤井氏の秘書が「便宜的」に就いていた。この秘書は、次世代の党の会計責任者になっている。こうした兼務は政治資金規正法上も、政党助成法上も禁止する規定はない。
「田母神新党」=太陽の党は、「次世代の別動隊」なのか。
実は、太陽の党の田母神、西村両氏への継承は、藤井氏らが仕掛けたものだった。ここで、新代表になった西村氏がクローズアップされる。
日本維新の会公認で24年の衆院選に当選した西村氏は昨年、慰安婦に関する自身の発言が問題視され、当時の橋下徹共同代表らから維新を除名された。石原氏らには西村氏への同情論があり、次世代の党結成にあたり、西村氏の合流話が出てきた。ところが、次世代に所属する一部議員が強く反発、西村氏の次世代入りは見送られた。
そこで藤井氏らは、西村氏による太陽の党の継承を次善策として検討を始めた。かねて、田母神氏が新党結成を目指していたこともあり、田母神、西村、石原3氏が調整して、25日に記者発表の運びとなったのだ。
西村氏らは、29日召集の臨時国会中に次世代との統一会派を組み、来年の統一地方選後の衆院解散・総選挙までには「合流」するとのタイムスケジュールを描く。
「自主憲法の制定、国軍の創設、真の歴史観主張と日本の名誉回復…」
西村氏は記者会見で、新生「太陽の党」の基本政策を勇ましく発表した。
石原氏は「存分に活躍してほしい」とエールを送ったが、はたして田母神、西村、石原の3氏が一つの党下で結束するときは、いつになるか。そして、太陽の党は沈まずに生き残り続けられるか。(政治部 村上智博)
◇…今週の永田町語録…◇
(22日)
▽最後はまとまる
谷垣禎一自民党幹事長 前は野党だったので新鮮だ。与党になると活気が違う。党内で大いに議論しても、最後はまとまる。(野党時代に党総裁を務めて以来、党本部で執務することについてインターネット番組で)
▽反射神経
渡辺喜美みんなの党前代表 政治家は反射神経が大事だ。直感、実感、大局観。これらを持っていないと政治家は道を誤る。(党執行部の党運営について、東京都内で記者団に)
(24日)
▽英知を結集
稲田朋美自民党政調会長 政権の経済政策「アベノミクス」の第2章が地方創生で、臨時国会は地方創生国会だ。国民政党のわが党としても英知を結集して議論を活発にしたい。(地方創生に関する党会合あいさつで)
▽置き去りに
野田佳彦前首相 株などの資産を持っている人はいいが、持たざる人は置き去りにされる経済、政治がアベノミクスの本質だと思っている。(建設労働者の集会あいさつで)
(25日)
▽毎日来て
佐藤勉自民党国対委員長 国対を通らなければ国会で法案審議できないと肝に銘じてほしい。(法案提出の立場にいる)副大臣や政務官は毎日来るぐらいの気持ちで当たってほしい。(国対幹部向けの法案説明会で)
▽よろしくない
榛葉賀津也民主党参院国対委員長 遅く始めて早く閉じる。消費税率引き上げなど大事なことを国会会期中に決めないのもよろしくない。(29日召集の臨時国会について記者団に)
(26日)
▽最多タイ
有村治子女性活躍担当相 7つの担当相兼務は民主党政権下の岡田克也前副総理以来で、歴代内閣の中でも最多タイだ。幅の広い、責任の重い、大きなテーマばかり頂いている。(記者会見で)
▽比肩しうる
海江田万里民主党代表 新しい体制になり初めての会議だ。安倍改造内閣に比肩しうる、むしろ、それよりも経験も実績もファイティングスピリットもある皆さんがおそろいだ。(党「次の内閣」会合で)
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