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2014年 09月 29日
【御嶽山噴火で、心配停止の人が31名いるとの報道が出ているのに、菅官房長官が大相撲の表彰式に来ていたのには、マジに驚き呆れた。話題が多い場所だったので、本当は安倍首相が来たかったのかも知れないけど。まだ救出作業が続いている最中に、官邸のTOPがこういう場に出向くのはいかがなものかと。(-"-)】
最初に、社会党の党首だった土井たか子さんが、20日に他界していたという。心からご冥福をお祈りしたい。
<土井さんについては改めて書きたいと思うのだが。まさに野党の代表的な議員、党首として、自民党と対峙して来た人だけに、今の野党議員の体たらくを嘆いておられると察するです。(-"-)>
さて、今日29日から秋の臨時国会が始まるのだけど・・・。
安倍自民党の「一強多弱」状態が続く中、mewとしては、少しでも安倍内閣や自民党に正面から対峙する意気込みを持った「本当の責任野党」&真の野党議員を増やして、国会での論戦、問題追及に期待したいところ。(**)
今月、新体制になった民主党と維新の党の幹部が、自民党を含め、各党の挨拶回りに行ったのだが。
民主党の海江田代表は、新布陣に代わって、かなり強気になっているようで、自民党の谷垣幹事長に「突っ張り」予告までしていたという。(・・)
『民主党の海江田万里代表は19日、枝野幸男幹事長ら新役員と各党にあいさつ回りを行った。自民党の谷垣禎一幹事長が「民主党は重量級の布陣だ。我々も立ち合い負けをしないようにしたい」と水を向けると、海江田氏は「自民党の皆さんの顔を見て、しっかりした布陣にしなければと思った」と応じた。
海江田氏は続けて「『けたぐり』はあんまりやらないつもりだ」と宣言し、29日召集の臨時国会では真っ向勝負で挑む構えを強調。「張り手もやめてほしい」とかわす谷垣氏に、「いろいろな決まり手がある。突っ張りもある」と珍しく強気で攻め立てた。(毎日新聞14年9月19日)』
<また、『民主党の海江田万里代表は「できるだけ丁寧な国会運営、国会での質疑をぜひ首相官邸側にも働き掛けていただきたい」と注文。谷垣氏は伊吹文明衆院議長からも丁寧な議論を促されたことを明かし、「議長のご指導を得ながら頑張りたい」と応じた』とのこと。(時事通信14年9月19日)
安倍自民党の国会運営は、それこそ伊吹議長も忠告していたほど、あまりにも乱暴に進められているので、その点でも野党は一丸となって、自民党に対抗して欲しいと願っている。^^;>
* * * * *
そして、先週には 新党に衣替えした維新の党の江田代表と松野国会議員団代表が、挨拶回りに行ったのだけど。
mew的に嬉しかったことに、何と江田代表が、自民党の谷垣幹事長に対して「最強の野党を目指す」と宣言したという。(@@)
『「最強野党を目指します」。維新の党の江田憲司代表と松野頼久国会議員団会長ら党幹部が26日、結党のあいさつ回りで、自民党の谷垣禎一幹事長らにこう宣言した。しかし、もう1人の橋下徹代表(大阪市長)は「是々非々路線」ともされ、文字通り最強野党を貫けるかは未知数だ。
日本維新の会の時代は、安倍政権に対して「是々非々」の姿勢を取って他の野党から「補完勢力」との批判も浴び、支持率が伸び悩んだ。このため、「維新の党は野党色を強めないと支持の回復はない」(幹部)との声があがっていた。
松野氏は谷垣氏らに「もう『是』はありません」。江田氏もあいさつ回り後、「戦闘モードになって良かった」と語った。(朝日新聞14年9月27日)』
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『「陰の与党」や「偽装野党」の維新、次世代、みんなに要警戒〜真の責任野党を作るべしhttp://mewrun7.exblog.jp/22399919/』『維新の党、大誤算の不安な船出〜結いと溝。民主から合流ナシ。みんなは再分裂かhttp://mewrun7.exblog.jp/22413855/』などでも触れたのだが・・・。
維新の橋下代表&松井幹事長は、今月9日に菅官房長官と会談を行ない、『橋下氏は結いの党と新党を結成した後も、安倍政権に是々非々の姿勢で協力する方針を伝えた』という。(産経9.9)
維新の松井幹事長は、安倍首相と同じ日本会議系の超保守派。安倍氏に維新の党首になるように要請したことがあるほどの安倍シンパで、菅官房長官とも緊密に連絡をとっているし。^^;
橋下代表は、大阪都構想やカジノ導入実現のために、安倍内閣&自民党の協力を得る必要があることから、安倍自民党と全面的に対峙しにくい状況にあるのだ。^^;
他方、旧・結いの江田代表は、自民党と対峙し得る勢力を造ることを第一に考えているため、その点でも、旧・維新幹部との間に溝があると言われていた。^^;
結党大会の時も・・・『旧結い代表の江田憲司共同代表は、ひたすら野党の結集を前面に出すことを訴えた。大会後の記者会見で「橋下氏と私の考えは全く一致している」と強調したが、上京のたびに菅義偉(すが・よしひで)官房長官らとの会談が常態化する橋下氏との間で対安倍政権の足並みがそろっているとは言い難い。(産経9.22)』、
しかも、維新の党では、国会議員団の要職もほとんど旧維新の議員が占めたため、mewも「やっぱ、また自民党の補完勢力になっちゃうのかもな〜」とあきらめていたのだけど・・・。
国会議員団を直接率いる江田代表が「最強野党を目指す」、松井国会代表が「もう『是』はない」という姿勢を示したことは、国会での論戦、野党共闘にはプラスに働くのではないかと思うし。是が非でも、その言葉通りの国会対応を貫いて欲しいと願っている。(**)
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一方、みんなの党では、与党との連携を目指す渡辺前代表と、野党再編への参加に意欲を示す浅尾現代表との対立が激化。
27日に行なわれる両院議員総会が紛糾した場合には、再分裂する可能性があると見られていたのだけど・・・。
しかし、この両院議員総会では、渡辺氏と浅尾氏が歩み寄りを見せたとのこと。<カメラの前で、握手までしてみせちゃったりして。(@@)>
結局、玉虫色決着をはかって、とりあえず分裂を回避したという。^^;
『みんなの党は27日、東京都内で両院議員総会を開き、今後の党の路線について、野党再編と安倍政権への協力をどちらも選択肢とすることを賛成多数で決めた。浅尾慶一郎代表と渡辺喜美前代表の双方の顔を立てたあいまい決着で、党分裂の危機を当面回避した。しかし、野党と与党のどちらに軸足を置くかで両氏の見解は隔たったままで、対立の火種は残っている。
総会には党所属国会議員21人のうち19人が出席した。与党への接近を図る渡辺氏側は「国政選挙を経ずに与党入りすることを排除しない」という議案、野党再編を重視する執行部は「主要政策を放棄して与党化しない」という議案をそれぞれ提出。採決の結果、いずれも採択された。これによって、渡辺氏の主張を容認した半面、与党への無原則な妥協はしにくくなった。
総会後、浅尾、渡辺両氏は記者団を前に握手し、関係修復を演出した。しかし、浅尾氏は「党の政策を丸のみしてくれるなら与党入りするが、政策を放棄してすり寄ることはない」と明言。これに対し、渡辺氏は「野党再編で政策を実現できる状況ではない。てこの原理で安倍政権を動かすのが一番手っ取り早い」と持論を展開し、対立の根深さをうかがわせた。
浅尾氏は、執行部批判を繰り返す渡辺氏を処分する構えをみせていたが、この日は「過去のことは言わない」と述べ、いったんほこを収めた。
総会に先立って開かれた党所属地方議員らとの会合では、党の結束を求める意見が相次いだ。出席者によると、浅尾氏は「今日で決着をつける。みなさんには一切迷惑をかけない」と陳謝。渡辺氏が「代表に復帰させろと言っているわけではない」と釈明する場面もあったという。(毎日新聞14年9月27日)』
* * * * *
みんなの党は、17日の役員会で「国政選挙の洗礼を経ずして与党入りするという選択肢をとらない」という党の方針を決定。渡辺氏がこれに異論を唱え、分党も辞さない構えを見せていたのだが。周辺の議員が、党分裂を回避するために、渡辺氏と浅尾氏を説得。
そして、渡辺氏側が出した「国政選挙の洗礼を経ずして与党入りしていくという選択肢を排除しない」(=「国政選挙前の与党入りも選択肢として加える」)という議案も、浅尾氏側の「みんなの党の政策を変えてまで、与党化はしない」(=あえて与党との連携は目指さない?」)、「(与党再編、野党再編を問わず)最善の選択肢をとる」という議案も了承して、与党との連携も野党再編参加も、どっちもありという玉虫色の決着をはかることで、いったん対立をおさめることにしたのである。^^;
* * * * *
渡辺氏らの周辺が動いたのは、地方議員から分裂回避を要望する声が強かったことや、党が分裂した場合、国会活動や与党との連携においてもマイナス要素が大きいからのようだ。^^;
みんなの党は、08年に結党してから、着々と地方議員、地方支部を増やしていて。いまや地方議員287人、地方支部を332まで拡大している。(・・)
<実は、地方組織がまだ十分に整っていない維新としては、みんなと合流して地方組織を拡充したいという思惑があるのよね。^^;>
地方の議員や支部にしてみれば、既に来春の統一地方選に向けて準備を進めている中、こんな時期に党が分裂するのはめっちゃ困るわけで。党本部には、地方から分裂回避を望む多数の声が届けられていたという。(++)
また、みんなの党には参院議員が12名いるのだが、党分裂によって10名以下になると、法案提出権や議員運営委員会の理事ポストなどが確保できなくなるとのこと。
それに、昨年、安倍首相が渡辺氏と直接会って、与党への協力を呼びかけたのも、みんなの党に参院議員が12名いることが大きいわけで。<自民党は参院過半数に9名足りず。その分、公明党に依存せざるを得ないのだけど。みんなと連立を組めば、公明党切りをしても参院過半数を維持できるので。>
与党連携を重視する渡辺陣営は、党分裂によって、自民党への「ウリもの」である参院議員の数を減らしたくなかったのである。(~_~;)
ただ、渡辺氏は総会後も記者団に対して、「(野党再編は)現実的にありえませんね。だって野党再編したって、政策実現できるような状況では全くないじゃないですか。ねじれがない国会でどうやって政策実現していくんだとなったら、与党を動かすしかないじゃないですか」と浅尾陣営の考えを一蹴するような発言をしていて。早くも浅尾陣営から反発を買っているとのこと。^^;
おそらく今日からの国会の対応(運営、質問の内容など)でも、自民党に協力するか否かで、何かのたびに、渡辺派と浅尾派がもめることになるのではないかと思うし。みんなの党の内紛はまだまだ続くのではないかと。そしてまた、「偽装与党」or与党寄りの野党(=「ゆ」党)として,結局、安倍自民をアシストするのかと思うと、ゲンナリしてしまうmewなのだった。(@@)
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