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2014年 09月 28日
昨日27日昼頃、長野県と岐阜県の県境にある御嶽山が噴火。数十名の重軽傷者が出ているほか、100名近くが下山できず孤立しているのではないかと見られている。(1名死亡、6名が意識不明、30人以上が行く不明との情報も)。
被害者の方にお見舞い申し上げると共に、少しでも早く負傷者や被災者が救出されるようにお祈りしている。
mewは噴火の予知は、地震などに比べてもう少し発達していると思っていたので、今回の災害には驚いてしまうところがあったし。
今回のニュースを見て、「ここまで大規模な噴火なのに、事前に予知をして入山を規制することができなかったのか」と疑問を覚えた人が多かったのでないかと察する。(・・)
御嶽山は3000メートルを超える高い火山で、1979年に比較的大きな噴火が発生。その後もごく小規模な噴火が起きるなど、周期的に活発な活動を繰り返しており、日常的に観測が行なわれていたとのこと。
ただ、今月10日頃から急激に火山性の地震回数が増加し、11日には80回以上を数えたものの、その後は地震回数が減少。マグマの動きを表すデータにも変化はなかったため、気象庁は今回の噴火は予知できなかったという。(-"-)
* * * * *
MY知人は、地震の予知に大きな関心を持っていて、色々な本やサイトをチェックしていて。よく「小規模な地震が続いた後、いったん地震が沈静化し、10日から2週間ぐらい立ってから大地震が発生するケースが少なくないので注意した方がいい」という話をしているのだけど。
<ただし、1年以上立ってから大震災が起きるケースもあるとか。^^;地球(地殻変動)にとっては、人類の2週間はほんの1秒にも満たないような一瞬にしか過ぎなず。イメージとしては、ウズウズして、チョット息をついた後、ド〜ンと動くという感じで。そのチョットが、2週間とか1年になるらしい。(@@)>
実は関東地方では、今月にはいって、震度3〜4の地震が相次いで起きているので、mewの警戒アンテナがビクビクしているところだ。(~_~;)
自然災害の予知は、本当に難しいとは思うし。あまり警戒し過ぎて、社会や日常生活に支障が生じるのも困るので、いかに対応すべきか難しい面もあるとは思うのだけど。
ただ、10年、100年の単位でも、2週間、1年の単位でも、「天災は忘れた頃にやって来る」と言えるのではないかと。過去の災害の記録や周期などはもちろん、10日〜2週間前のサインにも、もう少し敏感になる必要があるのではないかと改めて思ったmewなのだった。(・・)
<噴火で言えば、日々の火山性の地震の回数を簡単に調べてたり、一定期間内に多発している場合には、それを知らせる仕組みがあるといいかも。(++)>
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そして、このような災害が起きると、やはり気になるのは、果たしてこのまま原発政策を推進してもいいのか、またどんどんと原発を再稼動させていいのかということだろう。(**)
先日もNHKで大災害に関する特集番組(「巨大災害MEGA DISASTER地球大変動の衝撃」)をやっていたのだけど。日本は、いつどこで大噴火や大地震(&大津波)が起きても不思議ではない国だということを、改めて認識させられた人も多いのではないかと察する。(・・)
そんな日本に、原発を導入し、原発政策をどんどん推進して、50基以上もの原発を造ったこと自体、ある意味ではアンビリバボーなことだし。ましてや、今から数十年以内に関東地方や南海トラフ地域などで、M8〜9規模の大震災が起きる可能性があると言われていて。日本政府も、各自治体もそれを警戒して、対策を講じている最中だというのに。
他方で、着々と各地の原発再稼動の準備を進めていることに大きな違和感を覚えるのは、mewだけではあるまい。(`´)
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安倍首相は、22日にニューヨークで「安全が再び100パーセント確保されない限り、原発再稼動は行わない」と語ったとのこと。 (・o・) ha〜?
『安倍晋三首相は22日、原子力発電所の再稼働について、安全が再び100パーセント確保されない限り、行わない方針を示した。国連総会の合間に行われたワールド・リーダーズ・フォーラムで述べた。
首相は、現在日本は完全に化石燃料に依存していると指摘した上で、政府は再生可能エネルギーの早期導入を目指していると述べた。原発に関しては、安全が確立された場合に限り、再稼働するとの考えを示した。(ロイター14年9月24日)』
mewは、「安全が100%確保された原発」など存在しないのではないかと思うし。
安倍首相や日本政府が、どのように「100%の安全確保」を確認、保証し得るのか、その言葉に対して本当に責任がとれるのか疑念と不信感が募るばかりだ。(-"-)
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また、政府は今、早期に原発の再稼動を進めるべく、積極的に動いているのだが・・・。
その再稼動第一号に目されている川内原発(鹿児島)を擁する自治体に、原発事故が起きた場合「政府は責任をもって対処する」などと明記した文書を手渡したという。(~_~;)
『政府は12日、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の再稼働を進めるとする政府方針を示した文書を、立地自治体の鹿児島県と薩摩川内市に渡した。政府方針は、原発事故が起きた場合「政府は責任をもって対処する」など、地元不安に配慮した表現を明記。再稼働や事故対応に国が関与する姿勢を鮮明にすることで、再稼働への地元同意取り付けの地ならしを進めたい考えだ。
「エネルギー政策上の原発の必要性と安全性の確保について、政府の考え方が明確に示された」。小渕優子経済産業相名の文書を県庁で渡された伊藤祐一郎知事は、記者会見で政府方針を高く評価した。薩摩川内市役所で受け取った岩切秀雄市長も「安全性に国が責任を持つことが確認できた」と語り、県、市とも、住民説明会など地元同意の手続きを加速させる。(毎日新聞14年9月12日)』
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mewには、住民の安全を最も重視しなければならない立場である自治体の長が、安易に「安全性に国が責任を持つことが確認できた」と語り、政府と共に再稼動を推進させようとしていることも、理解し難いところがある。(-"-)
彼らは、福島第一原発の事故が起きた後の、政府(&東電)の対処の仕方を見ていないのだろうか?(@@)
事故後、3年以上立っても尚、内部の状況も正確にはつかめず。高濃度の放射能を含む汚染水の対応もできず。周辺地域の除染や汚染土などの処理もなかなか進まず。
そして、被災住民の対応もいまだに十分に行なわれていないことを、知らないのだろうか?(-"-)mite-minu-furi?
しかも、川内原発の場合、巨大噴火による危険性が全国で最も高いと指摘されているのである。^^;
『規制委が新規制基準に適合していると判断した九州電力川内1、2号機(鹿児島県)は、巨大噴火に襲われる危険性が全国の原発の中で最も高い、というのが専門家の一致した見方だ。本来なら原発の安全審査の前に、こうした検討を進めておくべきだった。日本は世界有数の火山国であり、規制委や電力会社は、噴火の脅威を侮ってはならない。
川内原発周辺には、阿蘇や鹿児島湾など、マグマの大量噴出で土地が陥没したカルデラ地形が複数ある。日本ではカルデラ式の巨大噴火が1万年に1回程度起きている。(毎日新聞14年9月8日)』
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川内原発の周辺には、阿蘇山を含め、複数のカルデラ噴火を起こす可能性がある箇所が存在する。
そして、もしカルデラ式の巨大噴火が起きた場合、100km以上の範囲に到達するような大規模な火砕流が発生して、全てを破壊、燃焼して行く危険性があるというのだ。<また、噴火が起きた場合、周辺住民の避難が困難になるおそれがあるという。>
原子力規制委は、大規模な噴火が起きる可能性は低いし、監視体制を調えれば前兆を予測できると主張しているのだが。火山の専門家の中には、いつ噴火がいつ起きるかわからないし、予知もできるかわからないと反論する人が少なからずいるとのこと。(~_~;)
<それに前兆が予測できたところで、下の記事にもあるように、原発(特に核燃料)は他の箇所に移転、避難することは不可能なので、原発事故は防げないんだよね。(-"-)>
『九電と原子力規制委は、川内原発の半径160キロ圏内に位置する複数のカルデラが、破局的な噴火を起こす可能性は十分に低いうえ、全地球測位システム(GPS)などによる監視体制を強化すれば、前兆を捉えることができるとの見解だ。
しかし、火山学者からこうした見方に異論が出ている。火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣・東大名誉教授は、ロイターの取材に対し、川内原発の運用期間中に、破局的噴火が起こるかどうかについて「起こるとも、起こらないとも言えない」と述べた。
原発に高温の火砕流が到達すれば、重大事故につながりかねない。予知ができれば、原子炉を停止した上で、核燃料を火砕流が届かない場所に移すことになるが、核燃料の搬出は、数カ月程度では終わらない作業だ。「3カ月後に巨大噴火」と予知できても、人は避難できるが、原発は避難できない。
東大地震研究所の中田節也教授は、カルデラ噴火の前兆は確実に捉えることができるとの見方を否定する。中田教授はロイターの取材に対し「とんでもない変動が一気に来た後に噴火するのか、すでに(十分なマグマが)溜まっていて小さな変動で大きな噴火になるのか、そのへんすら実はわかっていない」と話した。(ロイター14年5月30日)』
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しかも(噴火の種類は少し違うけど)、今回の御嶽山の噴火で、改めて大規模噴火の予知が難しいことがわかったわけで。
これを機に、政府(安倍内閣)も原子力規制委員会も、専門家も、そして主権者である私たち国民も、もう一度、原発政策の継続、原発再稼動の是非を考え直す必要があるのではないかと訴えたいmewなのだった。(@@)
THANKS
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