http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/888.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52081732.html
2014年09月27日 「ジャーナリスト同盟」通信
<会場をうならせる国連演説ゼロ>
ニューヨークの国連総会で日本の首相は、何を訴えたかったのだろうか?首を傾げてしまう。ふと三木武夫や大平正芳・宮澤喜一らを思い浮かべた。彼らなら会場をうならせる、右顧左眄しない日本ならではの演説を用意したであろう。所詮、ナショナリスト首相や彼を支える右翼官僚にそれを期待するのは無理である。モノほしそうに「貢献」というむなしい言葉の連発だけが耳に残った安倍演説だった。深刻すぎる気候変動への具体策も聞こえなかった。
<相変わらずの金ばら撒き>
安倍の言う貢献とは、金のばら撒きだった。エボラ熱はいいにしても、戦争のための金にも「出します」と叫んだ。安倍の言う積極的平和主義とは戦争に加担する、それも金で、というものだ。
中東に限らない。紛争の根源は貧困・差別である。これに目を向けなければ、ワシントンの戦争屋に利用されるだけである。都合の悪い勢力を「テロ」と決め付けて、軍事的制裁を加える。こんな対症療法では病は治らない。
せっかくの米国訪問である。オバマと会談すればいいのに、プーチンと二股をかける安倍を毛嫌いしているホワイトハウスにその気はなかった。
<NHKは安倍側近記者を特派員>
官邸筋で知られるNHKの女性記者が、なんとニューヨークで特派員としてマイクを握る映像が飛び出した。例の問題会長のモミイが、気を利かして彼女を送り込んだもの、と社内で見られている。
問題なのは、彼女の目が狂っているということにある。決して安倍批判をしない、出来ないというジャーナリスト欠陥人間だからである。
案の定、彼女は安倍・国連外交を褒め上げていた。NHKは国民に奉仕する立場を放棄、安倍・官邸の広報機関に徹している。
<足元では敗戦後の子供たちが>
日本もまた、貧困で泣いている子供たち、若者たちがいる。子供を捨てる人たちがいる。これらを同じNHKが報道している。モミイに必死で抵抗する職員の存在を印象付けている。世界で起きている貧困問題が日本でも起きている。
まともに食事が出来ない幼子、学校に行っても仲間はずれ、不登校へと転落してゆく学生。目下、神戸で発生した小学生殺害事件の犯人にも、貧困がまとわりついている。貧困と差別が事件の根源にある。
成長過程の子供にご飯も与えられない家庭の存在、それは敗戦後のころを生きた者にはわかる。そうした家庭がいま相当数いるというのだ。映像の迫力は活字を凌駕する。
三井財閥のモミイにはわかるまい。たぶん、見ていなかったであろう。昨夜は「赤ちゃんポスト」も取材していた。年金を払えない、健康保険に入れない、結婚も出来ない、という非正規社員は、小泉内閣時代に竹中という慶大教授らが強行した雇用制度である。
本来であれば、分業・分担というワークシェアリングで対応するのが、公平・公正の原則である。これが安倍政治には全くない。
安倍・自公内閣には、こうした足元の厳しい現実を解決する能力・視点がない。国家主義の行き着く先である。弱者への視点がないと、必然的にさらなる社会混乱へと突き進むだろう。
<お笑い!国連常任理事国入りに必死>
足元にたくさんの課題を抱えている日本である。貿易立国の破綻が見えてきている。急激な円安で家計も中小企業も傾いてきている。全国の津々浦々から人々の悲鳴が聞こえてきている。
しかし、国粋主義者の耳には届かない。自己の体調と、残るはA級戦犯の祖父の遺言、平和憲法を解体して「軍国主義の神の国」にすることにのみ集中する安倍である。この1年半の行動が如実に示している。
東電福島原発問題は、その場しのぎの対症療法でごまかしている、そんな安倍・自公内閣ではないか。
当人は国連安保理常任理事国入りを目指している。一転して中国批判を止めた。ならば、せめてまともな歴史認識を示す国連演説の機会だったはずだが、それは出来ない安倍である。
軍国主義化と国連での発言権強化、これこそが強い日本だと信じ込んでいるナショナリスト、そんな安倍を支援する不気味な宗教勢力と財閥である。足元は貧困と格差拡大で大きく揺れている。無茶すぎる国粋主義者の野望である。
世は地球規模で動いている。安倍の身勝手な野望を受け入れる隣人はいない。国際社会もNOである。たとえNHKや読売が宣伝しても、日本国民が黙ってついていくだろうか。
日本もまた貧困に目を向けよ、地方創生などという宣伝にごまかされる日本人ではないはずだ。
2014年9月27日記
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK171掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。