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2014年 09月 26日
昨日、あの元航空幕僚長の田母神俊雄氏と元維新の西村真吾氏(衆院議員)が、「太陽の党」を継承することを発表。(・・)
次世代の石原慎太郎氏と藤井孝夫氏も会見に同席しており、次世代の強大政党として(&安倍首相の支援政党として?)、また日本の国会で最も右寄りの超保守政党として、政治活動を行なって行くことになりそうだ。^^;
『元航空幕僚長の田母神俊雄氏と西村真悟衆院議員(無所属)は25日午後、国会内で記者会見を開き、新党「太陽の党」の結成を表明した。西村氏が代表、田母神氏は代表幹事兼国民運動本部長にそれぞれ就いた。当面、国会議員は西村氏1人だが、次期国政選で党勢拡大を狙う。会見には次世代の党の石原慎太郎最高顧問も同席した。
新党は石原氏が代表を務めていた「太陽の党」を継承する形で運営する。主要政策としては、(1)憲法廃棄と自主憲法制定(2)国軍の創設、拉致被害者の救出(3)真の歴史観主張と日本の名誉回復(4)家族の復活、移民受け入れ反対、外国人参政権反対(5)原発再稼働、消費税10%凍結、相続税廃止−を掲げた。(産経新聞14年9月25日)』
『西村氏は会見で「誇りある日本の再興を目指し、国民運動としての政治活動を展開したい」と意気込みを語り、田母神氏も「日本の国を取り戻すためにがんばる」と強調した。(中略)
石原氏も会見に同席し、西村、田母神両氏に「存分に活躍してほしい」とエールを送り、自らを含めて「暴言・暴走トリオだ」などと終始、上機嫌だった。(同上)』
* * * * *
西村代表は、昨日の会見で、同党の国民運動を具体的な内容について問われ、このように説明。
「具体的に憲法を取り戻す。国軍を創設する。歴史を取り戻す。つまり東京裁判史観から脱却する。教育を再建する。このような今、国民が熱望している緊急課題、そしてもちろん領土を守る。拉致された国民を救い出す。これを具体的に実行できる国家体制をつくるということは、国民の総意なくしてはできない。その先頭に田母神俊雄閣下になっていただくということだ」
また、田母神幹事長は、昨日の会見で、次世代の党と共に(次世代よりも)先に行って、砕氷船的役割を果たすことに意欲を示していた。^^;
「田母神氏「日本の政治ってタブーが多いですよね。だから、なんでも自由に議論されなければいけないんですが、これは言ってはいけないというようなことがちょっと多いんじゃないかな、と。今自民党が、安倍晋三首相が何かをやろうとしても足を引っ張られることが多い。
私は次世代の党は自民党よりも先に行って、今の制度がやりやすいようにいろいろ砕氷船的な役割を果たすんじゃないかと思っているんですけど、さらにわれわれは、その砕氷船的役割を果たせるのではないかと思っている」
<発言部分は、産経新聞の会見詳報より。>
* * * * *
安倍首相や石原慎太郎氏らは、日本最大の超保守団体である「日本会議」に所属。また、安倍氏は、次世代の平沼代表と共に、超党派の超保守議連「創生日本」を率いている。
そして、新代表になった西村真吾氏(66)は、日本会議にも創生日本にも所属しており、国会議員の中でも最右翼に近いコアな超保守派の政治家。(@@)
以前から過激な発言で知られており、昨年5月には問題発言により維新を除名されたため、無所属で活動。近時はツイッターやブログの書き込みが、時々、物議をかもしている。^^;
<西村氏は、元弁護士。93年に民社党公認で衆院選に初当選。その後、党の合流や解体などもあり、新進党、自由党を経て、03年に民主党に移るも、05年に弁護士法違反で逮捕されて、同党から除籍処分を受ける。(07年、有罪判決が確定し、弁護士資格を剥奪される。)
改革クラブ公認で出馬した09年衆院選で落選してからは、たちあがれ日本に入党。た党が、太陽を経て維新と合流したことから、12年の衆院選では維新公認で比例近畿ブロックから出馬して当選し、衆院に復帰。
しかし、13年5月に維新の会合で、「日本には韓国人の売春婦がうようよいる。反撃に転じた方がよい。」、「大阪の繁華街で『おまえ、韓国人慰安婦やろ』と言ってやったらいい。」と発言したことが問題視され、同党からも除名処分を受け、無所属になる>
http://mewrun7.exblog.jp/20509895/
(関連記事・『維新の西村が問題発言で離党&石原も橋下批判。安倍も共有の超保守思想全開』)
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他方、新幹事長になった田母神俊雄氏(66)は、元航空幕僚長。こちらもかなりコアな超保守思想の持ち主で。08年にアパ・グループ主催の懸賞論文に応募し、大東亜戦争の侵略性を否定&蒋介石国民党やアメリカを操ったコミンテルンによる策謀論を展開する論文で最優秀賞を受賞したことが問題視され、麻生内閣の意向で退職せざるを得ないことに。
その後は、軍事評論家として活動するかたわら、日本会議などの超保守団体の講演や政治活動に参加して、こちらも過激な発言を続けている。14年2月に都知事選に出馬して61万票獲得するも落選。(この時、石原慎太郎氏などが応援。)次は国政進出を目指すとして、新党の立ち上げを計画していた。^^;
* * * * *
そんな折、石原氏らが13年に結党した「太陽の党」が、まだ政党として存続しているので、それを継承する話が浮上したとのこと。<太陽は、党として借金があり、その返済を続けていたため、石原氏が維新に合流した後も、存続させていたんだって。>
で、石原、平沼、藤井氏の超保守・長老トリオの勧めもあり、西村氏と田母神氏の2人で、太陽党を継承することになったという。(@@)
そもそも石原氏が、13年に都知事を辞任して国政復帰することを決めたのは、「現憲法を破棄して、新憲法を制定」した上で、日本の戦後体制(教育、国や社会の仕組み、安保軍事、非核論など)をいったん壊して、再構築するため。(-_-;)
<安倍首相が唱える「戦後レジームからの脱却」「教育再生」「強い日本を取り戻す」の過激バージョンね。^^;>
しかし、石原太陽が合流することに決めた維新の会の橋下代表は、石原氏らの過激な超保守政策を好まず。次世代も含めて、若い議員も過激な表現には抵抗を示しているため、石原氏は自分の本当の政治目標を、維新や次世代の綱領や政策に明記することができず、フラストレーションがたまっていた。
そこで石原氏は、同じような考えを持つこの2人に太陽の党を託して、自分の思想や主張をアピールしてもらおうと。そして、田母神氏も言っていたように、国や政界の厚い氷をかち割って行く粉砕船の役割を果たして欲しいと考えたようだ。(~_~;)
<ただし、次世代と太陽が統一会派を組むなど、連携して行くかはビミョ〜な状況。何分にも彼らはあまりに過激&コアな超保守派ゆえ、次世代の議員にも警戒感があるようだ。
『田母神氏は会見後、都内で「田母神戦争大学」(産経新聞出版、共著)の出版記念パーティーを開催。石原氏や平沼赳夫党首ら次世代の国会議員約10人が駆け付けた。ただ、同党内には「西村氏らと連携すれば保守色が一段と濃くなり、野党間協力の構築が難しくなる」との不安も消えない。(産経9.25)>
* * * * *
いや〜、世の中、どんどん右傾化しているらしいとはいえ、まさか国会にこんな過激で右翼的なな超保守政党が誕生するとは思わなかったですぅ。_(。。)_
<これまでもウヨ的な政党はいくつかあったけど。国会議員を擁した国政政党としては、最右翼では?(++) そう言えば、石原氏は自民党にいた頃、青嵐会なる右翼グループを作っていたけど。党内の支持を得られなかったんだよね。^^;>
ただ、mewは、この政党&2人を逆利用したいと考えている。(・・)
田母神氏は、今年の都知事選の最中も、「安倍総理は、本音では田母神を支持しているのではないかと思います」と主張。また機会あるごとに、「安倍内閣を応援しよう」と呼びかけているのだけど。
実際、安倍氏は田母神氏と交流があって、お互いに応援し合っている関係にあるのだ。(・・)
<安倍氏は、田母神氏の講演に顔を出したり、田母神氏を激励する会合「タモちゃんのお礼の夕べ」にも参加して、同氏を評価する内容の挨拶をしたりしてたこともあるしね。・・・え?まさか、「素性は知らない人だけど、たまたま同じ会場にいて、写真やビデオに一緒に映っただけだとは言わないでしょうね〜。(~_~;)>
もし西村氏や田母神氏が、安倍首相と自分たちの思想や主張が一緒であることをアチコチでアピールしてくれれば、一般国民の中にも、安倍首相が極端な思想の持ち主であることに気づく人が、チョットは増えるかも知れないでしょ?(@@) <目には目を、ウヨにはウヨを!?(^<^)>
そして、どうせなら自民党や次世代に行くはずだった票が、若いファンの多い田母神太陽に回るといいな〜と。その方が、安倍自民党の足を引っ張ることになるのでいいかも、と思ったりもしているmewなのだった。(**)
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ここからは、集団的自衛権の行使にも関わる日米ガイドラインの話を・・・。
日米政府は、今年12月に日米ガイドライン(共同防衛指針)を改定することで合意。
安倍首相は、そのこともアタマに置いて、7月に集団的自衛権の行使の解釈改憲を強行して、自衛隊と米軍が一緒に活動できるように環境を整備したと言われている。(-"-)
安倍首相としては、天敵・中国をけん制するためにも、早く日米軍が一緒になって軍事防衛活動をするための指針を作っておきたいところ。
でもって、防衛省は、早速、事務方レベルで米国とガイドラインの改定について協議を行なっており、9月には中間報告を出すと伝えられていたのだけど・・・。
ところが、今月にはいって、中間報告が10月に先送りされるとの報道が。(*1)
さらに、今日になって、複数のメディアで、ガイドラインの改定自体を年内に行なわず、先送りするという報道が出ていたのである。(・・)
* * * * *
『政府は25日、米軍と自衛隊の役割分担を定める「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」について、昨年10月の日米外務・防衛閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で確認していた年内の再改定を先送りする方向で調整に入った。集団的自衛権行使を容認する7月の閣議決定を踏まえた安全保障関連法案の準備作業が並行して行われるが、与党調整に時間がかかると判断した。
江渡聡徳防衛相は25日、就任後初めて米国のヘーゲル国防長官と電話会談。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設をめぐり沖縄の基地負担軽減で一致したが、ガイドラインでも協議したとみられる。ガイドラインの中間報告をまとめるため10月上旬に開く日米外務・防衛当局の局長級会議などで対応を協議するもようだ。
日米両政府は7月の閣議決定を再改定作業に反映させることで一致している。ただ、公明党の理解がスムーズに得られる確実な見通しは立っていない。中間報告も閣議決定に沿ったミサイル防衛や米艦防護などの項目を盛り込むことで合意しているが、内容は詰まっておらず、年内再改定の先送りに傾いた。(産経新聞14年9月26日)』
『政府は自衛隊と米軍の役割分担を定めた日米防衛協力指針(ガイドライン)について米国と合意した年内の改定にこだわらず、年明け以降に先送りする方向で調整に入った。複数の政府関係者が25日明らかにした。
集団的自衛権の行使容認を踏まえた安全保障法制整備の本格化を前に、与党内の足並みの乱れが生じる事態を避ける必要があると判断した。統一地方選後の来年5月ごろの改定も視野に入れる。日本側の国内事情による方針転換に米側の理解が得られるかが焦点となる。(共同通信14年9月26日)』
* * * * *
でも、もし「先送り」の記事が本当だとしたら、mewは安倍内閣が、公明党や統一地方選への配慮だけで、半年も改定を先送りするとは思えないんだよね〜。(~_~;)、
<何かに巻き込まれたくないという思いが強く働いた可能性はあるけれど?>
10日の報道では、『日米両政府は、ガイドライン見直しの中間報告を今月下旬に取りまとめる方針でした。しかし、内閣改造で防衛大臣が交代したことや、中国を刺激したくないアメリカ側との文言の調整に時間が掛かった。(ANN)』、『文言調整に手間取り、内閣改造による防衛相交代も影響。9月中のとりまとめを断念した(毎日)』と記されていたのだけど。
もしかして、米国が日本に求めていることと自衛隊が実際にできそうなこと、また日本が米国に求めていることと米国がやっていいと思うことなどに関して、両者の考えがなかなかかみ合わず、交渉が手間取っているのかもな〜と。
また、米国が求めていることをガイドラインに書き込んじゃったら、公明党はもちろん、一般国民もドン引きするような内容なのかも知れないと。あと、米国は岸田外相、小野寺防相を気に入っていたのに、安倍首相が小野寺氏を交代させたことにムカついたとか・・・ついついアレコレ邪推してしまうところがあるのだけど。^^;
<日本は、何より対中防衛で米軍と共同して軍事活動を行いたいのだけど。米国は、対中防衛には関心がなくて(中国とまともにやり合う気はなくて)、朝鮮&周辺有事や海外での軍事活動のアシスト役(米軍の手足&燃料や必要品の調達役)として自衛隊を使いたいと考えているので、基本的な方針からズレが生じているような感じがあるしね。^^;>
いずれにせよ、(幸いなことに?)安倍政権は外交や経済面だけでなく、安保軍事面でも米国とうまく行っていないのかも知れないな〜と思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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