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2014年09月26日 「ジャーナリスト同盟」通信
<総括しない世紀の失政>
安倍晋三という男は、まるで自分の財布であるかのように50カ国近い国々に金をばらまいているが、すべて日本国民の借金である。安倍の先輩で国家主義者の中曽根康弘は、レーガンという俳優出身の米大統領の顔を立てるために、急激な円高ドル安政策を受け入れて、ワシントンにひれ伏した。いうところの中曽根バブルである。崩壊して1500兆円の資産を喪失した。経済大国・日本はこうして破綻した。世紀の失政であるのだが、いまだに総括していない。
<ナベツネとの悪役コンビ>
一大失政を総括しない日本は、気がつくと現在、1500兆円に近い空前の借金をしているのである。財閥が保有する資産300兆円を投入しても不足である。むろん、悪徳の権化である財閥が、そんなことはしない。財閥金融機関は小泉を利用して血税投入で負債から逃げた。失政の張本人は現在も、のうのうとまだ生きている。
ワルほど長生きする不思議な日本である。
しかも、右翼・国家主義の大元締めよろしくふんぞり返っている。日本財政を破綻させた元凶に、安倍もかしずいている。靖国参拝の大先輩として尊敬しているらしい。こんな悪徳は世界でも珍しい。
理由は悪徳言論人の存在である。世論操作の天才がそばについて中曽根を守っている。ナベツネだ。恩師・宇都宮徳馬を裏切ったナベツネである。最近は特定秘密保護法の支援者として政府部内で活躍している。二人は共に原発安全神話のラッパを吹いてきた悪役としても、よく知られている。
平和主義者の敵である。ようやく気づいた市民が増えてきて、読売購読を止めてきているというのは、うれしい情報である。
宇都宮は、戦前の読売を利用して軍部の経済政策・統制経済を批判した。彼は高杉俊輔という仮名を用いた。いえることは、宇都宮なくしてナベツネは存在しない。そのことをナベツネはわからない。根っからのワルなのだろう。
最近の若い記者は、この辺の事情を全く知らない。それが気にはなる。
<日本を2度も敗北させた中曽根>
中曽根バブルで日本を敗北させ、ついで東電福島原発大惨事で2度目の敗北をさせた張本人である。2度も日本を敗北させた中曽根の悪徳ぶりは、天下広しといえども他に例を見ない。彼はろくでもない息子を、現役首相時代にバッジをつけさせた、と当時の秘書らは嘆いていた。これだけでも相当なワルである。それを受け入れてしまう群馬の選挙民の民度が嘆かわしい。
もっとも、わが故郷の選挙区では、これも驚愕すべきことだが、やくざを国会議員に押し上げていた。いまそのせがれもバッジをつけている。これは公明党・創価学会の戦果である。この一件では、戦争遺児・影山友子と大論争した記憶が残っている。公明党もこのレベルだから、怖いのである。それかあらぬか、やくざ出身地・富津市は財政破綻の危機に直面している。
そういえば、安倍の原発再稼動の先頭を走らせているのは、かつて中曽根のライバル・小渕恵三の娘ではないか。中曽根・ナベツネの策略人事なのか。彼女も悪魔に取り込まれてしまったのだろう。
<最終目標は核武装>
原発推進派の狙いはいうまでもない。日本核武装である。すでに隣国もワシントンも警戒を始めている。CIAの新たな任務のようだ。日本の山積するプルトニウムに世界が注目している。その間に国連の安保理常任理事国入りを果たそうとしている。安倍は、いまニューヨークで画策している最中であるのだが、韓国は早々に反対ののろしを上げた。
安倍の狙いもここにある。祖父の遺言に違いない。神国・日本の核武装論に、いずれ世界が驚愕する日が来るのかもしれない。しかし、そんな金はない。幸か不幸か空前の借金大国なのだから。
<54基の原発を守れない日本>
右翼の面々は相手の立場など考えない。自分ひとりで生きていると思っている。寛容の精神など皆無である。加害者であることも放棄している。被害者の立場など無視している。真実に対して「自虐」だとののしる。これでは交流もできない。人間ではないのだ。
しかし、これはどうだろうか。54基もの原発を建設した中曽根・ナベツネらの野望によって、戦争など出来ない日本になっている現実を。
54基もの原発をミサイル攻撃から守ることなど出来ない。戦争など出来ないのだ。血税を武器弾薬に投入する余裕などない日本である。
<1500兆円の教訓が大事>
1500兆円喪失した時代の詳細を日銀の黒田も安倍も知らない。ただひたすら輪転機を回して、侵略啓蒙家・福沢諭吉を印刷して、株屋を喜ばせているだけでいいのだろうか。
急激な円安は、日本経済の破綻を急がせるだけだろう。中曽根バブルをしっかり総括して、その教訓を学ぶべきではないのか。財政再建を放置する従来の対応でいいわけがない。行財政改革に蓋をしている時ではないだろう。
TPPに狂奔する甘利の顔つきが、今の日本の姿を反映している。
日本に財政家がいるとも思えないが、考えれば考えるほど情けない人材不足の日本であろうことか。
2014年9月26日記
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