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喜納昌吉の沖縄県知事選立候補ほど悪い冗談はない
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140926-00039417/
2014年9月26日 6時47分 天木 直人 | 外交評論家
安倍政権が出来たおかげでこの国の政治がすっかり低レベルになってしまった。
たとえば田母神俊雄、西村慎吾がきのう結成したウルトラタカ派政党だ。
こんなフザケタ政党は、これまでなら悪い冗談だと一蹴された政党だ。
石原慎太郎が駆けつけてエールを送ったという。
自らを含めて「暴言・暴走トリオ」だと上機嫌だったという。分かっているから世話はない。
そうかと思えば、民主党の幹事長になった枝野だ。
読売新聞のインタビューに答えて、安倍政権が閣議決定を強行した集団的自衛権行使容認について、それを実施する関連法案について賛成する可能性もあると語ったという(9月26日読売)。
これでどうして民主党に野党第一党がつとまるのか。
しかし、何と言っても私が一番驚いたのは、喜納昌吉の沖縄県知事選への立候補表明だ。
きのう9月25日の各紙が報じていた。
民主党沖縄県連代表の喜納昌吉が24日那覇市で記者会見し、11月16日投開票の沖縄県知事選への出馬を正式表明したと。
冗談ではないのか。
あってはならない事だ。
その理由はここで書くまでもないが、次のひとつを取ってみても十分だ。
私は喜納昌吉が小沢一郎に担ぎ出されて選挙に出て、民主党ブームに乗って勝った時、直接対談したことがあった。
その時、こいつはだめだと思った。
歌を作ったり歌ったりするには非凡なものがあるかもしれないが、政治家になって活躍する器量はない。
そんな人物を政治家にさせようとした小沢一郎にも疑問を持った。
それからもう十年近くたつ。
最悪の形で、最悪のタイミングで、喜納昌吉が政治の表に出て来た。
しかも、その理由が最低だ。
翁長候補は埋め立て工事許可の撤回を明言しないからだという。
だから自分は辺野古撤回をより明確に掲げて立候補するという。
もはやそんな段階ではない。
翁長候補が知事になった後で仲井真知事と同じように寝返るかもしれないという懸念が指摘された時期はあった。
私も、その可能性を指摘した事があった。
そしてその可能性はあるにはある。
しかし、いまやそんな事を詮索する段階ではない。
安倍政権が自民党が支持する仲井真知事と辺野古移転反対、賛成の一騎打ちを戦う時だ。
勝った後でどうするかの問題はもちろん残る。
しかし、辺野古移転を白紙に戻す事は日米同盟を否定するほどの大事業だ。
それは沖縄県知事ひとりで決められるものではなく、国論を二分する大問題である。
少なくとも翁長知事が勝って、そこまで問題を大きくさせなければいけないのだ。
ここで仲井真知事が勝てば、すべては終わる。
何としてでも今度の沖縄知事選では仲井真知事を負かさなければいけないのだ。
それが出来るのは今は翁長氏しかいない。
喜納昌吉の突然の立候補表明は東京都知事選の脱原発候補の内ゲバの二の舞になるおそれを感じさせる。
安倍政権に対抗する勢力が二分されるようでは沖縄は守れない。
安倍・菅自政権の高笑いが聞こえてきそうだ。
まさか、喜納昌吉の動きの裏に小沢一郎の存在があるのではないだろうな(了)
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