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(回答先: 中国政府は信用ならない。(日々雑感) 投稿者 笑坊 日時 2014 年 9 月 25 日 07:01:32)
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52081557.html
<三井・三菱に屈しなかった北京>
いま北京市内で見かける車というと、タクシーは韓国の現代、ついでドイツ車が幅を利かせている。日本政府の反中政策が、間違いなく日本車を敬遠させていることがわかる。72年以来の最悪の日中関係下、三井・三菱が主導する今回の財閥訪中団は、期待した習近平国家主席との会見を断られた。日本財閥にとっての初めての苦い経験であろう。それまで財閥のボスが北京を訪問すると、時の国家主席は彼らのために時間を割いた。しかし、もうないだろう。財閥の正体を見抜いたからに他ならない。
<右手(東京)で軍国主義>
財閥に屈している新聞テレビは報道できないが、安倍・自公内閣の政策のほとんどが財閥向けであることがわかる。原発輸出や武器製造と武器輸出など戦争国家に向けた政策が際立っている。民意は封じ込められて、格差は異常に拡大している。弱肉強食の財閥国家の様相を呈している。
ナショナリスト政権を誕生させた黒幕は、自民党員では全然ない。財閥の力・資金力によるものだ。財閥がてこ入れした安倍内閣なのである。
彼らは、さも過激派のように右手に武器弾薬を高く掲げている。それを安倍に押し付けて、必死で走らせている。そのために隣国との関係悪化・敵視政策を悪用している。これぞ積極的平和主義というのである。お笑いであるが、そうして列島の日本人を民族主義・国家主義へと洗脳させているのである。それを先導する世論工作を、新聞テレビに押し付けている。
日本軍国主義化は、極右を操る財閥によって実現しようとしているものである。
<左手でオリーブ>
日本財閥に限ったことではないだろうが、財閥は武器弾薬での暴利にのみ目を向けているわけではない。さまざまな製品、たとえば三井はトヨタの車、三菱も車を製造している。そのために中国にも工場をつくっている。
かつては家電製品は日本財閥の専売特許となった。東芝も松下パナソニックも共に三井住友傘下である。彼らが巨大な軍需産業であることについては、あまり知られていない。
東芝に限ると、防衛官僚の天下りが突出している。ことほど武器弾薬に深く関与している。原発にもっとも力を入れていることでも知られている。日本経団連会長の座を狙っていた佐々木という人物は、東電福島原発3号機(東芝製)で核爆発を起こしている最中、それでも「東芝は原発が中核製品」と豪語していた。悪魔に魅入られている東芝首脳部には、ほとほとあきれるばかりである。
要するに、日本財閥は右手に鉄砲を持って、それを安倍・自公政権にやらせている。その結果、隣国との外交を破綻させながら、左手にオリーブをかざして、さも平和の使徒よろしく商売での金儲けをしている。
商売人の悪辣さには反吐が出る思いである。
<二兎を追う財閥>
財閥の暴走なくして、ナショナリスト・国粋主義の暴走などありえなかった。
財閥による天皇制国家主義利用は戦前であったが、車や家電での儲けが期待できなくなった時点で、それは中曽根バブル崩壊からだが、財閥は過去へと逆転して行く。
昔とった杵柄よろしく、ナショナリストとの連携、すなわち天皇制国家主義への回帰である。安倍・自公政権下それを急発進させている。
財閥の野望と危険性について、ここ2,30年来訴え続けてきた筆者である。聞く耳を持つ研究者は現れない。仮にいても声を上げない。生活のために沈黙する卑怯者ばかりの日本である。しかし、ことがことだけに仕方ないとあきらめるわけには行かない。このままだと、軍国主義の再現が本当に起きてしまうからである。
公明党の変質一つとっても、それは理解できるのだから。
ともあれ、財閥は東京と北京で2匹のウサギを捕まえようとしている。東京は捕捉したが、北京では失敗した。北京もようやく財閥の正体に気づいてきた証拠ではないか。
二兎を追うもの一兎も得ず、である。ホワイトハウスとクレムリンの二兎を逃した安倍晋三も同様である。平和主義を放り投げての日本繁栄などありえないのである。
2014年9月25日記
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