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2014年 09月 25日
mewは、このブログで何回も(何十回かな?)、安倍首相&仲間たちのことを「外交オンチ」だと。また、その「コウモリ対応」ぶりを批判し続けている。(・・)
それは安倍首相ら、客観的な視点を大局観を持たず、自分の個人的な思想や思い、目標を優先して外交を展開している上、各国に対して姑息な(=その場しのぎ、ヒキョ〜な)対応を行なうことが多いからだ。^^;
そのために、安倍首相は、外交上、重要な国と信頼関係が築けないどころか、却って不信感や反発を買うことになって。自らの目標も実現できないばかりか、日本の国を窮地に陥れているのである。(-"-)
<日米関係も過去最悪の状態だし。中韓との関係も悪化したままだし。そこそこうまく行っているのは、アジア、アフリカなど、気前よくお金をバラまいている国々だけかも。(信頼を得ているかは不明だけど。利用価値はあると思われている感じ?^^;)>
そして、その外交オンチ&コウモリぶりが、ここに来て安倍首相自らのクビをしめ始めているような感じがある。^^;
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前記事では、ロシアとの関係について書いたのだけど。(『安倍とプーチン、ついに破局か?米追従の日本を批判+安倍自民、節操なき沖縄戦略』)http://mewrun7.exblog.jp/22416200/
安倍首相は今政権で、中国包囲網作り&北方領土返還を目指して、ロシア&プーチン大統領との関係を重視して来たものの、ウクライナ問題が起きてからは、欧米とロシアの板ばさみになり、どっちつかずのコウモリくん状態を続けることに。
結局、今秋のプーチン来日(&北方領土返還)を実現させることができず。しかも、米国からもロシアからも不信感を抱かれることに。^^;
24日にはロシア外務省が、ついに日本政府を強く非難する声明を発表するに至った。(-"-)
ロシアは、日本が欧米の決定に従って追加制裁を行なったことを「対米追従」と指摘。「日本の追加制裁に幻滅した」「この非友好的措置は、日本が独自外交を展開できない無能さを改めて証明した」「一方的制裁は国際関係の緊張を生むだけだ」と痛烈に批判したのである。_(。。)_
<ロシアは、23日にNYで予定されていた日ロ外相会談もキャンセル。安倍首相は、プーチン来日に代えて、11月にAPECでプーチン大統領と首脳会談を行なうことを提案しているのだが、それが実現するかもビミョ〜な状況になって来た。>
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また、安倍首相は、今政権で拉致問題の解決をはかるべく、北朝鮮と交渉を始めたのだけど。北朝鮮に関しても、場当たり的な対応を行なっているため、窮地に陥っている。(-"-)
安倍首相は、これまでは、前政権も含め、北朝鮮を敵視。拉致問題やミサイル発射、核開発などを強く批判して、厳しい制裁を課して来たのだが。
<安倍首相は、06年の前政権時には、国会で「(制裁は)他国より格段に厳しいものになる。私の内閣で決めることなので、北朝鮮側もそれなりの措置になると考えているだろう」「核兵器を開発すれば北朝鮮という国事態の生存の条件が厳しい状況になっていく」と答弁し、北朝鮮を潰すことまで示唆。^^;
また昨年には、北朝鮮と対話路線をとろうとしていた米国のケリー国務長官に、わざわざ「北朝鮮は約束を守らない」を釘をさしていたほど。^^;>
ところが、今年にはいって、北朝鮮が歩み寄りを見せ始めて、日朝協議で拉致被害者などの再調査を行なうこと&秋のはじめまでに1回めの報告を行なうことに合意したことから、コロッと北朝鮮に対する姿勢を転換。
6月には、安倍首相自身が、わざわざ国民に向けて、調査への期待を示すと共に、一部の制裁を解除することを発表することに。また米韓が、北朝鮮の度重なるミサイル発射や核開発に批判を続けている中、安倍内閣は同国への批判をほとんど行なわいばかりか、首相の訪朝まで計画していたため、この件でも米国からヒンシュク&不信感を買うことになったのである。(~_~;)
<関連記事・『安倍がまた米国の怒り買う〜北朝鮮政策の急転で不信感&ケリーの逆襲?http://mewrun7.exblog.jp/22207863/』>
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結局、先週になって、北朝鮮は(案の定、約束を守らず?)、調査結果の報告を見送ることを伝達して来ることに。(-"-)
それでも、安倍首相も菅官房長官も、北朝鮮を強く批判せず。「早期の説明と調査結果の報告を求める」と述べるだけだった。^^;
彼らは、北朝鮮を責め立てて、調査が白紙に戻ることを警戒していたからだ。(~_~;)
『菅義偉官房長官は19日の記者会見で、「夏の終わりから秋の初め」とした北朝鮮側からの報告時期について「双方が認識し、一致していた」と述べ、北朝鮮側の約束違反であることを明確に指摘した。そして、菅氏は「これからが交渉の正念場だ」とも強調した。
ただ、菅氏は直接批判することには慎重だった。日本政府は、報告の遅れを理由に北朝鮮を責めたてて、再調査自体が白紙に戻ることを警戒。外務省幹部はこの日、「『なぜ結果が出せないのか』と憤ったら調査がストップする可能性もある。調査を前に進めることが大事だ」と指摘した。(産経新聞14年9月21日)』
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ただ、もし北朝鮮に譲歩し続けていれば、相手の思うツボになるおそれがあるため、安倍首相&仲間たちは、今後の対応の仕方に苦悩している様子。(~_~;)
『しかし、北朝鮮ペースに引きずり込まれれば“長期戦”を余儀なくされる。山谷えり子拉致問題担当相は19日の拉致被害者家族らへの説明会で「対話と圧力」路線を堅持する姿勢を示した。家族らは「焦らず、確実な報告が得られるようやってほしい」など、粘り強い交渉を求めた。日本政府と家族が「結果を伴う報告」を迫ることで結束した格好で、不誠実な対応が続くようなら、経済制裁の再発動を含めた厳しい対応が視野に入る。(同上)』
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他方、日本政府は以前から、国連機関や欧米諸国に、北朝鮮の拉致は国家による人権侵害行為だとアピールし続けて来たのだけど。
今年5月、国連人権理事会が、調査を行なった上で、主に北朝鮮の強制収容所の存在や同所での処遇を問題視して、北朝鮮の「人権侵害」をまとめた報告書を作成。国連安保理に指導者への責任追及や制裁措置の検討を促すに至った。(・・)
<関連記事・『山谷と在特会、超保守の活動がリンク+北朝鮮、拉致の人権問題化に反発』>
しかも、米国は、自国の記者や旅行者が相次いで北朝鮮に拘束され、なかなか解放されない上に、一部が教科刑を科されたことに怒っていて。日米韓が主導して、国連で北朝鮮の人権侵害問題を追及して行くことを提唱し始めた。(@@)
http://mewrun7.exblog.jp/22408805/
でも、北朝鮮は国連機関などで、自国の人権侵害が問題視されることに強い抵抗や反発を示していて。今月13日にも、北朝鮮の人権研究協会が『人権問題をめぐる米国などの批判を「言いがかり」と批判した。報告書は日本にも言及し、「一部勢力が『拉致』問題を悪用し、わが共和国を人権侵害国に仕立て上げようとしている」と非難した』ばかり。(朝日新聞14年9月13日)』
これまでなら、安倍陣営はすぐに米韓と連携して、国連で北朝鮮の人権侵害を追及することに強い意欲を示したはずなのであるが。
もし北朝鮮が、それに反発を抱いて、もう日朝協議や再調査を中止すると言い出したら、拉致問題の解決がまた遠のくことになりかねない。(~_~;)
<ただ、北朝鮮が経済的にかなり困って、日本に歩み寄っているのも事実ゆえ、多少は相手の足下を見て駆け引きをする余地は十分あると思うけど。(・・)>
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そんなこんなで、mewは、果たして安倍内閣が、今週の国連総会ウィークinニューヨークで、北朝鮮に対してどのような策に出るのか、めっちゃ注目していたところがあるのだけど・・・。(@@)
岸田外務大臣は、23日に行なわれた北朝鮮の人権問題に関する外相級のハイレベル会合で、拉致問題を「重大な人権侵害だ」として、米国などと共に強く批判。EUと共同して、11月にも国連安保理に非難決議案を出す意向を示したという。 (・o・)
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『日米韓の外相らは23日午前(日本時間同日夜)、米ニューヨークのホテルで北朝鮮の人権問題に関する外相級のハイレベル会合を開催した。国連総会の一般討論で演説するため各国首脳らが多数集まるこの時期の会合開催は初めて。
会合は、北朝鮮の人権問題に対する国際社会の関心を喚起するため、ケリー米国務長官が主宰。岸田文雄外相や韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相、フセイン国連人権高等弁務官らが出席した。
岸田外相は会合で、「北朝鮮による拉致は重大な人権侵害であり、被害者自身や、残された家族に何十年にもわたる耐え難い苦しみをもたらしている」と指摘。家族が高齢となり、早期解決が必要だと訴えるとともに、「日本は安倍政権の最重要課題の一つとして、引き続き全力で取り組む」と強調した。
日本と欧州連合(EU)は今年11月、国連総会第3委員会(人権)に北朝鮮の人権状況を非難する決議案を提出する予定。同様の決議は2005年以降、9回連続で採択されている。今回の決議案では文言をさらに強めるなど補強し、多数の国々の支持を得て11月下旬の採択を目指す。(産経新聞14年9月23日)』
『北朝鮮人権ハイレベル会合では、アメリカのケリー国務長官が北朝鮮の労働収容所について強く非難した。ケリー国務長官「われわれは北朝鮮に呼びかけたい。すぐに労働収容所という『悪のシステム』を閉鎖すべきだ」(NNN14年9月24日)』
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実は、今回の国連総会では、北朝鮮のリ・スヨン外相も出席して。北朝鮮の外相としては、15年ぶりに訪米し、国連で演説を行なうことになっているのだけど。
北朝鮮は、ここで同国に人権問題が存在しないことをアピールするものと見られている。(・・)
日本政府は、ニューヨークで、日朝外相会談を行なうことも検討していたのだが。その話は立ち消えになったとのこと。
北朝鮮が、日本が国連で非難決議案を出す意向を表明したことに、大きな反発を示すことは間違いないと思われ・・・。今後の拉致再調査や被害者の返還に、どのような影響を及ぼすのか、懸念されるところだ。_(。。)_
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最後に、安倍首相は昨日、ヒラリー・クリントン氏が主催した女性の権利に関するイベントに出席し、お互いに称え合っていたという。(~_~;)
『首相は女性の社会進出を後押しする日本政府の取り組みを紹介し、「女性の活躍促進には男性の働き方も変えないといけない」などと述べ、会場から拍手を受けた。
クリントン氏は成長戦略に女性の活躍を取り込むとした昨年の国連総会での首相演説を「歴史的だった」と振り返り、女性閣僚を増やすなどの首相の取り組みを「拍手に値する」と称賛した。(毎日新聞14年9月23日)』
安倍首相が、このイベントに出席したのは、アベノミクス第三弾のウーマノミクスをアピールする意図が大きかったと思うのだけど。
同時に、毎日新聞が『クリントン氏は2016年米大統領選での有力候補と目されており、女性政策をアピールすることでクリントン氏との信頼関係構築の狙いもあったようだ』と書いていたように、今から親交を深めておこうという思惑があったことも間違いないだろう。^^;
安倍首相は、オバマ大統領とは信頼関係を築けずに終わりそうなのであるが。<でもって、本当は、次は保守タカ派の多い共和党政権に戻って欲しいと願っているだろうけど。>
クリントン氏は、オバマ氏よりは現実主義だし、対中強硬派。今年6月に出版した回顧録でも「、世界への軍事的関与を控えるオバマ大統領の理想主義的外交と比べて強硬な姿勢を示し」ているし。国務長官に就任した際には、「アジア政策では、中国をにらんだ同盟強化のため、最初の訪問地に日本を選んだことを明らかに』するなど、安倍氏にとってはオバマ氏より頼りになりそうな感じがある。(・・)
<とはいえ、ヒラリーは以前、安倍首相の靖国参拝を、「私が日本の指導者なら、『何が最も重要な目標か』と自問するだろう。誤った道に進んではいけない」などとかなり強く批判していたんだけどね。(++)>
でもって、ヒラリー・クリントン氏が次の大統領になることは、個人的には歓迎したいのだけど。ただ、その前に、日本の首相は外交オンチの安倍氏からCHANGEしておきたいと強く願っているmewなのだった。(@@)
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