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2014年 09月 24日
まずは、沖縄知事選がらみの話を・・・。
22日に江渡防衛大臣が、沖縄を訪問。普天間基地や辺野古を視察したほか、仲井真知事や宜野湾市の佐喜真市長などと会談を行なって、基地問題の対応(=知事選の対応)に関して協議したという。(・・)
安倍自民党は、沖縄知事選に勝つためなら、「何でもあり」モードになっている様子。^^;
安倍内閣は、昨年末、仲井真知事が辺野古の埋立て承認を行なった際に、毎年3000億円以上の振興予算を確保することを約束。
また、辺野古の海の漁業権を持つ漁業組合員には、埋立て工事に伴う損失補償として、1人あたり2500〜3500万円を支払うことになっているのだが。<昨年3月、多額の補償費と引き換えに、組合から埋立ての同意を得たのよね。>
今度は、移設に反対、慎重な姿勢を示す辺野古の地元の住民にも理解を得るために(札ビラで黙らせるために?)、江渡大臣は、新たな補償策を検討していることを明らかにしたという。(・・)
『江渡聡徳防衛相が22日、就任後初めて来県し、那覇市内で仲井真弘多知事と会談した。江渡氏は、米軍普天間飛行場の移設を予定する名護市辺野古の周辺3行政区(久辺3区)の生活基盤整備や基地負担への補償策を検討していることを明らかにした。(中略)
久辺3区の生活基盤整備や住民補償をめぐっては、仲井真知事が10日に菅義偉官房長官らに実現を要請した。今回、県としての負担軽減策の要望書に初めて久辺3区の補償を求める項目を盛り込んだ。(琉球新報14年9月23日)』
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そして、これは『安倍が沖縄に詐欺?〜知事との合意内容にワナ・・・http://mewrun7.exblog.jp/22377018/』『沖縄にダブルの詐欺か?〜菅が普天間の19年運用停止に言及も、実現の根拠なしhttp://mewrun7.exblog.jp/22404984/』に関連する話なのであるが。
仲井真知事は、辺野古の埋立て承認を行なった際に、安倍首相が「5年以内に普天間基地の運用停止」を約束したと主張していたのだけど。
ところが、この5年以内の起点に関して、沖縄県が「14年2月だと国側と確認している」と説明していたのに対し、江渡大臣が9日に「起点は決まっていない」と発言したことから物議をかもすことに。^^;
また、この「運用停止」がどのような状態を意味するのか曖昧だという指摘が出ていた。(~_~;)、
江渡大臣は、20日になって、起点はことし2月だと発言を修正したものの、その実現可能性や運用停止の具体的な状況に関する話も含めて、お茶を濁しているようなところがあった。(-"-)
『江渡氏は9日の発言について「厳密な起算のやり方について、必ずしも正式決定しているわけではないという意味合いで話したものだ」と釈明。「官房長官と知事との間で意思疎通ができたということであれば、われわれも尊重し、そのことに向けて努力していくのは当たり前のことだ」と述べた。
「5年以内」の実現性については「限りなく5年に近づけられるように一生懸命頑張っていかなければならない」と表明したが、運用停止の具体的な状態については「捉え方はいろいろあろうかと思う」などと述べるにとどめた。(琉球新報14年9月20日)』
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でもって、今回も、宜野湾市の佐喜真市長が「5年以内の運用停止」を求めたのに対して、江渡大臣の回答は、何だかごまかしているような感じが。^^;
『佐喜真市長は「普天間基地の固定化は絶対にあってはならず、5年以内に運用停止できるよう政府を挙げて取り組んでほしい」と求めました。
これに対し、江渡大臣は「市長の思いを受け止め、目に見える形で一歩一歩着実に取り組んでいきたい」と述べ、普天間基地の5年以内の運用停止を目指して努力していく考えを強調しました。(NHK14年9月23日)』
<「一歩一歩着実に取り組んでいきたい」=「5年以内の運用停止を目指して努力していく考えを強調」という報道の仕方に疑問を覚えるところが。^^;いずれにせよ、江渡氏は「努力する」としか言わないだろうけどね。(-"-)>
でも、『政府は、2019年2月までの運用停止を目指しているが、移設計画では、同県名護市辺野古への移設が完了し、同飛行場が返還されるのは「22年度以降」とされている。政府は、工期の短縮に取り組んでいるが、5年以内に移設を完了できる見通しは立っていない』んだよね。(@@) (読売新聞14年9月23日)
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また、仲井真知事は、運用停止の具体的な形として、普天間基地に配備されているオスプレイ24機の県外配備を求めたのであるが。これに対する回答も、曖昧のまま終わった。^^;
『知事が求めるオスプレイ訓練の県外移転については「本土における訓練基盤や拠点の整備も進めていきたい」と述べたが、具体的な場所や時期には言及しなかった。
会談で仲井真知事は普天間に配備されているオスプレイ24機全ての県外配備や、普天間の5年以内の運用停止、普天間や嘉手納基地の騒音軽減など計11項目について求めた。江渡氏は「県民の要望だと考えている。目に見える形で一歩一歩進めたい」と負担軽減に努力する姿勢を強調した。
江渡氏はオスプレイの県外訓練を増やす方向で米側と協議していることを明らかにした。会談後、自身の選挙区(青森県)での訓練拠点整備について問われると「私自身は可能であればと思っているが、運用していく米軍との関係もある」と述べるにとどめた。(琉球新報14年9月23日)』
ただ、5年以内の運用停止にせよ、オスプレイ24機の県外移転にせよ、実のところ、日本政府や防衛省の一存では決められないことであって。
江渡氏も「米軍との関係もある」と語っているように、米軍がOKしないと話にならないというのが実情なのである。(~_~;)
そして、このブログでも何回か記して来たように、当の米軍には、現段階では全くその気がないということを、各メディアはもっとしっかりと報じて欲しいと思うmewなのだった。(@@)
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そして、ここからは『プーチンに執着する安倍に、米が警告。日米関係悪化、欧米から孤立するおそれもhttp://mewrun7.exblog.jp/22407855/』のつづきになるのだが・・・。
安倍首相は、プーチン大統領を日本に国賓として招聘。日ロで平和条約を締結し、北方領土の返還の具体的な道筋を立てるつもりでいた。(・・)
そして、プーチン氏もそれに応じ、今秋、来日する予定で、準備を進めていたのだが。ロシアがウクライナへの軍事介入を行なったことから、日ロ関係がギクシャクすることになった。^^;
欧米諸国がロシアを強く批判し、制裁措置をとったことから、安倍首相も、G7の一員としてそれに付き合うことに。これに対して、ロシアは、日本が欧米に追随していることを批判。
日本へのアテツケだったのか、日本周辺に軍用機を飛ばしたり(空自は3ヶ月の間にロ機に対して、中国機の2倍以上、200回を超えるスクランブルをかけることに)、何と8月には北方領土で軍事演習を行なったりするようになっていた。(-_-;)
http://mewrun7.exblog.jp/22288605/
(関連記事『安倍の対ロ外交は失敗に?〜ロシアが米追随の日本批判&北方領土で軍事演習』など)
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それでも、安倍首相は、何とかプーチン大統領の関係を維持して、来日を実現したいとアレコレ試みていたのであるが。
しかし、やはり米国がプーチン大統領の日本訪問を最後まで認めなかったようで、安倍首相は、今秋の来日計画を断念せざるを得なくなったという。(~_~;)
『安倍政権はロシアのプーチン大統領の秋の来日を断念せざるを得ないとの判断を固めた。ウクライナ情勢でロシアと対立する米国の理解を得られなかったため。複数の日本政府関係者が22日、明らかにした。安倍晋三首相は今後の米ロ関係の推移を見ながら、来年春以降で再調整する意向。代わりに11月の北京でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた日ロ首脳会談の開催を目指すが、北方領土交渉の停滞は避けられない見通しとなった。
関係者によると、首相はオバマ米政権がプーチン氏来日を見合わせるよう日本に求めていることなどを考慮した。(共同通信14年9月23日)』
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今週21日、プーチン大統領と安倍首相が電話会談を行なって、今年2月のソチでの首脳会談以来、直接、会話を交わすことになったのだけど。^^;
この電話会談は、ロシア側が「安倍首相の誕生日を祝いたい」として、要請して来たものであったとのこと。^^;
でも、実のところ、どうやらプーチン大統領は、安倍首相がプーチン氏との関係をどのように考えているのか、今秋のプーチン招聘を本当にあきらめたのかどうか、本人の真意を直接、確認する意図もあって、電話をして来たようなのだ。(@@)
<安倍首相は、今月、森元首相がプーチン氏と会った際に、親書を手渡してもらったりして。プーチン氏との関係維持を臨んでいることをアピールしていたしね。^^;>
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安倍首相としても、ホンネでは、今秋のプーチン大統領の来日を実現させたかったところではないかと思うのだけど。米国の要求や欧洲諸国の動向を無視して、そうするわけにもいかず。
プーチン大統領との対話継続を望むと共に、11月のAPECで首脳会談を行なうことを提案したという。(~_~;)
また、欧米諸国は今月、ロシアへの追加制裁を実行に移すことに決めたのだが。日本政府も、同様の追加制裁を行なうことを、今週、正式に発表した。(・・)
『政府は24日の持ち回り閣議で、ウクライナ情勢に関してロシアに対する追加制裁を了解した。対ロ武器輸出制限の厳格化と、同国の5銀行による日本国内での証券発行禁止の2点。菅義偉官房長官が同日午後の記者会見で発表した。(時事通信14年9月24日)』
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おそらくプーチン大統領は、このような安倍首相の対応にムカついた&愛想をつかしたところがあったのだろう。^^;
『北方領土・択捉島の関係者によると、ロシアのイワノフ大統領府長官が24日午前、特別機で択捉島に到着した。今月22日に開港した新空港を視察し、記念行事に出席するとみられる。
ロシアの閣僚級要人による北方領土訪問はほぼ2年ぶり。プーチン大統領の最側近の一人であるイワノフ氏の訪問は北方領土の実効支配を誇示するもので、日本側の反発を招くとみられる。(共同通信14年9月24日)』
<ちなみにロシアは、今月中旬、択捉島で軍事演習を行なう計画も発表している。^^;>
これには、菅官房長官も、ロシアへの配慮を示しながらも、抗議を行なう意向を示すことに。
『菅義偉(よしひで)官房長官は24日午前の記者会見で、ロシアのセルゲイ・イワノフ大統領府長官による北方領土訪問について「北方四島に関する日本の立場と相いれず、日本国民の感情を逆なでするもので、極めて遺憾だ」と述べ、ロシア側に抗議する考えを示した。
菅氏は今回の訪問について、事前情報をもとに、9月18日に外務省を通じて駐日露シア大使に訪問中止要請した経緯などを明らかにした上で、「当然、今回もしかるべき抗議をしたい」と強調。日露間の対話継続については「影響はないと思う。両首脳間で対話継続を確認している」と語った。(産経新聞14年9月24日)』
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しかし、ロシア外務省は、今度は、日本の追加制裁に対して「対米追従で無能だ」「幻滅した」と痛烈に批判する声明を出して来たとのこと。(@@)
『ロシア外務省は24日、声明を出し、ウクライナ情勢をめぐり日本政府が発表した対ロシア追加制裁を批判し、日本は「対米追従」だと決め付けた。
声明は「日本の追加制裁に幻滅した」と表明。ロシアも参加して5日と19日にまとめられたウクライナ東部の停戦合意の流れにそぐわないと主張した。
その上で「この非友好的措置は、日本が独自外交を展開できない無能さを改めて証明した」と非難。一方的制裁は国際関係の緊張を生むだけだと述べた。(時事通信9月24日)』
さらに、ロシアはニューヨークで行なう予定だった日ロ外相会談も、キャンセルして来たという。^^;
『日本とロシアの両政府は、プーチン大統領の来日などを視野に、今回の国連総会の場での岸田外務大臣とラブロフ外相との会談の調整を進めていましたが、ロシア側から「日程調整がつかない」と説明があり、会談は見送りとなったことが政府関係者への取材でわかりました。(JNN14年9月24日)』
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25日には、ニューヨークでG7外相会合が開かれ、ウクライナ問題について協議される予定なのだけど。岸田外務大臣は、ロシアへの対応ではG7参加国と足並みを合わせる方針を示していることから、欧米諸国と共に、ロシアを非難することになる可能性が高い。(・・)
となると、ロシアはますます日本政府を「欧米追従」だと批判するおそれが大きいわけで。ついに、安倍首相がこの1年半余り、懸命に力を傾けて来たプーチン大統領との関係も、ついに壊れてしまう危険性が出て来たかもな〜と思ったりもしているmewなのだった。(@@)
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