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2014-09-23 08:37:37
安倍政権の下で、政界をはじめ言論界、官僚群、学界から芸能界まで、右傾化が著しく、しかも級ピッチで進んでいます。上から見ると、「日本列島はおかしな色に染まってきたぞ」という印象を強くさせられるのではないでしょうか。
その具体例を、NHKに見てみます。
安倍晋三という男はまず第一段階として、NHKの会長職を支える経営委員にお友だちの百田尚樹、長谷川三千子氏ら4人を送り込みました。第二段階としてNHKの最高責任者である会長職に籾井勝人という男を押し込みました。
そして第三段階として、籾井会長は自分の意のままに動く幹部を抜擢し、局員への支配が徹底する体制を確立しました。
安倍という男のNHK支配は、周到な準備と綿密な計画性をもって実行されたことがうかがえます。この安倍支配に対し、危機感をもって立ちあがったのが、NHKのOBです。「籾井会長への辞任要求署名」が1527人分集まり、籾井氏へ提出しました。
中心メンバーの一人、永田浩三氏へのインタビューが日刊ゲンダイに掲載されていたので、そこから引用します。
永田氏はこう話しています。「籾井会長は就任当日の会見で『(国際放送で)政府が右と言ったら右を向く』などと発言し、批判が続出した。しかし半年以上経っても辞めないどころか、5月と7月の人事で会長にすり寄る管理職が重用された。今回の内閣改造でも高市早苗総務相は『領土問題を国際放送で伝えてもらう』と就任早々に発言しています。危険なサインで安倍政権の『NHK支配』が着実に進んでいるようにみえます」
「NHKの機能不全は、国民に不利益をもたらす。今回の署名が会長辞任に直結することはないにしても、経営陣が100%無視することはできない。われわれOBは『現役職員にはなんとか踏ん張って欲しい』という切なる思いを署名に込めて、エールを送っているのです」
▽ながた・こうぞう 1954年生まれ。東北大卒。NHKに入局後、教養、ドキュメンタリー番組制作に携わり、「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」のプロデューサーとして活躍、数多くの賞に輝く。2009年、NHKを早期退職。武蔵大学教授(メディア社会学)。「NHKと政治権力」(岩波現代文庫)「ベン・シャーンを追いかけて」(大月書店、10月刊行)など多数。
NHKが安倍という男に支配されるようになってから、改めてNHKの重要さに思い至りました。
今の政治は、「情報戦」です。かつてから「ウソも100回言えば真実になる」といわれました。昔から、政治は情報で動かされてきました。ヒトラーもことのほか国民への情報の流しかたに最新の意をもちいました。
IT(高度情報技術)が社会のなかに深く入り込んできた現代では、その情報がさらに重要度を増し、ITを制するものが世界を制する程になってきました。そして、NHKはIT化が著しく進んでいます。そのIT化はさらにもっと深化し、私たちの生活の中に入り込んでくるのは確実です。
印刷する新聞というメディアは、ガラパゴス化しつつあります。
NHKは、私たちが視聴料を払って経営を支えているから、私たち国民のもののはずです。
安倍という男はその「私たちのNHK」を、勝手に私物化しつつあるのです。ここはひとつ、私たちはハラをくくって怒らなければならないところです。
その怒りの矛先は、政界にも、学界にも、官僚たちに対しても向けなければ、本当に日本が真っ黒い色に塗りこめられ、真っ暗闇の社会にされてしまいかねません。
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