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http://mewrun7.exblog.jp/22408805/
2014年 09月 22日
まず、これは先週の『北朝鮮の拉致調査が暗礁に。意気込む安倍に、北朝が引く?・・・http://mewrun7.exblog.jp/22402465』(以下、前回の記事)のつづきになるのだが・・・。
安倍首相は、拉致問題の解決を目指して&それを自らの功績もしたくて、日朝協議を再開することに。5月には、北朝鮮と拉致被害者などの再調査を行なうこと、夏の終わりから秋のはじめに1回目の調査報告を行なうことで合意したため、その見返りとして、一部の制裁を解除した。(・・)
ところが、北朝鮮側が先週になって1回目の調査報告を見送ることを伝えて来たことから、拉致問題の解決が暗礁に乗り上げることに。
北朝鮮側は、拉致被害者だけでなく日本人妻などの在留者の情報も含めて調査し、徐々に報告して行って、制裁解除や支援を引き出すつもりだったのに、日本側が拉致被害者の具体的な情報を得ることにこだわったことから、交渉がうまく進まなくなったことが、北朝鮮が報告を見送った最大の要因になったと見られている。^^;
『「北朝鮮は明らかに、結果が欲しい安倍首相の足元を見ています。調査結果を小出しにし、日本から経済援助を引き出そうとしている。失敗だったのは、安倍首相がわざわざ記者団を集めて得意そうに、日朝両政府が再調査で合意したことを表明し、まだ結果も出ていないのに経済制裁も解除してしまったことです。日本政府は一歩、踏み出してしまった。
北朝鮮は、まず日本人妻の生死を報告し、日本への帰国を許可するつもりです。たとえ“拉致被害者”についての報告がなくても、日本政府としては、日本人妻の生存と帰国を歓迎しないわけにはいかない。北朝鮮の調査報告の中身が不十分でも“交渉は決裂だ”と席は蹴れない。拉致被害者については、引き続き調査を進めることで合意することになるでしょう。当然、北朝鮮への経済支援の話にもなるはずです」(外務省事情通) 日刊ゲンダイ14年9月17日)』
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実際、今月11日に、北朝鮮の担当高官は、調査が拉致被害者に限らないことを強調していたののこと。
『北朝鮮・宋日昊日朝国交正常化担当大使は拉致問題をめぐる再調査について、「拉致被害者だけでなくすべての日本人について同時進行で調査している」と述べた上で、日本側が訪朝して調査結果の報告を受けるよう求めた。(TBS14年9月11日)』>
しかし、日本側は、拉致被害者の情報を先に出すことを要求。また、朝鮮で調査報告を受けることにも難色を示したため、交渉が決裂したのだという。^^;
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もう一つ、今回の交渉が失敗した理由として、今月10日に山谷えり子拉致問題担当大臣らが、ジュネーブの国連機関で、北朝鮮の拉致問題を人権問題として批判していたことが考えられる。^^;
今、国連や関連機関では、北朝鮮の人権問題に関する会合が行なわれいて。同国への批判が強まっている上、非難決議や改善勧告などが次々と出されているのであるが。北朝鮮は、そのような動きに激しく反発している。(-"-)
今年5月には、国連人権理事会が、北朝鮮の人権侵害を非難する決議を賛成多数で採択。国連安全保障理事会に指導者への責任追及や制裁措置の検討を促しているし。
今週には国連総会の日程に合わせて、ニューヨークで、北朝鮮の人道問題に関する外相級会合が開かれることが決まっているのであるが。北朝鮮としては、国連ぐるみの制裁措置を避けたいだけに、かなりナーバスになっているのだ。(~_~;)
<国連は調査の結果、強制収容所において、児童労働を含む強制労働が広範囲に行われていることや、女性に対する暴力、外国人の拉致、強制収容所内の拷問などを問題視して、政治犯強制収容所の閉鎖と収容者の解放を要求するなど、北朝鮮への圧力を強めているし。
また、米国は、北朝鮮がここ1〜2年、次々と国内を訪れた米国人を拘束し、その何人かに労働強化刑を科したことを問題視しており、ミサイル発射や核兵器製造だけでなく、人権問題でも北朝鮮を追い込もうとしているです。(@@)>
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そんな中、山谷拉致問題担当大臣などが、10日にジュネーブの国連欧州本部で国際シンポジウムに参加。拉致問題に関して、国際社会にアピールをしていたのである。
『北朝鮮による拉致問題の早期解決を訴えるため、日本政府は10日、ジュネーブの国連欧州本部で国際シンポジウムを開いた。北朝鮮は今月中にも拉致被害者の再調査結果を報告する見通しとされ、政府はシンポ開催で国際的関心を高め、北朝鮮に誠意ある対応を取るよう圧力をかけたい考えだ。
山谷えり子拉致問題担当相が基調演説し「北朝鮮の指導部は人道的・大局的な見地に立ち、正しい決断を下して人権問題解決に向けた真剣かつ具体的な行動を取らねばならない」と訴えた。拉致被害者家族会の増元照明事務局長や、「拉致濃厚」とされる古川了子さん=失踪当時(18)=の姉、竹下珠路(たまじ)さん(70)も家族の思いを国際社会に届ける。
シンポは2012年11月のジュネーブ、13年5月の米首都ワシントンとニューヨークに続く開催となる。(共同・産経新聞14年9月11日)』
<山谷大臣は、「北朝鮮による人権侵害は、国家が政策的・制度的に実行していることから、世界でも類を見ない深刻さです」と強調。出席者からは、「問題解決に向けて国連総会で決議すべき」など、日本の取り組みを後押しする意見が上がったという。>
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山谷氏は、拉致議連の一員として、かねてから拉致問題を世界にアピールする活動に熱心に取り組んで来たのであるが。
<ちなみに山谷氏を含め、超保守派の議員が、拉致問題に熱心に取り組んで来たのは&これまでは強く非難して厳しい対応をとって来た背景には、中朝韓、特に北朝鮮の国や民族を敵視、嫌悪(ヘイト?)しているということがあるのよね。^^;>
山谷氏は今回、拉致問題担当大臣という安倍政権の閣僚として、つまりは日本政府の代表として、国連機関のシンポジウムに参加して北朝鮮の国家を批判したことになるわけで、チョット意味合いが違って来る。(・・)
まあ、客観的に見れば、それ自体、決して不当なことではないのであるが。
ただ、北朝鮮にしてみれば、日本政府と拉致問題の調査に関わる交渉を行なって、どこまで歩み寄ろうかと検討している最中に、安倍内閣の閣僚に、国際的な公の場で、北朝鮮が「国家として人権侵害を行なっている」と批判されたとなると、決して面白くはないだろうし。日本政府に対して、不快感や反発を覚えたとしても不思議はあるまい。(~_~;)
『朝鮮中央通信によると、北朝鮮の人権研究協会は13日、自国の人権状況に関する報告書を発表した。同協会の報道官は「人民が真の人権を享受することができるようすべてを尽くしてきたことについて、体系的に明らかにした」とし、人権問題をめぐる米国などの批判を「言いがかり」と批判した。報告書は日本にも言及し、「一部勢力が『拉致』問題を悪用し、わが共和国を人権侵害国に仕立て上げようとしている」と非難した。(朝日新聞14年9月13日)』
そして、もし今週、行なわれる国連機関+αの諸会合で、北朝鮮への批判が強まった場合、しかも、日本もその非難に加わった場合には、今後の日朝協議に支障が出るおそれがある。(-"-)
それだけに、安倍内閣が今後、北朝鮮に対してどのような態度をとるのか、興味深い部分もあるmewなのだった。(・・)
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でもって、ここからは『山谷と会ってた元在特会幹部の素性&「ザイトクカイって何?」とシラを切った山谷http://mewrun7.exblog.jp/22400648/』の続報になるのだが・・・。
先週、拉致問題も担当している山谷えり子国家公安委員長と在特会幹部が、一緒に写真に写っていたことが発覚。その前週には、高市早苗総務大臣や稲田朋美政調会長が、ネオナチ極右団体代表と面会&写真撮影していたことが発覚することに。
安倍首相の超保守仲間として活発に活動を行なって来て、閣僚や党要職に起用された安倍ガールズたちに、危険な団体と接点があったのではないかとの疑念が呈されている。^^;
先日も書いたように、mewは、在特会やネオナチ極右団体などは、超保守思想を持つ人たちの中でも、とりわけ極端な考え方を持って、過激な言動、活動を行なう団体であると思っているのであるが。
ただ、彼らの多くは、安倍氏らの超保守派と思想や目標を共有しており、その主張や活動が重なる部分があるのは事実だし。直接的ではなくとも、間接的に、政治活動に関与していることがあり得るのではないかと考えている。(・・)
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『山谷氏と在特会の思想はある問題を巡って一致している。08年に成立した国籍法の改正問題だ。
「この年の6月、最高裁が『婚姻の有無により子の国籍取得の扱いに差異を設けた現行の国籍法は憲法の平等規定に反する』と違憲判断を下し、国籍法改正の必要が生じました。この動きに在特会は猛反発し、“国籍法改正案は外国人が日本人になり済ますことができる危険な法案だ”との声を上げたのです」
山谷氏も08年11月に参院法務委で質問に立ち、「最高裁の違憲判断には非常に違和感を持つ」と表明。「(外国人が日本人になり済ます)偽装認知をどう防ぐか」「組織的犯罪が起こる心配がある」と政府を追及した。在特会の幹部らと写真に納まったのは国会質問の約3カ月後のことだ。山谷氏の事務所は「ご指摘の国会質問は在特会の活動と全く関係ありません」と回答した。(日刊ゲンダイ14年9月20日)』
<尚、この記事には『「一緒に写っていた男性幹部のうち2人は現在、収監中の身です。09年12月に京都市内の朝鮮学校で<朝鮮学校をたたき出せ>などと拡声器でガナリ立て、翌年に威力業務妨害などの容疑で逮捕。その後、2人はCMに韓国女優を起用した企業を訪れ、社員を脅すなど次々と事件を起こし、繰り返し逮捕されたのです」(捜査事情通)』とも記されていた。>
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また、山谷氏に関して、別の在特会関係者との関わりがあることや、同人から献金を受けていたことなども報じられていた。(@@)
『「韓国で議員になれ!」――。そう殴り書きしたプラカードをぶら下げ、50がらみの女性が外国人参政権付与に賛同する国会議員の事務所に押し掛け、シュプレヒコールを叫ぶ。その姿は今も「You Tube」で公開されている。
実はこの女性、10年12月に参院議員会館の山谷えり子・国家公安委員長の事務所を訪れ、記念撮影している。在日韓国・朝鮮人に対するヘイトスピーチを繰り返す「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の関西支部長だった男性も一緒に収まっている。写真は今も元支部長が運営するHPに掲載されたままだ。
山谷事務所はこの女性との関係について「主婦の方と承知している。会館に来た際も、主婦ということで、名刺交換などは行っていない」と説明するが、この女性、はたして単なる主婦なのだろうか。
山谷大臣はもう1枚、在特会メンバーとの記念写真が問題視されている。09年2月の「竹島の日」に訪れた松江市のホテルで撮影したもので、前出の元関西支部長のほか、京都市の朝鮮学校へのヘイトスピーチで有罪判決(威力業務妨害など)を受けるなどして収監中の在特会幹部2人が一緒に写っていた。
「問題の女性は収監中の在特会の男性幹部1人とともに活動していた時期があります。09年10月には『西宮市の日教組加盟の教員らが地方公務員法で禁じられたストライキを謀議した』として元関西支部長が刑事告発した際、男性幹部とともに『告発賛同者』に名を連ねていました」(司法関係者)
女性が在特会幹部と関わりがあるのは間違いない。
■「私達の主張言い尽くす大姐」
山谷大臣は、この女性と仲良く写真を撮っただけでなく、献金まで受け取っていた。支部長を務める「自民党東京参院比例84支部」の収支報告書によると、10年1月と6月の2回に分けて計6万円。女性の職業は「無職」と記載されていた。
献金の翌11年、元関西支部長らの活動を伝える会報(1月15日付)は「天長節に思う」と題した女性の巻頭言を掲載。山谷が前年に「男女共同参画」や「朝鮮学校への高校授業料無償化適用」などについて当時の民主党政権を追及する質問主意書を提出したことを高く評価し、こう書いた。
〈山谷大姐におかれては私達が言いたいことを全て言い尽くすがごとく、政府に質問を出していただいた〉(日刊ゲンダイ14年9月21日)』
そして、彼らの思想や主張は、山谷大臣らだけでなく、安倍首相ともつながっているということを、多くの国民が知ってくれるといいのにな〜と思うmewなのだった。(@@)
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