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2014-09-22 07:49:39
日本維新の会と結いの党が昨日9月21日に正式合併し、「維新の党」を名乗ることになりました。どんな魅力的な政策を打ち出してくれるのだろうとそれなりに期待して見てみましたが、いかんせんストンと腑に落ちる政策が見当たりません。
共同代表の一人、橋下徹氏が宣伝しているのは、「野党再編の起爆剤となり、政権担当可能な一大勢力をつくる」ということです。しかし、どのような社会をめざすのかという肝心の基本政策には、有権者を魅了してやまないような政策、つまり有権者に「こんな政策を実行してくれる政党をこそ望んでいたのだ」といわせるようなまったく政策が見あたりません。
新聞報道などで伝えられる政策は、「憲法改定をしやすくするために発議要件を下げる。道州制の導入。財政健全化。公務員の削減。原発のフェードアウト。集団的自衛権は両代表の意見が異なるためこれから調整。カジノの大阪への誘致」などです。
国民が必要とする政権が取り組まなければならない基本政策は、「原発の即時停止と廃炉。再生エネルギーを主とする社会の構築。9条が象徴する平和国家の建設。当面の消費税増税をやめ、国民の所得が増える税体系の抜本的見直し。統治機構は官僚による中央集権を改め、地方自治を主とする。中国、韓国など周辺諸国との関係改善による平和の志向」などのはずです。
こうした基本政策をもって、安倍政権と対峙し、政権を奪取する。そうした方向を多くの有権者が望んでいるのではないでしょうか。
ところが、「維新の党」は、いわば是々非々主義だから、結局は自民党の補完勢力にすぎないことになります。
つまり、公明党が第2自民党なら、維新の党は第3自民党です。議員の数からいえば順序は入れ替わりますが。
さらに気分を暗くさせられるのは、そのほかの野党でも自民党寄りがあることです。次世代の党を名乗る石原慎太郎グループは平沼赳夫氏が党首ですが、立ち位置は自民党よりももっと右寄り、ウルトラ右翼といっても言い過ぎではない。
みんなの党の浅尾敬一郎代表は、維新の党と連携を探っています。
民主党は、党内の自民党寄りグループと妥協する人事で、岡田克也氏らが実権をもつようになってますます混迷を深め、身動きとれない状態。
結局、本当に国民のことを考える政党といえるのは、生活の党、社民党と、それに共産党もでしょうか。いずれも少数政党で、いまのところはバラバラのままです。
生活の党の小沢一郎代表は、民主党の良識がある部分を中心とする「野党結集」を模索していますが、いまだ機熟せず。目立った成果はまだ見えません。
だから、安倍政権は一強におごり、やりたい放題。恵まれたものはより豊かに、貧しいものはより貧しくなる社会が続きそうです。
しかし、有権者の多数派は私たちです。私たちの選択次第で、安倍政権を止めることは可能です。私たちが望む政治を取り戻すことは可能です。
本来、民主主義とは多数派の国民の声が届く政治です。それを有効に機能させないのは、体制側によるプロパガンダにごまかされているためといえます。
体制側は、読売新聞や、最近ではNHKも掌中に収め、一大プロパガンダ体制を築いています。
こうした状況を跳ね返すには、自分自身が目をこらし、耳をそばだて、頭を使って判断することしかありませんよね。私たち「草の根」が望む政治勢力を作りだすように努力しましょう。
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