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2014年 09月 22日
<アジア大会で、日本の体操男子が団体戦で優勝。(*^^)v祝 神本が平行棒で世界大会でも通用する高演技。白井健三の兄も床で活躍。キャプテン斉藤もGOOD JOBだったです。(^^)>
安倍首相&仲間たちが外交面でこの秋の目玉(ウリモノ)として予定していたのが、1・北朝鮮の拉致問題の具体的な進展、2・ロシアのプーチン大統領の来日と、平和条約締結、北方領土返還の合意だった。(・・)
もしこの2つが成功すれば、安倍首相は自信」の悲願を実現できる上、支持基盤である超保守仲間からの評価がさらに高まることに。
また、以前に比べればやや停滞気味になっている安倍内閣の支持率も、V字回復する可能性もあるわけで。安倍首相にとって、この2つは本当に重要な政策だったのである。(**)
しかし、先週お伝えしたように、北朝鮮が9月にも行なう予定だった拉致被害者に関する調査報告は延期されることに。また、ウクライナ侵攻に関してロシアへの批判がやまない中、プーチン大統領の来日も延期せざるを得ない状況にあるのだが・・・。(~_~;)
どうやら安倍首相は、プーチン大統領への未練をいまだに断ち切れない様子。(@@)
ただ、この安倍首相の親ロ的な言動、対応が、欧米諸国との関係悪化を招くおそれがある。(-"-)
* * * * *
安倍首相は、昨日21日に収録されたNHKの国際放送で、ロシア&プーチン大統領への思いを切々と語っていたとのこと。_(。。)_
<国際放送を使っての、ロシアへのメッセージだったのかしらん。(・・)>
『このなかで安倍総理大臣は、「プーチン大統領とは私が総理大臣に就任して1年9か月の間に5回首脳会談を行うことができた。大統領との間では建設的な対話を続けていきたい」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、プーチン大統領の日本訪問について、「日ロの間ではいまだに平和条約が締結されていない。平和条約を結ぶことは日本にとっても国益で、その意味で首脳間の対話は必須であり、そういう観点からも検討を進め、国益にかなう形で判断していきたい」と述べ、ウクライナ情勢なども考慮しながら日本訪問の実現を模索していく考えを示しました。(NHK14年9月21日)』
ちなみに、安倍首相は昨日9月21日、60歳の誕生日を迎えたそうなのだが。何とそのお誕生日を祝うという名目で、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行なうことになった。(・・)
『安倍首相は21日夕、ロシアのプーチン大統領と約10分間、電話会談した。
プーチン氏が早期の首脳会談の実現に意欲を示したのに対し、首相は、11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせた会談を提案した。両首脳はウクライナ情勢について意見交換し、日露間の対話を継続していく方針で一致した。
日露首脳が電話も含めて会談するのは、2月のロシア・ソチ五輪開会式に合わせて首脳会談を行って以来で、3月のロシアによるウクライナのクリミア半島編入後は初めて。21日は首相の60歳の誕生日で、ロシア側から「誕生日のお祝いがしたい」と電話会談の要請があった。(読売新聞14年9月21日)』
* * * * *
安倍首相は、今政権では、どこよりもロシアとの関係を重視。プーチン大統領との個人的な信頼を構築して、北方領土の返還の具現化や中国包囲網の強化をすることを目指して、わずか1年余りの間に5回もの首脳会談を行なって来た。(・・)
閣僚や外務省ルート、経済分野においても、日ロの関係は深まることに。順調に行けば、今年10〜11月には、プーチン大統領が日本に国賓として訪れ、平和条約を締結することになっていた。(~_~;)
しかし、今年2月にウクライナ情勢が悪化し、欧米諸国が、ロシアが親ロ派のウクライナ侵攻(クリミア併合、マレーシア機撃墜)などに関与していることを強く批判し、制裁措置を強めることに。日本もG7の一員として欧米サイドにつかざるを得ないことから、安倍首相の計画が狂うことになった。(-"-)
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今秋のプーチン大統領の来日は、もはや不可能だと見られているし。ロシアは近時、中国との関係を深めているような状況にあるのだが・・・。
それでも、(それだからこそ?)プーチン大統領との関係を何とか維持したいと思う安倍首相は、あの手この手で、大統領の気持ちをつなごうと懸命になっているのである。(@@)
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今月、安倍氏の後見役であった森元首相が大統領に会う機会があった際には、大統領への親書を手渡してもらったほど。
<関連記事・『露に執着する安倍と森〜プーチン来日延期(?)、米露対立激化も首脳会談を検討』>
また、安倍内閣は、何とか今週、日ロ外相会談を実現させることを計画。<岸田外相が4月に訪ロを中止したことから、それ以来、外相会談も行なえずにいたのよね。>
その実現のために、本当は、先週、欧米に合わせてロシアへの追加制裁を発表する予定だったのだが、わざわざその発表を見送ったという。^^;
『政府は17日、岸田文雄外相が今月下旬に国連総会が行われる米ニューヨークで、ロシアのラブロフ外相と会談を行うためロシア政府と調整に入った。(中略)
日本側は、ニューヨークでの日露外相会談で、ロシア側にウクライナ情勢の緊張緩和に向けた行動を促し、早期の岸田氏訪露と次官級協議再開を経て、プーチン氏来日を実現させる突破口としたい考えだ。(毎日新聞14年9月17日)』
『ウクライナ情勢を受けた対ロシア制裁の強化をめぐり、菅官房長官は19日の記者会見で「G7(先進7か国)の連携を重視し、適切に対応していくのが基本方針だ」と述べた。
政府は当初、19日に制裁強化を表明する予定だったが、来週にも日露外相会談が行われる可能性が出てきたため、発表を先送りした。(読売新聞14年9月19日)』
<尚、11月には高村副総裁をロシアに訪問させて、自民党ルートでも関係維持をはかる計画を立てているです。(*1)>
ただ、このような安倍首相の親ロ政策に関しては、欧米諸国が、とりわけ米国が不信感を募らせるおそれが大きい。^^;
* * * * *
今週、ニューヨークで国連総会が開催されるのに合わせて、安倍首相をはじめ各国の首脳や外相などが同地に集まり、様々な会合や首脳・外相会談などを行なうのであるが。
欧米諸国は、暴走するイスラム国などの中東情勢への対応と同じくらい、ロシアの関わるウクライナ情勢に関しても協議することを予定しているとのこと。
『外務省は18日、国連総会出席などのため21日からニューヨークを訪問する岸田文雄外相の日程を発表した。25日に先進7カ国(G7)外相が会談し、ウクライナ情勢への対応を中心に協議する見通し。また、ケリー米国務長官の呼び掛けで、北朝鮮人権問題に関するハイレベル会合が23日に開催され、岸田氏は日本人拉致問題の早期解決を訴える考えだ。(時事通信14年9月18日)』
『米国と欧州連合(EU)は今月、ウクライナの安定に向けた従来の取り組みは不十分だとして、ロシアへの打撃が大きいエネルギーや金融分野の制裁強化を決定した。こうした動きに合わせ、日本も制裁強化を決めており、25日(日本時間26日)にニューヨークで行われるG7外相会合で表明する方針だ。ロシア政府関係者らの入国禁止、資産凍結の対象拡大などを検討している。(読売新聞14年9月19日)』
* * * * *
欧米諸国は、当然にして日本がG7の一員として、自分たちと行動を共にすると思い込んでいたのであるが。
安倍政権は、やむを得ず、欧米諸国に歩調を合わせているものの、他方でロシアへの批判や制裁には消極的で、ロシアとの関係を維持するためにアレコレと動いており、いわばコウモリくんになっていることから、日本の外交姿勢に関して疑問や不信感を抱く国が増えている様子。^^;
とりわけ米国は、ここに来て、反ロシア・シフトを鮮明にしているだけに、「新東西冷戦」状態が激化する中、もし安倍首相が中途半端な姿勢を続けるようであれば、またまた米国との関係が悪化する可能性がある。(-"-)
<米国は日本の中韓との対立姿勢、北朝鮮との独自交渉に関しても、安倍政権に不信感や不満を抱いているので、尚更に。^^;>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『オバマ米政権が、ロシアによるウクライナ軍事介入などを受け、対ロシア政策の抜本的な見直しに着手したことが20日、分かった。政府当局者によると、政権が掲げてきた米ロ関係改善を図る「リセット(見直し)」外交を転換し、安全保障上のリスクへの対応を重視する長期戦略を構築する。日ロ関係にも大きな影響を与えそうだ。
対ロ政策の見直しは現在、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)内で進められており、年内にまとまる見通し。オバマ大統領が「古い冷戦思考にとらわれている」と非難するプーチン・ロシア政権が続く限り、協力や連携を促進する関与政策の維持は困難と判断した。
北大西洋条約機構(NATO)の態勢強化と併せて、ロシアのエネルギーに依存する欧州経済の改革にてこ入れするなど、包囲網の形成を一層進めるとみられる。対ロ経済制裁も当面は解除しない方針で、主要8カ国(G8)の枠組みも事実上消滅することになる。
また、政府高官は取材に対し、今年秋のプーチン大統領の訪日について「安倍晋三首相との会談結果がどうであれ、ロシアを孤立させる国際社会の結束に反する」と指摘した。さらに、ロシアの力による一方的な現状変更を受け入れないことが、対中けん制に資するとも述べた。(時事通信14年9月20日)』
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この最後の政府高官の言葉は、安倍首相がプーチン大統領との関係強化を目指すのであれば、米国は、日本の対中政策に協力しないことを示唆していると見てもいいだろう。(@@)
安倍首相は、世界各国で、中国の軍事拡大や侵略政策を批判しまくっており、米国にも対中政策への協力を強く要望しているのであるが・・・。
欧米諸国、特に米国から見れば、ロシアのウクライナ侵攻は、中国以上の脅威であることから、安倍首相がロシアを強く批判しないばかりか、ロシアに接近しようとしていることは大きな矛盾であるだし。
G7の枠組みや日米同盟を最重要視せずに、米国の意向に背いてロシアと再接近を行なうことは、ある種の裏切り行為だとみなされても致し方ない面があるからだ。^^;
いつまでも、あっちにもこっちにもいい顔して、コウモリのような外交を続けていれば、日本への信用がどんどん低下して、今度は日本が国際舞台の中で、孤立化するおそれさえある。(-"-)
<他方、これは後日に改めて書きたいのであるが。mewは同時に、安倍首相が、米国の不満や不信感を解消するために、日米ガイドラインの改定(これで、集団的自衛権の行使の中身が決まるのら)やイスラム国を含め中東情勢への対応などに関して、過分に米国の要求を呑むおそれがあるのではないかと危惧している部分もある。(-"-)>
* * * * *
以前から書いているように、mewは、日本が米国の言いなりになることを決して望んではいないし。新東西冷戦の状態が深化することも望んではいないのであるが。
ただ、mewは、安倍首相&仲間たちが、自分たちの思想や考え方、目標(ロシアで言えば、天敵・中国の包囲網作り、北方領土の返還など)を優先するあまりに、近視眼的な外交政策を続けていることをずっと懸念しているし。<一言で言えば、「外交オンチ!」なんだよね。(`´)>
日本が今後も(安倍政権が終わった後も)G7諸国の一員として、また東アジアの一員として、諸国と外交、経済関係を維持して行くことや、国際社会で活動したりして行くことを考えれば尚更に、安倍首相らの身勝手な思いや外交感覚の欠如によって、日本が戦後、何十年もかけて築いて来た外交政策や国際的な立場をズタズタにされたくはないわけで。
<それは日本の国益にも、国民の利益にも大きなデメリットをもたらすことになる。(-"-)>
自公与党の見識ある議員はもちろん、野党やメディア、ひいては日本の国民は、そろそろ安倍首相の偏向した外交政策に関して、きちんと批判すべきだと思うし。
やっぱ、早く安倍政権を終わらせて、少しは安心して政府の外交政策を見ていられるようになりたいと切に願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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