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2014-09-20 08:01:20
「残念。でも新たな闘いが始まるよね」――今回、スコットランドは独立こそ果たせなかったものの、大きな達成感を実感しているように見受けます。
弱者の抵抗、弱者の逆襲が、ここまで大英帝国の心胆を寒からしめたからです。自治権の拡大という実利も得ました。なにしろ45%の独立志向が示されたのです。イギリスのキャメロン首相は当初、せいぜい30%程度だろうと踏んでいたものです。
朝日新聞は本日9月20日の朝刊一面の記事の中で、「独立に傾いていた人の間でも『英国にとどまって自治権を拡大した方が、経済的なリスクも少ない』との見方が強まった」と報じました。極めて手堅い現実的な選択だったといえます。
今回の住民投票では、国とは何なのか、民主主義をどう実現するか、が問われていたといえます。その問いは、世界中の人がこれからも考え続けなければならない問題だと、改めて気づかされたものです。
日本ではさっそく沖縄の県知事選で、その問いが突きつけられます。弱者の抵抗、弱者の逆襲をどこまで示せるか。沖縄を”植民地状態”から解放できるか。
具体的には、66歳の喜納昌吉おじさんを勝利させられるかです。
まだ正式に立候補表明をしていませんが、元参院議員の喜納昌吉氏が民主党沖縄県連の推薦を受けて出馬するのは間違いないとみられています。
公約の第一に掲げるのは、「辺野古の埋め立て承認の撤回」です。
闘いの構図は、現職の仲井弘多氏、対抗馬の那覇市長・翁長雄志氏、さらに住民投票を掲げる下地幹郎氏という三者の中に、割って入る形です。
辺野古推進の仲井間候補の対し、「辺野古阻止」の民意を一身に背負った風の翁長氏です。喜納氏に対しては、「票を割るのか。仲井間候補を勝たせるつもりか。安倍を利するだけではないか」という受け止めが大半のようです。
しかし、そうではないのです。翁長候補は明らかにワナです。その証拠に、公約として「埋め立て承認の撤回」は断固として拒否しました。
菅官房長官は、「仲井間知事による埋め立て承認に基づき粛々と工事を進める。既に承認されたことがすべてだ。辺野古は過去の問題だ」といってのけました。これが辺野古の真相を物語っています。
翁長氏がどれほど、「辺野古反対」と演説しようとも、埋め立て承認を取り消さなければ、工事は合法的に進められるというわけです。
仮に翁長氏が勝てば、それは仲井間氏から翁長氏へ”円満に”バトンタッチできたことを意味するだけです。辺野古の基地建設ストップには何の影響もない。翁長氏は口で「辺野古反対、辺野古反対」と繰り返すだけ。これぞ”だましのテクニック”なのです。
民主党沖縄県連は、翁長氏に「埋め立て承認撤回」を公約に入れるよう強く働きかけたました。しかし、翁長氏側は「断固認められない」と言明。やむなく喜納氏の擁立に踏み切りました。
本土の民主党本部は、幹事長として、「放射能は直ちに影響はありません」とウソ情報をばらまき続けたあの枝野幸雄氏が就任。党と政権をダメにした6人衆が大手を振って復帰した民主党。その党本部は、沖縄県連の決定を認めないのではないでしょうか。
それでも、喜納氏は闘わなければならない。「ためらいはあるが、断ったら県民が失望する」といっており、気力は十分です。
喜納氏は、中学生の時に「ハイサイおじさん」(こんにちは、おじさん)というヒット曲でデビューしたように、もともとミュージシャンです。
Wikipediaによると、その後長く平和運動に取り組み、「全ての人の心に花を、すべての武器を楽器に、すべての基地を花園に、戦争より祭りを」というメッセエージを発信し続けている」というプロフィルが紹介されています。民主党参院議員として2004年から1期6年務めました。
問題は、「埋め立て承認撤回勢力」が隊列の組み換えをどの程度しっかりとできるかです。11月16日の投票日まで2カ月を切った段階での選挙態勢組み換えは、正直言って苦しい。
しかし、苦しいからといって翁長氏のまま突っ込むわけにはいきません。それは、翁長氏支持のままでは、たとえ勝利してもその後の辺野古阻止の闘いが組みにくいだけです。
喜納氏は、全沖縄代表として無所属で立候補するのが一番いいのではないでしょうか。いわば、「沖縄党」です。「その気になれば、『沖縄国』(琉球国)という独立をめざすぞ」といってみるのもいいのかも。弱者の抵抗、弱者の逆襲です。
近年は、国のイメージが多様になってきています。ガンバレ喜納おじさん!
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