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<拉致被害>調査報告に日本の期待「北朝鮮は引いている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140920-00000007-mai-pol
毎日新聞 9月20日(土)5時0分配信
菅義偉官房長官は19日の記者会見で、北朝鮮が日本人拉致被害者らの再調査に関し「現段階では初期段階を超える説明はできない」と回答していることを明らかにした。日朝両政府は初回の報告の時期は「夏の終わりから秋の初め」で合意していたが、ずれ込む見通しとなった。政府は早期の経過説明を求めているが、北朝鮮は拉致問題の進展に日本で期待が高まっていることを警戒しており、調整が難航する可能性がある。
安倍晋三首相は19日の講演で、「(北朝鮮側が)手間取っていることも事実だ。中身のない報告では意味がない。北朝鮮が誠実に向き合っているかもよく見極める必要がある」と対応を注視する考えを示した。
菅氏によると、北朝鮮は18日に北京の大使館ルートを通じ、「特別調査委員会の調査は1年程度を目標としており、現在はまだ初期段階にある」と回答したという。
北朝鮮が報告に慎重になっているのは、拉致問題で大きな成果が見つかっていないことが背景にあると見られる。政府筋は「拉致問題の進展に対する日本国内の期待感が高くなりすぎ、北朝鮮は引いている」と打ち明ける。
関係者によると、北朝鮮は今月、戦後に北朝鮮へ渡った日本人妻など拉致被害者以外の調査も進めているとし、「日本側はすべての調査に対応できる、専門家などによる新たな組織を作るべきだ」と求めた。拉致以外の調査で成果を出し制裁解除などにつなげる狙いがあり、日本側が拉致調査のみに着目しないよう求めたとみられる。
外務省の伊原純一アジア大洋州局長は19日、拉致被害者家族への説明会に出席し「北朝鮮が言う『初期段階』の意味を直接聞く機会を早期に作りたい」と述べ、北朝鮮と接触し調査状況を聴取する考えを示した。
政府は北朝鮮批判を極力抑えて、対話を維持し早期の報告提示を目指す構え。菅氏は会見で、「拉致問題は長年にわたり対話の扉さえ閉ざされていたが、その扉をようやくこじ開けた。これから交渉の正念場だ。北朝鮮側も調査を誠実に進めていると説明している」と強調した。【村尾哲、平壌・井出晋平】
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