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2014年09月19日 「ジャーナリスト同盟」通信
<それでも朝日社会部を支持する>
朝日新聞たたきが流行している。これこそが日本の新聞テレビの正体を暴露しているのだが、ほとんどのメディアが政府のお先棒を担いでいることに気づいていない。スポンサーの財閥の操作に身をゆだねてしまっていることにも。新聞経営・編集人の多くがナベツネ化していることに驚愕するばかりだ。そこから日本の軍国主義化が強力に進行している。従って、まともな日本人であれば、それでも朝日社会部を支持しなければならない。過ちは反省と謝罪で償えるものだ。
<関電首脳の歴代首相への2000万円献金>
最近の朝日のすばらしい特ダネというと、関西電力の2000万円裏献金事件を暴いた成果である。歴代首相に2000万円裏献金という真実に対して「私はクリーン」という福田赳夫を信じ込んできた福田派ベテラン秘書は、本当に衝撃を受けている。
多くの日本人と、さらにいうと、外国の日本研究者はまるで日本を知らない、というと、言い過ぎかもしれないが、日本の権力の源について無頓着すぎる。
筆者の目もずっと曇っていた。せっかくアドバイスしてくれた恩師・宇都宮徳馬の指摘を軽く受け流してきた。宇都宮は知っていた。なぜか。
父親は佐賀藩出身の陸軍大将である。そこにまとわりついていた軍人や財閥のことを、幼くして見聞していた。長じて学生運動、そして逮捕拷問を体験、その後に事業で成功するや、言論界から軍部・官僚社会主義批判、戦後は政界に打って出て権力の裏側にも通じた、まことに稀有な人物で、彼くらい日本の真相に通じた者はいなかったといっていい。
筆者の教養は宇都宮譲りである。さらに、息子を財閥・三井傘下の東芝の病院で、事実上殺されてしまった。反省も謝罪もしない病院と医師らの対応から、財閥の恐ろしいまで正体を、否応なしに勉強させられてきている。
<東電など他の電力会社も>
「右翼に金を流す財閥」のことを教えてくれた宇都宮であるが、朝日の特ダネは、それを見事に裏付ける証拠となった。おわかりだろうか。
以前、親しい自民党実力者秘書の友人の衝撃的証言も、証拠を残さない裏献金のことだった。ほとんどの政治記者の知らないことである。仮に関与した者であれば、それは墓場へと持ってゆく。その実績で悪しき心の晩年を過ごすことになる。
世の常であろうが、なんともわびしい悲しい人生だろう。お天道様を拝むことは出来ない。
関電首脳の証言は他の電力会社もほぼ同様の手口で、政界に裏献金していることになろう。しかも、その原資は家庭からの電力料金である。あまりにもおろか過ぎる奴隷社会での真実なのだ。
これをスクープした朝日社会部の成果は大きい。
<三井や三菱の裏献金は>
電力会社の背後には、巨大すぎる財閥が控えている。東電には三井といったように。日本政府が破綻した東電を倒産させない理由は、三井の指令に従っているからと思えばわかりやすい。血税を投入して、三井の損失を抑えているのである。
こんなおぞましい芸当は、奴隷社会でないと起きないだろう。
財閥の雄である三井や三菱の裏献金は、桁外れといっていい。そうして司法立法行政を壟断する。ここには法治主義も法の平等も無いに等しい。
<政治資金規制法は主権者を欺く悪法>
日本には、古くから政治資金規正法が存在した。一定の枠を設けて政治献金を認めている。むろん、これが守られることはない。いかなる政治家、政治屋は無論のことだが、この法律を正しく運用していない。
正しく届出をしている政治家もいない。後ろめたい金は隠す。
公然と悪い金集めをしている。それを止めようということで、国民が血税を出すことにした。政党助成金である。しかし、相変わらず政治屋は金集めに必死である。まじめ人間は、絶対に政治家にはなれない。
うそつきでないと、平然と嘘のつける悪徳人間でないと、政治家は務まらない。要は政治資金規正法は、国民を欺く悪法なのである。泥棒の類に、政治を任せているといっても間違いではない。
<他紙が後追いしない、なぜか>
この深刻かつ大事な真実を、他の新聞テレビ、むろんNHKも後追いしていない。これもありふれた民主主義の言論界では、考えられないことである。すべての家庭が朝日新聞を購読しているわけではない。
我が家は10年前から新聞購読をやめている。朝日の特ダネは、福田派の元ベテラン秘書の電話で知ったものである。せめて公共放送のNHKは報道する義務がある。それを放棄したNHKに料金を支払っている日本人の顔が見たいものだ。NHKは放送法に違反している可能性が限りなくある。
<腐敗のきわみ、日本の新聞テレビと議会>
朝日特ダネを後追いしない日本の言論界の腐敗の深さを、これほど証明する事例も珍しい。
宇都宮徳馬が遺言のように訴えていたことに「民主主義が機能するには、言論と議会が健全でなければならない」という至言がある。よくよくこの言葉をかみしめる必要が、いまある。
言論界の腐敗はナベツネ読売に限らない。新聞テレビのナベツネ化は、他のメディアにも伝染している。朝日の政治部や経済部にも感染している。最近までCIAの手先が中枢にいたほどである。朝日の腐敗も深刻である。だからこそ社会部への期待となるのだが。
議会も腐りきっている。極右に塩を送る右翼化した公明党だけではない。この重大な朝日特ダネを誰が問題にしたであろうか。議会の無責任にもあきれるばかりである。
小沢一郎は知っているだろう。これを議会で扱ってみてはどうか。共産党に出来るだろうか?
<徳洲会疑獄はどうした!>
ついでに付け足すというわけではないが、朝日社会部に忠告もしたい。徳洲会疑獄事件のことである。ここには400億円もの公的融資事件が発覚している。そのことを記者はとうに知っている。検察はしかし、蓋をしようと必死だ。そこを突き破るのが社会部記者の本領ではないか。
この事件は戦後最大の疑獄事件である。国民の大事な医療福祉に関連する重大かつ深刻な事件である。
官房長官レベルで蓋をかけている事実も判明してきていると聞く。なんとしても国民の知る権利に応える義務があろう。健闘を祈る!
2014年9月19日記
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