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左を向いてゴニョゴニョと…(謝罪会見の木村伊量社長)/(C)日刊ゲンダイ
社会部vs政治部 朝日新聞社長“居座り”のウラに醜い内紛
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/153467
2014年9月19日 日刊ゲンダイ
朝日新聞バッシングは一向に衰える気配がないが、それも当たり前である。「抜本改革に道筋がついた段階で進退を判断する」とか言って、木村伊量社長(60)がケジメを先送りしているからだ。しかも、その裏に何があるかと思ったら、内部の権力争いなのである。この期に及んで「内紛劇」とは、一体どうなっているのか……。
■子飼いを後任に据え「院政」を画策
あれだけの誤報を認め、社長がおわびしたのである。常識で考えれば、さっさと辞めるのが筋だろう。
それなのに杉浦信之編集担当の解職で済ませ、トップはゴニョゴニョ時間稼ぎなんて、企業のガバナンスからして、ありえない。しかし、それを平気でやっているのが木村社長だ。
「その背景には次期社長をめぐる暗闘がある」といわれている。戦後、朝日は社会部記者出身の社長は1人しかいない。木村氏は政治部出身。そこで「今度こそ、社会部から社長を」という動きがあるという。
「年次的には佐藤吉雄常務取締役が候補です。人望がある渡辺雅隆取締役を担ぎ出す動きもある。2人はともに社会部です。これに対して、木村社長は政治部出身で自分の子飼いの持田周三常務取締役を後任に据えたい。そうなれば、木村院政になりますね」(朝日新聞関係者)
■社会部は特別報道部を「目の敵」
木村院政なんて、冗談みたいな話に見えるが、社会部がガ然、その気になっている裏側にも「食えないケンカ」がある。
朝日OBのジャーナリスト、井上久男氏が言う。
「吉田調書は朝日新聞の特別報道部が抜いてきたネタです。ここは記者が自分の足でネタを拾い、地道な調査報道で、権力側が隠そうとしていることを暴いていく。最近の朝日は特別報道部が力をつけてきて、2012年、13年と2年連続で新聞協会賞を取っています。これが面白くないのが社会部なんです。社会部は記者クラブに入って、検察や警察など役所からネタをもらうことを大切にする。権力と対立する特別報道部とは、取材スタンスが決定的に違う。当然、両者は反目し合っていて、今度の騒動の裏には社会部の特別報道部潰しも見え隠れするのです」
なるほど、吉田調書“スクープ”にケチがついた今、千載一遇のチャンスとばかりに社会部が勢いづくわけである。
ちなみに木村社長は当初、特別報道部を評価していて、新入社員募集のパンフレットには特別報道部の記者の顔写真を入れようとしていたという。それが一転、謝罪したのは、吉田調書には自分が関わっていなかったので、自分に向けられた批判の矛先を変えられるとみたフシがある。
編集担当役員に責任を押し付ければ、逃げ切れると思ったのか。となると、木村社長の辞任は相当、先になりそうだが、もちろん、この間、朝日の読者は加速度をつけて離れていく。
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