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2014年09月19日
わが国の年金基金が、安倍晋三の政権維持のツールに使われだした件で問題点を抽出中だったが、急遽テーマを変更する。なぜかと云うと、以下のように沖縄メディアが、民主党県連が翁長雄志氏を知事選候補を支持する予定だったが、ここに来て、その方針を撤回、元参議院議員喜納昌吉氏の擁立を決定したと云う報道がなされたからである。先ずは、以下の記事を読んでいただこう。
≪ 沖縄知事選に喜納昌吉氏 民主県連が擁立決定
民主党県連(喜納昌吉代表)は16日、常任幹事会を開き、11月16日投開票の知事選に、独自候補として喜納代表を擁立することを決めた。県連所属の那覇市議は翁長雄志那覇市長への出馬要請に加わっていたが、県連が擁立の条件とする名護市辺野古の埋め立て承認の「撤回」を翁長氏側が受諾しなかったため、支援できないと判断した。
県連は16日、喜納氏に知事選への出馬を要請。喜納氏は結論を保留したが、幹事会後の記者会見で「少しためらいはあるが、断ったら県民が失望する」と述べ、強い意欲を表明した。
自身が出馬する場合は、承認撤回を公約に掲げる考えを示した。
県連は同日選の可能性が高い那覇市長選では、県連所属の那覇市議が参加した選考委員会が全会一致で擁立を決めた那覇市副市長の城間幹子氏の支援も、白紙に戻すことを決めた。
喜納氏は、選考委の正式決定前に候補者の氏名が報道されたことなどから「民主的な手続きが取られていない」と理由を述べた。 ≫(沖縄タイムス)
≪ 県知事選 喜納昌吉氏が出馬に意欲 民主県連擁立決定
民主党県連は16日、常任幹事会を開き、11月の県知事選に喜納昌吉代表(66)を擁立することを決定し、県連として同氏に正式に出馬を要請した。近日中に党本部に報告した上で、喜納氏が週内にも記者会見し正式に表明するとしている。喜納氏は「ためらいはあるが、断れば県民のひんしゅくを買う」と述べ、 出馬に意欲を示した。
民主党県連は知事選への出馬を既に表明した翁長雄志那覇市長の推薦も視野に検討していた。だが上里直司幹事長によると、県連との調整で翁長氏側が「辺野古沖の埋め立て承認の撤回」を明言しなかったため、支持できないと判断し、喜納氏擁立を決めた。16日の常任幹事会では那覇市長選の推薦候補も白紙とすることを決めた。
ただ民主党本部は米軍普天間飛行場の辺野古移設推進を掲げており、辺野古移設に反対する県連の喜納氏擁立に同意するかどうかは不透明だ。一方、馬淵澄夫前選対委員長は11日に上里氏と会談した際、独自候補擁立について「慎重に考えてほしい」と求めていた。
一方、民主党の支持団体である連合沖縄は翁長氏の推薦を目指している。連合沖縄の大城紀夫会長は16日、「同じ候補者で知事選に向かうべきだ」と述べ、民主県連と協議する考えを示した。
喜納氏は常任幹事会後の会見で、出馬する場合は辺野古埋め立ての承認撤回を公約すると明言し、「辺野古移設案を越える知恵を出さないと、政治家として何の役割があるのかとなる。(知事選では)そこが問われている。県民、日本国民が納得するプランB(代替案)を出していけばいい」と強調した。 ≫(琉球新報)
筆者は、この沖縄知事選候補・翁長氏に関しての疑念を拙コラム「官房長官の悪魔の舌先 福島・沖縄知事選に暗雲漂う」の中で、
『……筆者などは、仲井真弘多の立候補は冗談かとさえ思ったくらいだから、立候補自体からして奇妙なわけである。仲井真は立候補する前から、知事選敗北は承知し ていたような気がする。現在までに入っている情報を整理してみると、翁長候補がWスコアー以上で圧勝すると言われている。菅官房長官も、憎き翁長雄志、共 産党からまで支持される保守などいるわけがないと、悪しざまなほど対立関係を醸し出している。しかし、絶対有利に思われている翁長候補への攻撃というよ り、自民党・保守の敵呼ばわりを敢えてしているように見えてしまう。何故かというと、完全に翁長候補が勝つ知事選だったのに、翁長候補が「埋立承認撤回」 を明言しない立候補表明に至ったことで、“HATENA?”という空気が沖縄県民の間に広まりつつある問題を重視した可能性がある。その為の、対立構図の 再構築なのではないか、という疑念でもある……』
と述べておいたが、まさに風雲急を告げている。
筆者は、以前、鳩山由紀夫が贖罪を貫徹するためにも、沖縄県知事選にうって出るべき論を語っていたが、どうも菅官房長官の魔の手は、完全に翁長候補にまで回されていたことが、半ば証明された感がある。なんだか、酷く寂しい気分になるが、ケビン・メアの「沖縄県民はタカリの天才」という中傷が当たるのではないかと危惧する。たしかに、菅義偉という政治家の手腕は相当のものだが、トラップに次ぐトラップを繰り出すだけの魑魅魍魎な悪人に過ぎないのではないだろうか。政治的手腕がどうのこうのではなく、人として、あまりにも詐術を弄し過ぎである。こういう人間が安倍政権の屋台骨を支えている以上、到底、国民のために政治を行うことはあり得ない。今までの、日本の政治史上で見受けられないタイプの政治家なようだ。
民主党は、辺野古基地新設を「出来れば国外、少なくとも県外」を主張した鳩山由紀夫を引きずり降ろし、菅直人、野田佳彦によって、09年の政党とは全く異なる政党に化けてしまったわけだから、喜納氏を公認する可能性は、まずないだろう。その為に、選挙対策委員長を馬淵澄夫からフランケン岡田克也に代えたのだから万事窮すだろう。この調子だと、筆者などが想像する以上に、菅官房長官率いる安倍政権は、日本をズタズタにするのかもしれない。菅義偉という政治家は苦労人だとしか、認識していなかったが、どうも認識が甘すぎた。まあ、甘くなかったとしても、消しようもなかったが(笑)。この調子だと、仲井真が立候補したことが、冗談ではなかったことになる。
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