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2014-09-17 07:58:31
菅官房長官は「辺野古は過去の問題になった。知事選の争点にはならない」と、記者会見(9月10日)で言い放ちました。
誰が見ても、11月の沖縄県知事選挙の最大の争点は「辺野古基地を認めるかどうか」のはずです。それを菅官房長官は、「過去の問題になった」と自信たっぷりに断言したのです。
「おかしい」。単なる争点外しの言ではない。何かが隠されている。それを解くカギは、官房長官の言葉の中にありました。
菅氏はこう述べていたのです。「最大の関心は沖縄県が(辺野古沿岸部の)埋め立てを承認するかどうかだった。(現在の仲井間)知事が承認し粛々と工事しており、もう過去の問題だ。争点にはならない」というものでした。
つまり、埋め立てに関する地元知事の承認はすでに得られており、それがすべてだ、決着済みなのだという意味です。現知事から得た埋め立て承認が撤回さえされなければ、合法的に工事を進められるという認識です。
権力者側はいつもこのようなロジックを使います。菅氏は、今回の内閣改造で「沖縄基地負担軽減担当」となりました。普天間の世界一危険な基地負担を軽減するため、辺野古基地への移設をなんとしても実現する、あらゆる手を使って辺野古へ移設するという強烈な使命感を持っています。
11月の選挙では、辺野古推進を掲げる仲井間元知事が負けるとみられています。辺野古に基地は作らせないと公約する翁長雄志・那覇市長が断然有利。勝利はほぼ間違いないといわれます。
ところが、ここにも黒い罠が仕掛けられているようです。
翁長氏が今月13日に出馬表明した時の異様な記者会見風景がそれを如実に物語っています。出馬会見は、那覇市民会館大ホールという大きな会場で行われました。その壇上には多くの支援者をずらりと並べ、翁長氏の一言ひとことに熱狂的な拍手と歓声を上げるという演出だったそうです。
記者席は、大支援者群のなかに埋め込まれたような格好で、例えば「埋め立て承認の撤回はするのか」という確信を突いた質問には、大ブーイングでけん制すると言った雰囲気。
翁長氏に対する疑問は、植草一秀・経済政治評論家も抱いており、警戒信号を発しています。自ら罠にはめられ、“ミラーマン”などと辱められただけに、罠には敏感です。
植草氏はこう指摘しています。「もともと基地建設反対の人々は、埋め立て承認を撤回し、基地を造らせないことを条件にしていた。ところが、立候補の文書では『新しい知事は承認撤回を求める県民の声を尊重し、辺野古基地を造らせない』となっており、『埋立承認撤回」の確約が取り除かれているのである』と。
菅官房長官はひそかに手を回し、翁長陣営の選挙事務局長などを籠絡させたように見る向きがあります。
植草氏の見立ては、「仲井真氏は『負けたふり』をして、予定通り、翁長氏にバトンを引き継ぐ」というものです。
翁長氏は「辺野古に基地を造らせない」と叫びながら、辺野古の基地建設を黙認する。
植草氏は、「この、壮大な三文芝居が演じられる可能性は、極めて高いと言わざるを得ない。辺野古基地建設阻止の方針が、『埋立申請承認撤回』と切り離されることは、単なる『偽装』=『偽計』に過ぎないことになる」と指摘しています。
そして、「辺野古の美しい海岸を破壊して、半永久的に存続しつづける巨大な米軍基地新設を断固拒否しようと考える沖縄県民は、『埋立申請承認撤回』を確約する候補者を擁立し、すべての基地建設反対票をこの正真正銘の基地建設阻止候補者に集中させるべきである」と、強調しています。
沖縄をめぐって、ドロドロした陰謀が渦巻いています。陰謀の仕掛け人は菅官房長官と見られています。
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