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朝日、今度は“捏造インタビュー”発覚 任天堂社長に取材していないのに…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140916/dms1409161146003-n1.htm
朝日新聞が、任天堂の岩田聡社長を直接取材していないにもかかわらず、あたかもインタビューしたかのような体裁で紙面化していた問題は、慰安婦問題の大誤報や、東電福島第1原発の吉田昌郎元所長の調書報道に続く、朝日の大失態といえる。同紙の歴史的大誤報、伊藤律架空会見(1950年9月)を思い出させる問題に、元NHK政治部記者で外相秘書官を務めた渡部亮次郎氏は「朝日は異常だ。あきれ果てる」と切り捨てた。
問題の記事は、2012年6月8日付経済面の「ソーシャル時代、どう対応?/ゲーム大手4社に聞く」。朝日は、任天堂に社長への取材を申し込んだが了解が得られなかったため、同社ホームページに掲載されていた動画の発言内容をまとめ、“捏造インタビュー”記事を仕立て上げた。
14日付朝刊に掲載されたおわび記事では、掲載後に任天堂から「インタビューは受けていない」と抗議を受け、すでに謝罪したと説明。「動画内の発言であったことを明記するべきでした」と振り返り、「新たに外部から指摘があり、紙面でおわびする必要があると判断した」としているが、クオリティーペーパーを自任する朝日とは思えないひどい対応だ。
前出の渡部氏は「悪いことを悪いと判断できない幼児性を感じる。社内に記憶力はいいエリートは多いのだろうが、常識的な判断ができない、言ってみれば頭の悪い記者が増えているのだろう。ジャーナリストならば、2次情報を1次情報と偽るようなことは絶対にしない」と憤る。
抗議、謝罪の日付や、読者へのおわびが遅れた理由などについて、朝日広報部は共同通信の取材に対し、「相手先のあることでもあり、お答えを控えさせていただきます」と回答している。
これについても、渡部氏は「『お答えを控えさせて…』とでも言っておけば逃げられると思っているのだろうか。説明責任を果たそうとする姿勢がまったく感じられない」と突き放した。
朝日の信頼は、日に日に失墜している。
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/09/16]
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