http://www.asyura2.com/14/senkyo171/msg/422.html
Tweet |
いまさら? それでも? 熱気に包まれた小沢一郎講演会
http://neko-blog.cocolog-nifty.com/nekologue/2014/09/post-8fcb.html
2014年9月14日 猫のひとりごと
小沢一郎生活の党代表の講演会が大阪で・・・尊敬する先輩の熱い情熱に背中を押され会場へ。
北区にある区民ホールの入口では、小沢氏の巨大な看板がお出迎え。続々と人々が詰め掛ける様子を見ると、衰えぬ人気に改めて感心する・・・暴走する安倍政権を前に野党の無気力に強い危機感を感じてのことだろう。
万雷の拍手を受けて小沢一郎代表が登壇・・・生の姿を見るのは初めてだが、しっかりとした足取りで、話も熱がこもり、年齢を感じさせないのはさすがだ。
戦後の日本を担ってきた自民党・・・その要職にあった自らを省みつつ、最近の安倍政権の経済外交安全保障の危うさを指摘。分厚い中間層が市場原理主義によって壊され、格差社会が広がる・・・小泉政権以来のグローバリズムに対し、日本はきちんとモノが言えてない、と。
自民党時代に、幹事長として日米交渉に当たったが、譲れないところははっきりとNO!をいうことを通じて、建設交渉、電気通信交渉をまとめてきた。今の政治家も官僚もそれができない・・・。
安倍政権が鳴り物入りで進める「地方創生、女性活用」も、大臣をつくるだけでは意味がない。地方が女性が活躍できるためには、権力を渡し、制度をつくり、空気を変えることが必要・・・中身のない空疎な政策だと厳しく批判。
二度の大戦を踏まえて人類がたどり着いた国際連合の仕組みと憲章・・・国益にこだわり軍事力で国際紛争を解決するのでは戦争は避けられない。小沢氏の理論は国家主権からの脱却が基本にある。安倍政権の集団的自衛権行使容認は歴史に逆行する戦争への道・・・。
一方で一国平和主義に閉じこもってきた日本からも脱却が必要・・・積極的に平和のために行動する日本へ! それはまた日本国憲法前文の精神でもある。ただし、あくまでも国連主導で! このあたりが小沢戦略の要諦でもある。
中国・韓国など隣国と緊張感を高め、東京裁判を認めず、歴史に逆行する安倍政権に対しては、隣国はもとよりアメリカも強い危機感を抱いている・・・オバマは安倍が嫌い(^_^;)
相手の感情を逆なでしておいて、「対話のドアはいつでもオープン」などと寝言えいってないで、いいたいことがあれば面と向かっていうべき。その上で妥協すべきところは妥協し、約束は必ず守る・・・これが信頼関係構築の基本だ・・・自分はいつでもそうしてきた、とも。
最後に、民主主義の根本は選挙。次の総選挙で政権交代を成し遂げよう。それをみなさんと一緒に実現しようと結んだ。
特に目新しい内容ではなく、正直なところ物足りなかった。せっかく生の小沢氏の話を聞ける機会なのだから、もっと突っ込んだ内容が欲しかったと私はアンケートに書いた(>_<)
個人的には、対米従属の一方で戦前回帰的な極右安倍政権に対し、東アジア共同体構想・沖縄の基地撤去・脱原発など、明確なビジョンを高らかにうたって欲しかったが・・・。
参加者はみなさん熱心な小沢ファンばかりだが、その辺りの思いは同じと見えて、質疑応答の時間では、具体的な選挙協力、脱原発、記者クラブ改革など突っ込んだ質問が続いた。
化けの皮がはげそうなアベノミクスに浮かれている間に、時代錯誤な国に逆行する日本・・・この流れをなんとしても転換することが政治家の喫緊の課題。いまさら? なのか、それでも? なのか・・・それもこれも、そして自らもということだよなぁ〜。
坂本 洋
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK171掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。