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2014年09月15日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆生活の党の小沢一郎代表が9月14日午前10時37分〜44分から、NHK総合テレビの番組「日曜討論 党首に問う いま政治がすべきことは」(司会:島田敏男解説委員・中川緑アナウンサー)に出演し、「安倍政権にどう向き合うのか、そして秋の臨時国会や、今後の政局への対応」などについて聞かれて、答えた。
@内閣改造であり、どうということはない。自公に替わる野党の受け皿がない。
A消費税を続けてさらに10%に引き上げるのは,反対である。景気を良くするためには個人の消費を増やす以外ない。
B小泉純一郎政権以来、個人の所得は減り続けている。安倍晋三首相の「地方創生」という言葉だけはいいが、とくに地方の状況は非常に深刻だ。
C続いての増税で、中小・零細企業,一次産業が負担に耐えられなくなり,経済は冷え込んでしまう。税制としての消費税に反対しているわけではない。民主党が2009年の選挙のときに,税率を引き上げ国民に負担をかける前に、まず,抜本的なもの、行政,色んな改革を断行する。それでもまだ足りないときには消費税をお願いするということだった。結局、大改革も何もしないで,ただ税負担だけを国民に求めるのは,約束違反だということで、私は呑めないと主張した。
D2015年春の統一地方選挙は、野党結集の試金石になる。
◆自民党に替わる受け皿としての野党結集について、島田敏男解説委員が「小沢さんは長年にわたって日本の政界再編、そして政権交代可能な勢力作り、これを目指して今日まで進んで来られた。いまの状況というのは自民党の『一強多弱』と言われてしまう。冒頭にも話がありました。ここについては視聴者からも色んなご意見来てるんですよ」と述べた後、中川緑アナウンサーが「32歳女性長崎県のご意見『自民党のみ強いと慢心も出てくる。野党の発言力を強め,気を引き締めさせたい』これについては」と紹介した。
これに対して、小沢一郎代表は、こう答えた。
「そのとおりなんですね。ですから,そういうことのないように,政権交代可能なシステムとして民主主義が考えられた。議会制民主主義が。ところがこれは民主党政権の失敗、また私どもも責任あるんですけれども、いま自公に替わる受け皿、政権をいつでも取って替われるという受け皿がないもんですから、そこでまあ自民党、安倍内閣の好き勝手にやっちゃう、と。こういうことになってるんで。これはわれわれの責任でですね,国民皆さんが自民党以外にも選べる、そういう環境、状況を野党として作るべきだと思います」
島田敏男解説委員が、「そのとき,これから先ですね,その新しい受け皿作りの一番重要な要素ってのは何でしょう」と質問したのに対して、小沢 郎代表は、次のように答えた。
「野党のほとんどの人は、このまんまでは、とてもとても選挙に勝てない、と。すなわち国民の選択肢がない。ということで、やっぱり、連携し協力し合わないとだめだという意識を八〜九分どおりの方々は持ってんじゃないでしょうか。ただ,何となく政党がどうのこうのとか,いや何だかんだというそのしがらみを越えようと思ってるんでしょうけれど,なかなかリーダーが,引っかかるところもあるというのが現状で。しかし、私は流れとしては、このまんまでは野党はまったく将来がないし、自民党のまた長期政権っちゅうことになっちゃうんで、これではいけないという考え方がだんだん強くなり浸透してくると、私は思ってます」
「前回の選挙のときに自民党が300(議席)以上になったんですけれども、このときも、得票数は、増えてないんですね。棄権が10%以上あったちゅうことと。しかし、その後の首長選挙では、ほとんど1対1のときは、全部野党側が勝ってるんですね。ですから、そういう意味での地方選挙は、1つの野党の協力、まとまりの試金石になるんじゃないでしょうかね」
◆小沢一郎代表が、常々力説しているように、「首長選挙では、ほとんど1対1のときは、全部野党側が勝っている」のは、確かに事実である。
○日本列島では、2012年12月16日の総選挙以降、さいたま市長選挙をはじめ、沖縄県名護市長選挙、福島県南相馬市長選挙など、各地の首長選挙で巨大与党である自民党・公明党が敗北し続けており、2015年春の統一地方選挙、2016年7月の衆参同日(ダブル)選挙での「自民党・公明党敗北の予兆」が出始めている。
○現職の嘉田由紀子知事の任期満了に伴う滋賀県知事選挙は2014年7月13日に投開票が行われ、「卒原発」を掲げ嘉田由紀子知事の後継指名を受けた元民主党衆議院議員の三日月大造が自民・公明推薦の小鑓隆史、共産推薦の坪田五久男を破って初当選を果たした。
○民主党最高顧問を務めた羽田孜元首相以来「羽田王国」と言われている長野県で任期満了に伴う知事選挙が8月10日に投開票され、現職の阿部守一候補(無所属=民主党と社民党に自民党や公明党などが抱きつき相乗り)が、野口俊邦(無所属・新=共産党推薦)らを抑えて2回目の当選を果たした。自民党は、「不戦敗」となった。滋賀県知事選挙に続いて連勝、自民党は事実上、連敗した。
○任期満了(2014年11月11日)に伴う福島県知事選挙(10月9日告示、26日投開票)について、佐藤雄平知事(渡部恒三元衆議院副議長=民主党衆議院議員の甥、渡部恒三の長男で東京財団の渡部恒雄研究員は従弟)は、民主党の元参院議員で、民主党の推薦で知事選挙に当選した。ところが、佐藤雄平知事は、8月下旬、「不出馬」の意向を示し、9月4日、県庁で記者会見し、「不出馬」を正式に表明し、内堀雅雄副知事(50)を「施策の継続性があり、私の意志を引き継いでくれる」と評価し、後継者にふさわしいとの考えを示した。これを受けて、内堀雅雄副知事は同日、記者団に「重く受け止める」と述べ、立候補について具体的に検討する考えを示した。このため、自民党本部は内堀雅雄副知事を念頭に民主党などとの相乗りによる事実上の「不戦敗」を決めている。はっきりした敗北により、安倍晋三政権が傷つくのを回避しようとしているのである。
◆しかし、小沢一郎代表は、「オリーブの木」構想を掲げ、「非自民勢力」を結集して、自民・公明両党連立政権を打倒して、政権交代を実現しようとする戦略戦術を示しているものの、自ら率先して野党を結集しようとしているようには見受けられない。細胞分裂してバラバラになり続けている野党に失望し、諦めているのだ。むしろ、自民党を2分して、「保守2大政党」による保守陣営内で「政権交代」できる体制を築こうと示唆しているかに見える。かつて自民党が5大派閥のなかで、政権をタライ回しして、安定した自民党長期政権を38年間続けてきたのに匹敵する「新しい保守体制」(「新しい国づくりを目指す勢力」と「戦前の日本を、取り戻す勢力」)である。
自民党を2つに割り、その一方とフリーメーソン・イルミナティが設立した政党であることを深く理解している民主党内の1部とを合流させて、「民主党」(「新しい国づくりを目指す勢力」)を再出発させようとしているということだ。これは、世界のロイヤルファミリーとフリーメーソン・イルミナティからの強い要請であるという。
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