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2014年 9月14日(日)14時07分0秒
(略)
吉田調書が、政府のどこかのホームページで公開されているようです。
どうも私は、読む気がしません。
なぜか、と自分でも不思議でしたが、じゅんこさんのこのつぶやきを見て、理由が分かりました。
* 「junko @junko_in_sappro ? 14 時間
吉田所長は東京電力の幹部
聴取は地検で検事だった加藤経将と警察庁の千葉哲
原発利権を守る「暴力装置」が送り込んできた人物
自白誘導のプロ」
https://twitter.com/junko_in_sappro
私が気になったのは、その意図です。
吉田所長に事情聴取をするとして、自然科学の視点から、福島第一原発で何が起きたのかを、日本語言論のなかでの共有の財産にしたいのか? 当事者の体験談は、非常に貴重だから。
そうであるなら、吉田所長の体験談を聞き出す人も、それ相応の原子力・原発についての知識を持っている必要があります。たとえば、小出裕章さんのような人です。
で、実際は誰がやったのか?
じゅんこさんのつぶやきによれば、自然科学者ではなかったようです。
であるなら、この吉田調書なるものは、あまり意味がないだろう、と。
その顔ぶれを見るに、焦点は、責任のなすりつけあい、と。
今はもう故人となってしまった吉田さん。
自然科学者がインタビューする機会が永遠になくなってしまいました。
残念なことです。
ついでに、小出裕章さんの最新のメディア発言。
東海あまさんのツイッターに出ていました。
http://no-nukes.blog.jp/archives/7852103.html
文字起こしの記事もあります。
関心のある方は、各自、ご覧なってください。
私は、避難されたかたたちのあまりの素朴な反応に、ちょっと驚きました。
そんなもんでいいのか、と。
実名を名乗っている森松さん。
「森松明希子さん:
いつも本当に、情報発信をしてくださいましてありがとうございます。今日はよろしくお願いします。事故直後に政府は、私達普通の人間は当初、1ミリシーベルトまでが 放射線被ばくの限度だったのが、法律で20ミリシーベルトに引き上げて、未だにそういう基準値を引き上げたまま放置していて、「耐えなさい」というような、基準値を引き上げるというのは、我が国は法治国家ですよね、子どもも含めて耐えなければいけないというのは、どう考えたら・・・。」
小出さん
「普通の皆さんは、日本が法治国家だと思ってきたのだと私は思います。でも実は違ったのです。この国は、普通の方々には1年間に1ミリシーベルト以上の被ばくをさせないということを法律にしてきた国なのですけれども、福島第一原子力発電所の事故があまりにも過酷だったがために、もう自分で決めた法律も守れない、もう反故にしてしまうと彼らは勝手に法律を決めてしまったのです。ほんとに、デタラメな国だと私は思います。」
うーむ、です。
どちらも素朴ではないか、と私は思います。
日本が法治国家、というのはいいとして、法治国家の法治、ということには、2つの意味がある、と丸山真男が始終、繰り返し指摘したことでした。
西洋的法治と、日本的法治。
日本の場合は、法を通して統治層が民を支配すること。
西洋の場合は、市民の権利を保護すること。
3.11以後、この国の統治層は、日本国の伝統の、つまり本来の統治国家に戻っただけです。法とは、ひたすらゴミである国民を管理するだけのもの、と。
で、小出さんは、この国は本当にでたらめ、と指摘しましす。
多分、このような認識が、小出さんを国立大学の教員である身分を守っているのでしょう。
この国の体制の本質的な悪をえぐらないから、と。
この国はでたらめ、と述べることと、この国は、今も律令国家である、と述べることは、天地の開きがあります。
後者のように発言すると、そこから帰結するのは、革命しかない、となるからです。
この国はでたらめ、と言っている分には、はい、そうですね、と統治層も受け流すことができます。
しかし、小出さんのような人材は、3.11後の今の日本では、非常に貴重です。
その貴重さは、今後、ますます重宝されるようになるでしょう。
なぜなら、最初の話題に戻りますが、はたしてこの国に、自然科学の視点からだけで吉田所長にインタビューできる人がいたのか、と、私には疑問です。
この国の学者とは、すべて、御用学者ではないのか。
学者でいる限り、この国の律令体制とどこかで折り合っているわけですから。
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