01. 2014年9月14日 12:30:51
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浅尾氏に代表辞任迫った渡辺喜美氏、禊ぎは済んだのか… 産経新聞 9月13日(土)18時0分配信 “喜美節”の復活だ。8億円の借入金問題で4月にみんなの党代表を辞任、沈黙を守ってきた渡辺喜美衆院議員が報道カメラの前で「野党再編に走るなら辞めていただきたい」と浅尾慶一郎代表を激しく攻めた。復帰を目指す秋の臨時国会に向けて存在感を示す狙いとみられるが、党内では「不祥事のみそぎはまだ済んでいない」との批判も飛び交う。果たして喜美氏の復権はなるのか−。 「記者会見録を見ていると野党再編論という印象を受ける。野党再編に舵を切るのであればみんなの党は空中分解する」 喜美氏は10日夜、都内の高級中華料理店で約10人の同僚議員と会食後、赤ら顔を浮かべながら報道陣の前で浅尾氏批判を展開した。 また、「みんなの党は政策の実現が最優先だ。テコの原理で安倍晋三政権を動かしていく。その延長線上に“与党再編”がある」と強調。さらに「私は“戦略対話”と言ってきた。首相はそれに呼応して『責任野党とは真摯(しんし)に話し合いを続けていく』と言ってきた。だから3月の時点で私も首相に政策提言を出したりしてきた」と続けた上で、こう言い放った。 「その戦略対話路線が浅尾さんが代表になったらぱったり途絶えてしまった。もったいないですよ。われわれは参院で議席を持っている。なぜレバレッジ(テコ)を使わないのか」 ただ、“口撃”の的となった浅尾氏も言われるがままではなかった。 一夜明けた11日、報道陣を前に「政権与党に対しても具体的な政策提案をしている。日本維新の会に限らず、民主党であれ、次世代の党であれ、一緒に法案を出せるところとは出していくということはすでにやっている」と反論。野党再編論者と指摘されたことに対しては「このタイミングでどこかの党と一緒になることはありません」と断言した。 12日の記者会見では「前代表が言っていること(与党再編)が与党の下請け機関になるということであれば違う」と対決姿勢を鮮明化。さらには「代表時に所属議員が外で発言して問題になったことは承知しているはずだ。同じ轍を踏まないようにしていただきたい」とくぎを刺すことも忘れなかった。 浅尾氏は喜美氏と「できるだけ早く」に会う意向も明らかにした。また、近く党運営に関する考え方を所属議員に示す方針だ。 10日の会食には喜美氏と比較的近い約10人が、「残暑払い」名目で前代表の誘いを受けて集まった。喜美氏には、党内に存在感をアピールする狙いもあったとされる。 誘いを受けなかったある党幹部は「執行部を批判する前にお金の問題や、代表辞任後通常国会に顔を出さなかった理由を記者会見で説明するべきだ。順番が逆だ」と批判し、喜美氏のみそぎは済んでいないとの見解を示した。 “反喜美”の空気は党外にも漏れつつある。 野党再編を訴えて11日にみんなの党に離党届を提出、維新と結いの党が9月中の結成を目指す「維新の党」への参加を表明した大熊利昭衆院議員は、離党会見の席で次のように吐き捨てた。 「前代表は浅尾氏が野党再編に舵を切れば空中分解すると言ったが、皮肉なことに前代表が『与党再編』と言ったことが私が離党する最後のきっかけになった。前代表の発言が離党を決意する最後の一押しになった」 会食の同席者には次世代の党との合流を模索するメンバーも含まれており、与党に熱いまなざしを向ける喜美氏とは「距離がある」との指摘も…。喜美氏の“復活”は党内外に波紋を広げつつある。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140913-00000519-san-pol |