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小沢一郎氏が大阪で「政権交代」を呼びかけ
http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/bb10ef5e24f484f4ab4e4b8a6a155e33
2014-09-14 09:06:19
生活の党の小沢一郎代表が昨日9月13日、大阪市内で講演し、「安倍政権の下では日本が危ない。次の総選挙では連携して政権交代を実現しよう」と、呼びかけました。
小沢氏は講演全体を通じて安倍政権の危険性を指摘し、批判しました。
まず、「わたし自身は右翼からも左翼からもずっと批判されてきたが、政治家としても一個人としても、『日本のこれからの行く末』を真っ直ぐに見詰めてやってきた」と、自分の立ち位置を明確にしました。
そのうえで、安倍政権を批判。今回の内閣改造では、「地方創成と女性の活用が喧伝されているが、担当大臣を置いただけでは何も変わらない。霞が関に代表される官僚が独占している権限を地方に移すという抜本的な統治機構の改革がなければ意味はない」と、持論を強調しました。
女性が輝く社会についても、「女性の雇用の仕組みを変えたり、子育ての環境をきちんと整えるなどの政策が実行できる権限を与えなければ、大臣を置くだけでは意味がない」と話しました。
集団的自衛権では、「敗戦後の日本は、どういう国を目指してスタートしたのか」と、国のありようについての原点を問い、国連を中心とする世界平和の実現が自分の信念だと述べました。「国連による平和実現のための自衛権なら、個別でも集団的でも自衛権がある」という持論です。
「その内容が、憲法の前文と9条に書かれているのです」と、憲法の「国際協調による平和実現」という根幹を改めて指摘しました。
小沢氏は、「他の国の紛争に日本がわざわざ出て行って闘うのは、憲法が明確に禁止している。やりたいのなら、憲法を変えるほかない。それを、閣議決定だけで変えてしまうのは間違っている」と、強調。
「安倍さんは、大日本帝国の意識、イメージに戻ろうとしてやっているのではないか」と、”強いニッポン”を取り戻そうとしている安倍政治を描写。いわゆる歴史修正主義です。
安倍氏は、東京裁判でA級戦犯などに問われた人々を「国のために命を捧げた英霊」として名誉回復するために靖国神社に参拝しています。しかし、これは戦後秩序の出発点となる東京裁判の結果を修正するものであり、安倍氏のこの歴史修正主義については、アメリカ、とくにオバマ大統領が危惧の念を持っています。
小沢氏は、「私は日米関係についても非常に心配している。安倍さんは『日米関係、日米関係(が重要)』と言っているが、アメリカの関心とは食い違っている」と、日米関係についてすら危機感を表明しました。
さらに目を「世界の危機」に広げ、中国情勢とウクライナ情勢を挙げました。「中国は経済の自由市場と政治の共産党一党独裁主義を両立させようとしているが、そんなことできるはずもなく、その矛盾が危機的な状況にまで達している。いかにソフトランディングできるかが課題」。
ウクライナ情勢については、第一次大戦も、第二次大戦も、その根っこにはウクライナ情勢がからんでいたという認識を示し、「国連を中心とする平和実現の仕組みを強固なものにしなkれば、歴史なまた繰り返す」と、国連に貢献する日本のあり方を述べました。
日本の日常は問題はありながらもなんとかやっているという”楽観論”が底流に根強くありますが、真の実態は一刻も猶予できないほどの危機に直面しているというのが、正しい認識です。日本は見たくない現実からは、いつも逃避して直視しない。
それに警鐘を鳴らしているのが、オザワという男です。
オザワはこう強調しています。「安倍政権がやっていることは時代に逆行し、日本が危うい。民主主義(を達成する道)は選挙です。早ければ来年にも有りうる総選挙では、一人でも多くの人が手をつなぎ、この政治を変えようではありませんか」と。
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