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http://mewrun7.exblog.jp/22382535/
2014年 09月 13日
これは『前原、メッタ打ちで初回降板&維新と結い、党名決まらずで、野党再編に暗雲http://mewrun7.exblog.jp/22238300/』のつづきになるのだが・・・。
10日、維新の会と結いの党が、合流に向けた合同両院総会を行ない、党名など重要事項について決定を行なった。^^;
当初、今月7日には、新党結成の発表を行なう予定だったのだが。21日に延期になったという。
ちなみに、新党名は「維新の党」に決まったのだが。この党名を決めるのには、ギリギリまでおおもめすることに。<最終的には「日本維新の会」と「結いの党」、両党の名の一部をとったということだが。「維新」+「の党」ってこと?「の党」が党名の一部って。(>_<)>
両党は9月にはいっても尚、代表者の数や本部の場所なのでもめていたし。いまだに重要政策に関する考え方に差があることから、議員の中からは「今のうちに、合流をやめた方がいいのでは?」という声が出る始末。^^;
維新側は今回の合流を実質的な「吸収合併」として考えており、数の力で新党の支配権を握って、押し切りたいようなのだが。結い側は、あくまでも「対等合併」としてとらえているし。同党幹部はプライドが高いことから、mewは何ヶ月もしたら、離婚話が出るおそれがあるようにも思うです。(~_~;)
さらに、維新の橋下代表は、早くみんなの党も巻き込んで、野党再編(というか人数集め)を進めたいようで。みんなの浅尾代表などに連携を呼びかけているのだけど。
DHC8億円献金問題以来、ナリをひそめていたみんなの党の渡辺前代表が、最近になってオモテ舞台に復帰。渡辺氏は、自民党との連携にこだわっており、みんなの党が野党再編に加わることに反対の立場を示していることから、みんなの党が再分裂する可能性も出て来た。^^;
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維新の橋下代表は、昨年来、結いの党に合流を呼びかけていたのであるが。以前は、「維新は完全に解体してもいい」「自分は国政政党の代表や幹部にならなくていい」と発言し、野党再編の受け皿とするために、あくまでも1から「新しい党」を作るかのような話をしていたのだ。(・・)
そこで結いの党側は、全く新しい党名にすると共に、国政政党として国会議員を代表にして、本部を東京に置くことを提唱していたのであるが。
しかし、維新の会、特に大阪維新系の議員たちは、維新解体に納得せず。党名に「維新」を残すこと、橋下氏を代表にすること、大阪に本部を置くことなどに強く固執したため、両者の協議は難航することに。^^;
当初は「維新」の名にこだわらないと言っていた橋下氏も、大阪維新の議員に強く要望されたためか、7月頃から「前回の衆院選(比例代表)で約1200万人が日本維新と書いた。党名の浸透は大変なので、よく考えるべきだ」と強調するようになっており、新党名にかかわらず、地方政党の「大阪維新の会」の名称は維持する意向も表明することに。
また今月9日には、「産経新聞社の世論調査で維新の政党支持率は6%、結いは0%。どの名前が浸透しているのか考えてもらわなければいけない」として、「維新」の名にこだわる自党の議員の後押しを行なった。^^;
<ちなみに、橋下代表は9日の会見で、党名に関する対立が続いていることにプチ切れをして。『橋下氏は名称について「こだわりは全然ない。国会議員で好きなようにしたらいい」と述べ、「安倍政権が必死で日本の外交を立て直そうとしている中で(名称でもめるなど)信じられない」と非難。「もう『あ党』でも『い党』でも『う党』でもなんでもいい。面倒くさい」といらだちをにじませ』ていたのであるが。(産経9.9)
これに対して、結いの議員が「だったら、『あ党』とか『あいの党』にすればいい。その方が維新よりマシだ」と揶揄していたとか・・・。^^; mewもそう思う。(・・)>
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結いの党は、当初から旧体制的な「維新」の名を残すことに反対していて。(維新=restoration=王政復古」なんだもん。^^;>最後の最後まで、「維新」は使わず、新たな党名をつけるべきだと抵抗。
江田代表は9日の記者会見で「『維新の会』はダメだという前提の合意だ。2つの案は新しいのか」と不満を口にした。「10日に決めなくてもいい」とも語り、“破談”をにおわせた』ほどだったのだが。 最後は、多数決で押し切られることになった。^^;
『「『維新の党』の旗印の下、一致結束して政権交代、野党再編に全力で突き進みたい」
結いの江田憲司代表は10日、新党名決定後の記者会見でこう気勢を上げた。逆に維新の松野頼久国会議員団代表は本音を吐露した。
「生みの苦しみということで今は乗り越えていきたい」
両党が「『維新』を含む新しい党名」で合意したのは7日だった。そのわずか2日後の9日、「日本維新の党」「維新の会」を提案した維新に対し、江田氏ら結い側が「代わり映えがしない」と不満をぶちまけ、温厚な性格の松野氏は「ルール通りにやっている。今さら何を言っているんだ」と怒りをあらわにした。
同日夜、維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)と江田氏は電話で「合流は潰さない」と確認したが、党名は10日の投票にもつれ込んだ。結果は、両党名を取り込んだ「維新の党」が41票、「改革維新の会」が10票など。新党の略称は「維新」で、「維新による結いの吸収合併」の色が濃。
国会議員は維新が38人、結いは14人で、投票の結果は見えていた。松井氏は新党名決定後、府庁で記者団に、「多数決で決するのがうちのガバナンス(統治)だ。江田氏も納得している」と強調。共同代表制採用、実質的な党本部の大阪設置と、譲歩を重ねてきた結い側には敗北感が漂う。(産経新聞14年9月10日)』
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また代表や本部の場所などに関しても、結局、両者の意見は最後まで合わず。仕方なく全てにおいて、姑息な(=その場しのぎの)折衷案をとることになったという。
『共同代表制は結党から1年間続け、その後、1人代表制に移行する。党本部は東京と大阪に置くが、維新の会の発祥地である大阪を「主たる事務所」とする。国会議員と地方議員を同格と位置づけ、党本部は総合調整機能を担うとした。(朝日新聞14年9月7日)』
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維新の会は、旧石原「太陽」と合流した時も、党の体制を一元化できず。橋下氏と石原慎太郎氏の共同代表制を採用していた上、党本部は大阪に置くものの、国会議員団の本部は東京に置くことにしたのであるが。
そのために、橋下代表&大阪維新系の国会議員や地方議員と、石原代表、平沼国会議員団代表&旧太陽系を中心にした東京の国会議員団との間で、何かにつけて対立や齟齬が生じて。いわゆる「東西対立」が激化することになった。(・・)
結いの党は、新党でも二元体制をとれば、同様の問題が生じることを懸念していたのだが。橋下氏は、意に介していなかったようだ。^^;
『日本維新の会の橋下徹氏と結いの党の小野次郎幹事長は11日夜のBSフジの番組で、維新分党後に結成を目指す新党の執行体制をめぐり、異なる見解を示した。
小野氏は、維新の失敗が石原慎太郎、橋下両共同代表による「二元体制」にあったと指摘し、「国政については国会議員の代表が最終的な責任を持つ仕組みにしなければいけない」と主張した。
これに対し、橋下氏は「東京と大阪の二元構造の問題ではない」と反論。「代表の冠だけつけて、選挙になったら全国を回ってほしい、権限や責任は与えませんというなら、そんな冠になるつもりはない。大阪に専念する」と述べ 、新党でも重要事項での意思決定に関与できるよう求めた。(時事通信14年7月12日)』
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党名などに関して言えば、橋下氏個人は内心、さほど「維新」の名にはこだわっていなかったかも知れないし。
橋下氏は当初は、みんなの党や民主党の議員も巻き込んで大規模な新党を作ることを前提にして、「維新解体」「完全な新党」を提唱していたのではないかと思うのだけど・・・。
ただ、大阪都構想で苦戦している中、大阪府&大阪市の地方議員をキープすること&来年の統一地方選の準備のことなどを考えれば、「大阪維新の会」の名称を残すことは必要不可欠だし。
しかも、年内解散説が広まっていることも考えれば、国政選挙でも「維新」の名を残した方が得策だと判断したのではないかと察する。^^;
また、もし新党にみんなの党や民主党の議員も合流する(orその予定が明らかになっている)のであれば、橋下氏も党名や執行体制を一心して、イメージ・チェンジによる期待集めに努めた可能性があるのだけど。
現段階では、他党からまとまった人数の議員が新党に参加するという話は出ておらず。<100%合流すると言っていた前原くんは、どうしちゃったのかしら?早く長島くんも一緒に、維新に行けばいいのに〜。(@@)>
単に維新と結いの2党の合流にとどまるのであれば、「維新の方が数が多いのだから、結いにさほど譲る必要はない」(すぐ分裂するかも知れないし〜?)と考えた部分もあるのではないかな〜と思ったりもする。(・・)
<橋下くんは、動物的嗅覚でその場の状況や相手との力関係を察知して。よく言えば、臨機応変、悪く言えば、その場次第でコロコロと考えや発言を変える人だからね。(>_<)>
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さらに維新と結いは、重要政策に関しても、きちんと考えがまとまっていない様子。
維新関係者いわく、『例えば、集団的自衛権行使の問題。維新は限定容認ですが、結いは個別的自衛権の拡大で対応すべき、と主張する。消費税増税についても、維新は増税分を地方税化するならOKの立場ですが、結いは増税前に行政のムダを省くなどやることがある、と反発。原発政策は、維新の脱原発依存に対し、結いは原発ゼロ。橋下氏が市長を務める大阪市は関西電力の株主ですから、ゼロというのは非現実的なんですよ』・・・であるとのこと。(アサ芸14年9月10日)』
両党は21日の結党大会までに、政策を刷り合わせ、綱領も決めることになっているのだが。
維新には超保守派や保守タカ派の議員が少なからずおり、結いの党の議員とは基本的な政治思想や理念が異なる部分があることから、政策の協議でもアレコレともめることになるのではないかと思われる。^^;
mewは、以前からこのブログでも、江田結いの党は、橋下維新とは合わないので、合流しない方がいいと書いて来たのだけど・・・。
結婚前から、重要な事項に関してこんなにもめてたら、一緒に暮らし始めて、秋の臨時国会を通じて議員生活を営む中で、次々と方針や考えに食い違いが出ることは必至だと思うし。(新婚旅行してたら、成田離婚かもね。(>_<)>
結いの江田氏らも、年内解散説の選挙対策なども考えて、かなり妥協して合流を急いだ部分があるかも知れないのだけど。もし「やっぱ、維新とは合わない」と思ったら、とっとと家出して欲しいと願っているです。(-"-)
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橋下氏は、早く勢力拡大をするために、みんなの党の議員にも新党への参加を期待しているのであるが。
かつて蜜月関係にあった渡辺氏には拒否されたたため、渡辺氏の代わりに新代表になった浅尾代表と会談して、合流を呼びかけたとのこと。^^;
『日本維新の会の橋下代表が野党再編に向けて、みんなの党の取り込みに躍起になっている。
かつて盟友関係にあったみんなの党の渡辺喜美前代表とよりを戻そうとしているが、成果はあがっていない。
橋下氏は6日夜、みんなの党の浅尾代表らと東京都内で会談し、維新の会と結いの党が作る新党への合流を呼びかけた。
これに先立ち、橋下氏は渡辺氏に電話し、会談を持ちかけたが、安倍内閣との連携を重視する渡辺氏は拒否した。橋下氏は渡辺氏への電話で「このままでは自民党に対抗しうる勢力ができない」と新党への合流を提案したが、渡辺氏は「維新とは組めない」と拒んだという。
橋下、渡辺両氏は、2012年8月に維新の会とみんなの党の合併が破談して以降、関係が悪化。13年5月には橋下氏のいわゆる従軍慰安婦問題を巡る発言を受け、渡辺氏が選挙協力の解消を宣言した。橋下氏が描く野党再編について「出だしでつまずきかねない」との指摘が出ている。(読売新聞14年9月10日)』
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浅尾代表は、以前、民主党にいたこともあり、維新の松野国会代表らと旧知の仲。それもあってか、以前は、維新とみんなの合流に前向きな姿勢を示していたこともある。(・・)
しかし、ここにみんなの渡辺前代表が登場し、「待った」をかけて来た。(@@)
『みんなの党の渡辺喜美前代表は10日夜、都内で山内康一国対委員長ら同党議員約10人と会食し、「野党再編に走るなら浅尾慶一郎代表には辞めていただきたい」と語った。党運営方針を問うため、秋の臨時国会前に両院議員総会の開催を求める考えも示した。
会合後、渡辺氏は記者団に「野党再編にかじを切れば党は空中分解する」と述べ、安倍晋三政権と連携する「与党再編」を主張。日本維新の会と結いの党との新党にも「がれきが一個増えるだけだ」と批判した。
8億円の借入金問題で4月に代表を辞任し、国会も欠席していた渡辺氏が記者団の前で語ったのは約5カ月ぶり。「代表は辞めたが、創設者の立場と誇りを捨てたわけではない」と復権への意欲をにじませた。(産経新聞14年9月10日)』
『渡辺氏は、「野党再編では政策の実現は難しい。テコの原理で安倍内閣を動かしていく。その延長線上に(与党との連携を探る)与党再編がある」と持論を繰り返した。浅尾氏が、日本維新の会の橋下代表と6日に会談したことなどに不満を示したものだ。(読売新聞14年9月11日)』
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浅尾代表は、この渡辺氏の発言に不快感を示し、与党再編志向も否定したとのこと。
『みんなの党の浅尾慶一郎代表は12日の記者会見で、渡辺喜美前代表が「野党再編に走るなら浅尾代表には辞めていただきたい」と発言したことについて「党運営に関することは直接言っていただくのが本来あるべき姿だ」と述べ、不快感を示した。渡辺氏が安倍晋三政権と連携する「与党再編」を志向していることに関しては「既得権擁護の動きとは一線を画していく」と明確に否定した。(産経新聞14年9月12日)』
また、維新の松井幹事長は11日、渡辺氏の発言を痛烈に批判したという。
『松井氏は「がっちり政権を固めている与党からみたら、なんでうまくいっている与党を再編せなあかんねん、放っといてくれという話だ」と指摘した上で、「与党に入りたいからそういうメッセージを出しているんだろう」と述べた。(産経新聞14年9月11日)』
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みんなの渡辺代表は、自民党時代の06〜7年、安倍一次内閣の閣僚を務めており、首相とも馴染みがあるし、特に塩崎厚労大臣などのお友達閣僚と懇意の仲。自民党を離党後も、彼らと会っていて、安倍新政権が発足してからは、復党や連立の誘いを受けていたという。
それもあって、安倍首相は昨年秋に渡辺代表と会食をして、秘密保護法案をはじめ安保、経済政策への協力を要請。水面下では、公明党に圧力をかけるため&いずれ公明党を切ることもアタマに置いて、次の内閣改造で渡辺氏を入閣させ、みんなの党と連立政権を組む話が進んでいたと言われている。(・・)
<渡辺氏が「与党再編」と言ったのは、公明党を連立から外して、自民+みんな(+次世代)で連立政権を作ることを意味している。みんなの党は参院議員が12人いるので、公明党抜きでも自み連立すれば、参院で過半数とれるのよね。^^;>
ところが今年3月に渡辺氏に「DHC8億円借り入れ問題」が発覚したことから、渡辺氏はみんなの党の代表を辞任することに。今回の内閣改造で、渡辺氏が入閣する話も立ち消えてしまったのであるが。どうやら渡辺氏は今でも、自民党との連立&与党再編にこだわっているようだ。(@@)
ただ、みんなの党の大熊利昭衆院議員が11日に、維新新党に参加するために離党届を出したとのこと。<先月にはみんなの江口克彦参院議員が、次世代に移ったんだよね。^^;>
浅尾代表や一部の議員も、維新との合流に関心が強いようであることから、もし渡辺氏が強行策をとった場合は、みんなの党が再分裂する可能性が大きくなるではないかと思われる。(**)
しかも、この辺りのことは改めて書きたいと思うのだけど。東京地検特捜部が、「8億円借り入れ問題」に伴う政治資金収支報告書の虚偽記載に関して、複数の渡辺氏の関係者に事情聴取を行なったという報道も出始めている今日この頃・・・。
維新と結いの新党&野党再編の行く末も、みんなの党の今後も、先行きが見えない状況にあるような感じがしているmewなのだった。(@@) mmetta-uchi mo arukana?
THANKS
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