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朝日、狡猾なはぐらかし 吉田調書「意図的でない」 慰安婦検証「自信ある」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140912/dms1409121830023-n1.htm
朝日新聞社の木村伊量社長が、ついに口を開いた。11日夜の緊急記者会見で、「吉田調書」「慰安婦検証報道」「池上コラム」の3大失態を謝罪するとともに、吉田調書をめぐる「所長命令に違反 原発撤退」(5月20日付)記事を取り消すと発表した。一方、吉田調書の誤報は「意図的ではない」、慰安婦検証結果の内容自体は「自信がある」と強弁するなど、狡猾とも思えるはぐらかしで、核心部分の説明には大きな疑問符がつく内容となった。
11日午後7時半から東京・築地の朝日新聞東京本社で行われた会見。本社前には、警察官約20人と警察車両数台が配備され、物々しい雰囲気に包まれた。
会見場までに2重のチェックを行う厳重態勢で、不審者を完全にシャットアウト。「警備上の理由」として1社につき記者3人、カメラマン1人という人数制限を設ける異例の会見となった。
会見には木村社長、杉浦信之取締役(編集担当)、喜園(よしぞの)尚史執行役員(知的財産・広報・ブランド推進・環境担当)の3人が登壇。木村社長はまず、東京電力福島第1原発事故をめぐり、政府が吉田昌郎所長(当時)への聞き取り調査の結果をまとめた「吉田調書」の問題から切り出した。
「多くの東電社員が逃げ出したような印象を与える間違った記事。読者と東電の皆様におわびする」。木村社長がコメントを読み上げると、3人は席をたち、約5秒間頭を下げた。その後、慰安婦検証報道(8月5、6日付)で吉田清治氏の証言を取り消した際に謝罪しなかったことに触れ、「誤った報道と謝罪が遅れたことをおわびする」と淡々と語った。
朝日報道を追及する他の報道機関に法的措置を辞さない構えを見せてきた強気の朝日が“全面敗訴”した瞬間だったが、その後の質疑応答では、従来と変わらない欺瞞体質が浮き彫りとなった。
木村社長は、吉田調書の誤報の原因を問われ、「記者の思い込みとチェック不足」と繰り返し説明。個人の問題に帰結させようとする姿勢が見て取れた。
朝日の吉田調書報道で最大のナゾは、なぜ、「伝言ゲームによる指示で現場に混乱があった」ことを認める吉田氏の証言などを取り上げず、事実とは異なる記事ができたのかという点だ。
「記事の方向性が決まっていて、発言を引っこ抜いたのではないか」「命令違反があったとはどう読んでも読めない」と質問が集中すると、「都合のいい方向に記事をねじまげるということはない」と釈明した。
また、木村社長は、慰安婦問題の検証報道について「大変大きな自信を持っている」と明言。「広い意味での強制性はあった」(杉浦氏)などとこれまでの社論を曲げなかった。元慰安婦が妓生(キーセン)に売られた事実を隠した点を指摘されると、淡々としていた杉浦氏が声色を強め、「妓生学校にいたことを触れる必要はないと考えた」と述べた。
ジャーナリストの池上彰氏のコラム一時掲載拒否については、杉浦氏が「判断したのは私」と“自白”。木村社長は、「感想は漏らしたが、編集担当の判断に委ねた」と関与を否定した。
進退について冒頭、「再生への道筋をつけた後、速やかに進退について決断する」と述べ、辞任への明言は避けた木村社長。約2時間の会見で繰り返し質問されると、「冒頭に言った通り」などと憮然とした表情をみせる場面もあった。
[ZAKZAK(夕刊フジ) 2014/09/12]
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