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古舘キャスターが番組内で朝日新聞社長を大批判!「もうちょっと事細かに謙虚に謝罪をしてほしかった…しかも8月5日の段階でなぜ謝罪ができなかったのか!」
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-2349.html
09/12 11:40 日々坦々
朝日新聞社の社長と幹部二人が謝罪会見を行った。その同じ日、報道ステーションでそれまで取り上げてこなかった従軍慰安婦報道での「吉田証言」取り消し問題の検証報道を行った。
朝日はこの数か月で三つの大きな問題を抱えていた。「従軍慰安婦報道での吉田証言取り消し」「池上彰氏のコラム掲載中止」「政府事故調が作成した吉田調書の誤報」で、散々謝罪がないと言われ続けてきたが、政府が「吉田調書」を公表したことで謝罪会見を開かざるを得なくなって出てきた格好である。
謝罪会見に現れたのは次の三人。
木村伊量 代表取締役社長
杉浦信之 取締役編集担当
喜園尚史 執行役員 知的財産・広報・ブランド推進・環境担当
会見を受けて古舘伊知郎氏が報ステの中で次のように語っていたのが印象的だった。
・「池上彰氏のコラム問題」について
≪役員が自分の判断で見送ったと言ったがどうして見送ったのかもっと詳しく聞きたかった≫
・「原発の吉田調書問題」について
≪なぜ記者が読み誤ったのか、間違いのプロセス、どうしてここまで誤報になったのかをきちっと説明してほしい≫
また「私の印象であるが」と前置きし、
≪主体が吉田調書であり、慰安婦問題に関する謝罪というのは、その後のいわば付け足しのように見えたという印象を正直もちました。≫
この後、朝日新聞の論説委員で報道ステーションのコメンテータの恵村順一郎氏が発言するが、その後、再び古舘氏は社長と朝日新聞の姿勢を痛烈に批判した。
≪「慰安婦問題」というのは存在するわけです当然、そこで社長自身も仰っておられました。あの訂正記事に関するところは大変自信を持っているということを何回か仰いました。
訂正に関して自信を持っているならば過ちを犯した部分に関して、もうちょっと事細かに謙虚に謝罪をしてほしかったという印象があります。しかも8月の5日の段階でなぜ謝罪ができなかったのかということを問い直していただきたい。≫
報道ステーションのコメンテーターで朝日新聞論説委員の恵村順一郎氏は、今回の件で朝日新聞は読者に「三つの姿勢」を裏切ったと次のように語っていたのも印象的だった。
≪3つの点でご批判されたが、報道機関、言論機関の命というべき3つの姿勢を裏切ってしまった。
「吉田調書」・・・事実に謙虚であるということ
「慰安婦問題」・・・説明責任を尽くす
「池上問題」・・・多様な言論を大切にする
≪この三つを裏切ってしまった
原因をしっかり検証する
報道の使命をしっかり果たしていく≫
続いて報道ステーションの「朝日新聞・従軍慰安婦検証記事についての特集」に関して、印象に残ったのが「河野談話」の作成に携わった当時の内閣官房長官だった石原信雄氏が、「吉田証言」は全く信用ならないと参考にしなかったと次のように語っている。
≪河野談話の作成の過程で「吉田証言」を直接根拠にして強制性を認定したものではない≫
その上で、日本政府が何を根拠に従軍慰安婦問題での強制性を認めたのかを明かしている。
≪初めは各省の倉庫、書類、その他を調べてたんですが、それだけでは不十分ということで、都道府県の公文書館とか
さらにはアメリカの公文書館とか、あらゆるところに手を伸ばして、当時の資料を調べたんですが、最終的には慰安所の運営につきまして深く政府が関わっておったと…
それから慰安婦とされた人たちの輸送について安全を図ったほしいとか、あるいは慰安所の運営について衛生管理、あるいは治安の維持をしっかり頼むとう旨の文書は出てきたんですよ
・・・
宮沢内閣としては最終的に当事者の話を聞いてその心証から強制性の有無を判定するということが必要だというふうに決断したわけです。これは大きな政治決断だったと思います。≫
また、元外交官の東郷和彦氏の話もかなりインパクトがあり「従軍慰安婦問題」に関する日本と世界との大きな認識の違いと温度差を突きつけられた。
2007年当時、国会で当時の安倍総理が従軍慰安婦に関する答弁で、「広義の解釈においては強制性があった」と強制性を広い意味と狭い意味に分ける議論をして世界でも話題になっている時に、東郷氏がアメリカで行われたあるシンポジウムに参加し「従軍慰安婦問題」で日本の立場を説明したら、ある方から次のように指摘されたという。
≪狭い意味での強制性があるかないかにこだわっている日本が世界の世論とかけ離れたところにいることをあなたは理解してないのではと・・・
一番のポイントは、
いま自分の娘が慰安所に送られていたらどう思うかというふうにこの問題を見ると、50年前60年前に何が起きたというふうには見ないんですよと…。あなたから見るとアンフェアかもしれないけど、これが世界の現実であり、女性の戦時性暴力を人道に対する罪というナチスのホロコーストと同じランクにあげてきている世界の大勢なんですよと≫
・・・
≪強制連行があったかなかったかという話は、世界では問題の本質では全くなくなってきている≫
参照映像:(資料ブログ)
■動画:朝日新聞社の吉田調書訂正の緊急会見特集 慰安婦問題
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10422.html
■動画&詳報:「吉田調書」めぐる報道で朝日新聞が記者会見
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-10423.html
内閣官房のHPに公表された「政府事故調査委員会ヒアリング記録」だが、やはりというか官僚の常套手段の姑息さというような「黒塗り」が目に付く。まあ、個人情報的なものが書かれていることは予想できるが、前後の文脈から「どうしても公表できない内容」が書かれてることは間違いないと思う。
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai/hearing_list.html
下記は福山哲郎へのヒアリング内容だ。
全てを読んではないが、NHKスペシャルなどでの証言でも福山氏は結構赤裸々に語っているように思ったので覗いてみるとやはり、「黒塗り度」が高かった。まあ、それだけ真摯に答えている?というか役人にとって不都合なことをペラペラしゃべった?ともいえる。逆に北澤俊美などは予想通り、一か所だけ黒塗りだった。立場上ということもあるとは思うが…
そして注目はやはり菅直人総理(当時)の証言だろう。
特に黒塗りが多いのが米国関連の内容である。少し今回のエントリーの趣旨と違う方向にいってしまうので該当箇所を貼るだけで論評は避けるが、米国はSPEEDIデータを早々に日本から提供されている事が明らかになっている。(参照)
その辺の米国からの要求や官邸内に米国の専門家が入り込む過程などが書かれているのではないかと推測しているが…
一連の朝日新聞騒動=「吉田証言の撤回」「「吉田調書」「池上問題」で、朝日新聞が弱体化させられている、という印象が強い。この数か月間で、これだけ大きな問題が次から次へと起きることの「不自然性」が気になるところ。
ブログ『くろねこの短語』では、「吉田調書」の本質は、≪「東日本潰滅」という危機的状況に日本が置かれていたんだっていう厳粛な事実≫だと指摘。また
≪吉田調書を含めた原発事故に関する調書が、これまで公開されずにいたってことこそ、いま問われなくてはいけない…この調書がもっと早くに公開されていたら、原発再稼働なんて、軽々しく口に出せなかった≫
と政府の隠蔽体質を批判している。
今回の公表に関して菅直人元首相がブログやツイッターで反論している内容を紹介している記事:
■「吉田調書」公開 菅直人元首相、福島第一原発の撤退問題について「吉田所長と東電の言っていることに食い違い」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/11/yoshida-testimony-and-naoto-kan_n_5803046.html
(huffingtonpost)
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