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朝日新聞社長が辞意「吉田調書」記事に誤り、謝罪「チェック不足」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/09/12/kiji/K20140912008915120.html
朝日新聞社が11日、東京電力福島第1原発事故をめぐり、政府の事故調査・検証委員会が同原発の吉田昌郎元所長=昨年7月死去=から当時の状況を聞いた「聴取結果書(吉田調書)」に関する自社の報道について「誤った部分があり、訂正する」と発表した。木村伊量(ただかず)社長が東京・築地の本社で記者会見。「読者の信頼を大きく傷つけた。抜本改革など再生に向けて道筋を付けた上で、進退を決断する」と表明し、辞意も示唆した。
約80社240人の報道陣が詰め掛ける中、午後7時半に木村社長が姿を見せると、一斉にカメラのフラッシュがたかれた。「読者と東電の皆さまに深くおわび申し上げます」。ペーパーを読み上げ、同席した幹部と立ち上がり約7秒間、頭を下げた。
朝日新聞は5月20日付朝刊で、吉田調書などを基に、福島第1原発2号機の格納容器が破損した恐れが生じた11年3月15日朝に「第1原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田元所長の待機命令に違反し10キロ南の福島第2原発に撤退した」と報道。この記事を含む一連の報道を14年度の新聞協会賞に申請した。しかし調書によると、吉田氏は命令違反と認識していなかった。
木村社長は誤った理由を「調書を読み解く過程で評価を誤った。記者の思い込みと、記事のチェック不足が重なった」と説明。喜園尚史・広報担当執行役員は「吉田調書」報道に関して他のメディアに出した抗議について「誤った事実に基づく抗議で、撤回しおわびしたい」と述べた。
木村社長は自らの進退についても触れ「経営トップとしての私の責任も逃れられない」と言及。再生に向けて道筋を付けた上で「速やかに進退を決断したい」と述べた。当面、役員報酬を全額返上。報道部門の最高責任者である杉浦信之・取締役の編集担当としての職を解き、関係者を厳正に処分するという。
従軍慰安婦問題でも初めて謝罪し「誤った記事を掲載したこと、訂正が遅きに失したことについておわびする」と述べた。この問題をめぐっては8月に過去の報道の検証記事を掲載したが、謝罪はしていなかった。木村社長は「批判を受け、謝罪すべきだという考えに至った」とし、過去の記事を再検証するために有識者による第三者委員会を設置すると明かした。
外部からの批判を受けて対応する姿勢に、「自浄能力がないのでは」と問われる場面も。これについては厳しい表情で「謙虚に受け止めて検証していきたい」と繰り返した。
≪田原氏怒り「読者だます」≫ジャーナリストの田原総一朗氏は「朝日新聞は8月5日朝刊で従軍慰安婦をめぐる自社の報道について総括したが、大いに不満だった。謝罪の言葉がなく、責任も取らず、自分たちを被害者としていた。読者をだまし国際社会に影響を与えた加害者としての責任を取っていない」と指摘。「なぜあのような間違いをして、30年間も総括できなかったのか」と疑問を呈した。会見については「第三者機関での検証を決め、社長が辞めることまでにおわせたことは評価する」とした。
[スポニチ 2014/09/12]
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朝日「吉田調書」記事取り消し、社長が謝罪引責辞任へ
http://www.hochi.co.jp/topics/20140912-OHT1T50062.html
東京電力福島第1原発事故をめぐり、政府の事故調査・検証委員会が実施した吉田昌郎元所長=昨年7月死去=が当時の状況を語った「聴取結果書(吉田調書)」に関する報道について、朝日新聞社の木村伊量(ただかず)社長(60)は11日、東京・築地の本社で記者会見し、「取材班が『調書』を読み取る過程で評価を誤り、多くの東電社員らがその場から逃げ出したかのような印象を与えた」と謝罪し、「間違った記事と判断した」と記事を取り消すことを発表した。
木村社長は、会見に同席した編集トップの杉浦信之取締役編集担当を解任し、自らについては「編集部門を含む抜本改革などに道筋をつけたうえで、進退を決断する。その間の報酬は全額返上する」と引責辞任する考えを示した。
朝日新聞は今年5月20日付朝刊で、独自に入手したとされる「吉田調書」をもとに、原発事故の状況が悪化した2011年3月15日、所員の9割にあたる約650人が約10キロ南の福島第2原発へ退避したことを「命令違反」と報道。しかし、吉田氏は事故調の聴取に対し、「2F(福島第2原発)に行けとは言っていない」と答えながらも、「2Fに行った方がはるかに正しい」と説明し、命令違反の認識はなかったことが明らかになっていた。木村社長は会見で、「記者の思い込みと記事のチェック不足が重なった」と誤った理由を説明した。所員への取材もなかったという。
また、従軍慰安婦をめぐり、1980〜90年代に出した記事を今年8月に取り消したことにも、「誤った記事を掲載したこと、訂正が遅きに失したことについておわびする」と謝罪した。
[スポーツ報知 2014/09/12]
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