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蜜月…(経団連の榊原会長と谷垣幹事長)/(C)日刊ゲンダイ
経団連が献金再開 安倍自民に流れる“汚れたカネ”30億円
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153267
2014年9月10日 日刊ゲンダイ
まったくフザケた話だ。政治献金が安倍政権の下でゾンビのように復活することになった。経団連の榊原定征会長(東レ会長)が献金の「呼びかけ」を正式に表明した。
経団連はかつて会員企業に献金額を割り振る「あっせん方式」を採用し、年間100億円を集めて「自民党の金庫番」と呼ばれた。だが、ゼネコン汚職と世論の批判を受けて1993年に「あっせん方式」を廃止。その後、企業の独自判断に委ねる「呼びかけ方式」を採用したが、09年の民主党政権発足後は関与自体をやめていた。
「経団連が政治献金集めに関与しなくなったことで、100社以上の企業が金額を減らしたり献金自体をやめ、年30億円前後あった自民党への献金額は13億円ほどに減りました。経団連は月内に加盟1300社に文書を送り、献金増額を正式に呼びかける予定です。30億円程度に戻すことが当面の目標になりそうです」(経済ジャーナリストの井上学氏)
■消費増税→法人減税→企業献金の流れ
経団連が5年ぶりに献金関与を復活する狙いは明白だ。“金の切れ目が縁の切れ目”となり、米倉弘昌前会長時代に冷え切った自民党政権との関係を修復させる。そして、原発再稼働、原発輸出、武器輸出、ホワイトカラーエグゼンプション…など、大企業に有利な政策を「実行実現内閣」にやらせる。つまりロコツな「政治買収」だ。
すでに三菱重工、東芝、川崎重工、IHIなどの原発・軍需メーカーや、大成建設、鹿島など大手ゼネコンのトップが何度も安倍首相の外遊に同行。「トップセールス」をしてもらっている。
立正大客員教授の浦野広明氏(税法学)がこう言う。
「<政策を金で買う>という性格を持つ企業献金は一般的に考えれば立派な贈収賄です。フランスやカナダは全面的に禁止しています。しかも、このタイミングでの献金復活は、国民が負担した消費税増税分が原資になっている構図です。安倍首相は消費税増税で国民に負担を求める一方で、法人税を引き下げようとしている。今回の経団連の献金再開は、優遇措置で潤った見返りに利益を自民党に還付するように見えます」
民主党の海江田代表が、「政治献金するお金があるなら働く人たちの賃金を上げろ」と、珍しくマトモなことを言ったが、まったくその通り。
国民が負担した消費税が、大企業の法人税減税の財源に使われ、最後は安倍自民党に流れる。こんなことが許されていいのか。
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