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「北朝鮮エージェント」が逮捕されて大慌てする「拉致問題対策本部」〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140908-00010001-shincho-kr
「週刊新潮」2014年9月4日号
北朝鮮は、日本に対し9月中旬をめどに拉致被害者らの再調査の状況報告を行う。まさかこのタイミングで逮捕されるとは……。そう嘆く、政府関係者は少なくない。7月末、ある会社役員が大阪府警に逮捕された。この事件に政府の拉致問題対策本部(拉致対)が大慌てしているという。
公安事件は、ベタ記事扱いでも時に大きな意味を持つことがある。7月23日、大阪府警に静岡県沼津市の会社役員、吉田豊(41)が金融商品取引法違反(FX取引の無登録営業)で逮捕された。この事件を新聞は、
〈中国のIT関連企業関係者の男と共謀、金融商品取引業の登録をせずに、2011年10月〜今年1月頃までの間、知人の男性6人に計1000万円を出資させ、代わりに運用した疑い〉(7月24日付・読売新聞大阪版)
などと、小さく報じたが、
「大阪府警は、北朝鮮と不正貿易を行っていると疑って、この男を10年頃からマークしてきました」
と、公安関係者が語る。
「吉田は、中朝国境付近の中国・延吉にも貿易会社を設立。そこを拠点に活動していた。FX取引に使用された彼のパソコンには、北朝鮮の工作機関、偵察総局が開発したとされるソフトが入っていた。このソフトと吉田の顧客向け口座を使い、北が兵器密輸で得た資金を、FXの取引に見せかけ本国に送っていたと見ています」
吉田は北の資金洗浄(マネーロンダリング)に協力していたのである。
■吉田を情報源に
吉田は、大阪経済法科大を卒業後、延吉に留学。その後、一旦帰国したものの、再び延吉に渡り、海産物を扱う中朝貿易を行っていた。
「朝鮮語も中国語も堪能です。貿易商の傍ら、日本のマスコミが北朝鮮取材を行う際、便宜を図るなど、業界では知られた存在だった。人当たりが良く、真面目な性格という評判でした」(マスコミ関係者)
8月21日には、北へ食料や日用品などを不正輸出したとして、外為法違反で再逮捕された。北との悪事がさらに明らかになったが、
「昨年秋頃から、拉致対は吉田を情報源として使っていました」
とは、大阪府警関係者。
「昨年、在日朝鮮人がサッカー日本代表の偽ユニフォームをネット販売していた事件を捜査中、偶然、奇妙な口座を発見。吉田のFX取引が発覚した。1月には、沼津の自宅を捜索、パソコンや通帳も調べました。しかし、その時は、官邸筋から『逮捕するのか』と問合せがあったため、慎重に捜査を続けることになった」
そして、漸(ようや)く逮捕したが、
「むろん、逮捕するに当たって、事前に拉致対には通告しています。ただ、北朝鮮の『き』の字も出すなと言われた。だから、第一報ではFX取引の無登録営業としか報じられなかったのです」
府警が逮捕に至った背景についてはこう説明する。
「吉田は、拉致問題の核心を知る偵察総局や秘密警察の国家安全保衛部にパイプがある。拉致対は、ここを通じて拉致に関する情報を得ようとしていた。しかし、現在、国連は北のミサイルや核開発に関わる貿易会社などの資産凍結を行っている。日本としても、吉田が加担した北のマネーロンダリングを見逃すことはできなかったということです」(同)
政府もこんな男を頼りにするとは、よほど情報源がないらしい。
「ワイド特集 自分の壁」より
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