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2014/09/08 05:15

<名護市議会議員選挙は、２７人の定員に対し３５人が立候補して、７日、投票が行われました。開票の結果、普天間基地の名護市辺野古への移設に反対する稲嶺市長を支持する候補が１４人当選し、選挙前より１人減らしたものの、過半数を維持しました。また、稲嶺市長には是々非々で臨むとしながらも、移設に反対している公明党は２人が当選しました。一方、稲嶺市長と距離を置く候補は、選挙前より１人増えましたが、１１人にとどまりました>(以上『NHKネット』引用)

　辺野古がある名護市議会選挙で辺野古沖移設に反対する稲嶺市長を支持する議員が過半数を超えたことは民意として政府は尊重すべきだろう。いかに札束で頬を張ろうとも『最後は金目』でないことを市民が示したといえる。

　現仲井真沖縄県知事は総額3000億円に上る特別補助を提示した政府の「好意」に応えるべく「辺野古沖埋め立て」容認に転じたが、それこそが『金目』に転んだと批判されるべきだろう。補助金漬けは決して良い結果をもたらさない。沖縄開発庁を設置して、常に補助金漬けにしてきた日本政府の政策を見直すべきではないだろうか。

　沖縄と同様に補助金漬けで衰退している地方に北海道がある。奇しくも「北海道・沖縄開発庁」が設置されている所以だろう。しかし「開発庁」を一体何年設置して開発を続けるつもりだろうか。また、これまでどれほどの補助金総額をつぎ込んで何を開発したのか、国民に明らかにしてはどうだろうか。

　経済的に自立する地域づくりと補助金漬けは同じ助成のように見えて効果は全く逆だ。自立する地域づくりには「殖産興業」が必要だが、補助金漬けは「経済的自立」を妨げる行為に他ならない。

　しかし政府が地元の意思を操作するには経済的自立をしないで、政府の補助金頼りの状態のままである方が「最後は金目」が生きることになる。仲井真知事が「政府の3000億円もの補助金提示に誠意を感じた」と辺野古沖埋め立て容認に転じた『変節』の理由づけに利用出来たりもする。

　しかし補助金は何であれ補助金に過ぎない。何かをするための手助けとする助成であるべきだが、それは地域経済の自立に資するものではなく、地域経済の自立を損なうものでしかない。その証拠は辺野古沖移設日米合意の枠組みに沖縄県知事を引き込むために毎年100億円10年間の特別補助をやってきたが、結果として沖縄に何が残っているだろうか。1000億円の経済効果として「殖産興業」が果たされただろうか。沖縄が必要としているのはカンフル注射のような補助金ではなく、沖縄が経済的に自立するための政策であるはずだ。

　沖縄県民もいつまでも基地経済に依存し、政府の特別枠の補助金に目の色を変えていてはいつまで経っても経済的自立は出来ないだろう。なぜ補助金漬けの経済を拒否し、自立自尊の途を模索しないのだろうか。

　政府主導の「沖縄海洋博」がどのような結果に終わっているか、当時の花形パビリオンだった錆だらけで打ち捨てられた建屋を見るまでもないだろう。政府主導で花火を上げたところでそれは瞬間的な明るさをもたらすだけだ。花火が消えた後の闇の深さに更なる花火を求めては補助金漬けにして政府主導の政策を沖縄に強いようとする思惑に絡め取られるだけだ。

　沖縄はまず思惟の独立自尊から始めるべきだ。自分たちの郷土を守り、地域経済を自立させる主役は自分たちだと、沖縄県民が自覚すべきだ。麻薬のような補助金頼りの県政と決別すべきだ。

　普天間基地の移設を政府に求めると同時に、最低でも県外移設を訴えて、辺野古沖の自然を断固たる決意をこの11月の県知事選挙で示すべきではないだろうか。政府の基地の永続化の意思と一線を画すことが、沖縄の経済的自立の第一歩となる。

コメント
01. 2014年9月08日 11:33:36 : tivI8OUQkI アメリカには、騙されたふりをして「貰えるものは貰っておこう」なんて生活保護不正受給者の真似をされても、自立も自律する勇気もないし、国民のため等と言っておきながら、高齢者から多額のお金を騙し取ろうという卑劣極まりない振り込め詐欺に置き換えれば、この辺野古移設そのものが、沖縄県を多額のお金を騙し取られた高齢者に置き換えれば、日本政府というのは、生活保護不正受給者の真似をされても、何も言えないことを逆手に取った対米従属詐欺の罪を犯した加害者であり、沖縄県は、この対米従属詐欺により騙された被害者であるというのが真実なのだとすれば、仲井真知事は、まんまと騙されて、この対米従属詐欺によって、沖縄県民を裏切り、加担をした加害者であるに過ぎないという真実を見破れば、これだけでも日本という国は、アメリカの言いなりになるだけの間抜け国家に他ならないという真実を見破れば、怒りなんていうものを通り越して、聞いて呆れるばかりとしか言いようがありませんね。 だが、安部自民党政権にしてみれば、この沖縄県を福島県に置き換えれば、これが原発詐欺によって中曽根大震災による被害者の立場に置き換えれば、戦前の日本において、慰安婦詐欺なんていう恥知らずな大罪を仕出かしたにも関わらず、「接上で土人女をかき集めて慰安所を作ってあげな」等と、この罪から逃れた大勲位中曽根君の罪までも問われ、これに加担をした戦前の日本に対して、物凄い怒りを反日感情だと勝手に勘違いをして、これを核武装詐欺により、全人類を騙し、天皇陛下を騙し、日本国民を騙してでも、原発にしがみつき、これが結果的に、日本国を滅ぼそうとしている、これは許しがたいどころか、取り返しの付かない大罪を仕出かしているという真実を見破れば、これこそが全人類の大敵に他ならないし、人権もヘッタクレもないし、全人類からすれば、まんまと騙されたふりをして、「ふざけるな！この大日本帝国の大馬鹿野郎！お前らなんかとっととくたばってしまえ！」というくらいの物凄い怒りを、幾らでも日本国にぶつけられることになるのは当然のことだし、今度は日本国民全体が、まんまと騙されたふりをして、「戦前の日本に対して、正義の怒りをぶつけて頂き誠に有難うございます。今後は、この怒りを容赦なく日本国に、もっともっと幾らでもぶつけ、安部首相なんか、容赦なく幾らでも馬鹿にしてやり、日本の核発電推進原理主義組織なんか、容赦なくコケにしてやり、日本の右翼連中にしても容赦なく、幾らでもコケにしてやり、靖国神社についても、容赦なく幾らでも冒涜して下さいます様、どうぞよろしくお願い申し上げます」ということで誇りを持って応えてあげることで、これを対日復讐非難包囲網を、「日本会議、靖国神社、核発電推進原理主義組織に対する断罪非難包囲網」というものに置き換え、このような悪徳集団にしがみついて物凄い抵抗を繰り返している右翼連中に対してのみ、「ふざけるな！お前らなんか日本からとっと出て行って、幾らでも特攻隊でも勝手にやって、勝手に皆殺しにされるか、勝手に自殺するか、どちらかを選択することこそが、お国のため、天皇陛下のため、全人類のためなのだから、どうぞとっととくたばって下さい」ということで、誇りを持って、幾らでも突き放し、民族分断の悲劇を思う存分に味わいながら、容赦なく叩き潰されるか、何処か人目の付かないところで、自決してくたばっていくのを、そっと静かに見届けてやり、歴史の闇の中に、そっと静かに、誇りを持って葬り捨ててしまいましょう。 これならば、靖国神社に対しては、まんまと騙されたふりをして、国際社会からは容赦なく幾らでも冒涜されようが、構いませんので、誇りを持って無視をして、「この日本会議の馬鹿野郎！」という無念の怒りだけを、そっと静かにぶつけてやり、日本会議にしてみれば「靖国神社の馬鹿野郎！」という無念の怒りを勝手にぶつけさせてあけますので、誇りを持って、大日本帝国の馬鹿野郎という怒りと共に、この恨みを勝手に分かち合い、憎しみを勝手に分かち合い、深い悲しみを勝手に分かち合いながら、右翼連中だけを幾らでも呪い殺しして頂けるのであれば、天皇陛下と共に、そっと静かに、暖かくも守り、寄り添いながら、大切に存続だけはさせてあげますので、これに対しては、誇りを持って、涙を流しながら深く感謝をして応えて下されば、これだけで十分ですので、どうぞ全てを終わりにして、全てを忘れ、心安らかに、泣き寝入りをして、歴史の闇の中で、ひっそりとくたばってくたばって逝かれます様、大切にご供養し、お悔やみ申し上げます」ということで構わないのではないでしょうか。 これを乗り越え、名誉ある孤立化をして、誇りを持って、天皇陛下と共に、ひっそりと日本全体を国際社会の中に没落させて、そっと静かに安定した社会となって、共に幸せに暮らしていくことだけを誇りとして、自立・自律して行く道を自ら選択して、成熟した大人の国として生まれ変わって、悪い影響をもたらすものは、全て歴史の闇の中に葬り捨ててしまうことで、良い影響を齎すことができるものだけを、大切にしつつ、幾らでも取り込んで行くことで、国際社会全体に良い影響力だけを齎すことが出来る様に、誇りを持って恩返しをして生きていく道を自ら選択して参りましょう。
02. 2014年9月08日 19:02:50 : JjSQKQLkmo 読みにくいのは駄目よ！！
03. 2014年9月08日 23:32:32 : Gm5WqQZlT2 補助金とは、地方に金をばら撒いて、中央から大手土建屋がやってきて、地元の人間に小遣いをやって肉体労働をさせ、美味しいところは中央に還元させるというものです
04. 2014年9月08日 23:49:24 : YMtPRm1e6Y 沖縄も北海道も日本の領土に編入されてからの歴史が他の本土地域に比べて短い。ゆえに中央政府に対する感情が少しばかり他の地域と異なっている。薩摩藩と琉球、松前藩とアイヌといったようにマイノリティに属する民族感情に対する配慮という点で不十分な対応しかできていないのだろうと思う。米軍基地の負担の有無以外にも課題はある。その辺がかなりスルーされているのではないだろうか。
05. 2014年9月09日 10:09:00 : R73j2lf4zI 新基地反対　名護で勝利 沖縄いっせい地方選　共産党２１人当選　３増の躍進 名護１位・沖縄３氏・東村は空白克服 　沖縄いっせい地方選が７日投開票され、名護市議選（定数２７）では、辺野古・新基地建設反対を貫く稲嶺進市長を支持する１４人が当選し、市政与党が過半数を維持するなど、１月の稲嶺市長再選に続いて新基地反対の揺るがぬ民意が再び示されました。日本共産党は名護市で新人の仲里克次氏（４７）がトップ当選したのをはじめ、５市１０町村で２２人中２１人当選、投票率が低下する中、沖縄市、北谷（ちゃたん）町でそれぞれ議席を増やし、東村（ひがしそん）で党議席空白を克服し前回比で３議席増。得票数・率とも１０市町村で伸ばす大躍進でした。 -------------------------------------------------------------------------------- http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-09/2014090901_01_1.jpg （写真）市議選初挑戦でトップ当選を決めて喜ぶ仲里氏（中央）、（右へ）具志堅市議ら＝７日、沖縄県名護市 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-09/2014090901_01_1b.jpg （写真）沖縄県東村議選で、日本共産党の伊佐真次さん（右から４人目）の当選を喜ぶ住民ら。伊佐さんの左は赤嶺衆院議員＝７日夜、沖縄県東村高江 　最大の焦点となった名護市では、政府・自民党を挙げて稲嶺市長を孤立させようと新基地推進派が攻勢をかけた中、１６議席の獲得を目指した与党は、改選前から１議席を減らしながらも過半数を確保。野党は新基地問題を争点から隠す一方、基地受け入れと引き換えの米軍再編交付金の活用を訴えたものの、１６人擁立のうち１１議席獲得にとどまりました。公明党は２議席を確保しました。 　仲里氏は、米軍普天間基地に代わる辺野古への新基地建設で、基地の県内たらい回しを決めた１８年前の日米合意に唯一、反対した日本共産党の値打ちを語り、１０期４０年にわたって党議席を守り続けた具志堅徹市議からの議席継承の意義を強調。新基地建設へ強権を振りかざす安倍政権への批判が日増しに高まる中、有権者に共感を広げ、党候補として市議選過去最高の１３３４票を獲得しました。 　稲嶺市長は投票から一夜明けた８日、市議選結果について記者団の取材に応じ、「めざしていた与党の１６議席には届かなかったが、新基地容認候補と与党候補の得票数には２０００票の差が出ている。名護の民意は市長選の時と全く変わらず表れている」と述べました。 　定数３０に３９人が立候補した沖縄市では現職の池原秀明、前宮美津子両候補の２人に新人の千葉綾子候補が１議席増に挑戦。初の３議席を獲得しました。 　東村では高江地区の米軍ヘリパッド反対を掲げる伊佐真次候補が３度目の挑戦で勝利。北谷町では、中村重一、宮里歩両候補が当選し、昨年１１月の補選で増やした議席を守りました。 　普天間基地を抱える宜野湾市の現職の知念吉男候補、自衛隊基地建設が争点の一つとしてたたかわれた石垣市では新人の井上美智子候補が上位当選を果たしました。 　日本共産党は、県下の地方自治体で引き続き第１党の座を維持しました。他党派の獲得議席は自民が７、公明が１７、社民は７、社会大衆党は２。民主は０になりました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-09/2014090901_01_1.html

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