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朝日「コラム掲載拒否」で謝罪も肝心の慰安婦問題には触れず
http://news.livedoor.com/article/detail/9227348/
2014年09月07日11時00分 東スポWeb
ジャーナリストの池上彰氏(64)のコラムを朝日新聞が掲載拒否した問題で、朝日が6日付朝刊で読者に謝罪をしている。謝罪記事では掲載を見合わせた理由として、検証記事に関連して朝日本社や関係者に営業妨害行為が続いていたことを挙げ、「池上さんの原稿にも過剰に反応してしまいました」と説明した。池上氏は慰安婦報道への謝罪を朝日に求めているが、今回はあくまで掲載拒否問題への謝罪でしかない。根本的な問題は先送りされたままだ。
謝罪記事は朝日東京本社報道局長の市川速水氏の名前で社会面に掲載された。
「掲載見合わせは、多様な言論を大切にする朝日新聞として間違った判断であり、読者の本紙に対する信頼を損なう結果になりました。改めておわびし、経緯を説明します」と全面的に非を認める内容になっている。
とはいえ、その理由が『慰安婦問題でなかなか謝罪しない』朝日らしい。
「慰安婦問題特集を掲載して以来、本社には言論による批判や評価が寄せられる一方で、関係者への人権侵害や脅迫的な行為、営業妨害的な行為などが続いていました。こうした動きの激化を懸念するあまり、池上さんの原稿にも過剰に反応してしまいました」
要するに「ご都合主義」や「言論封殺」ではなく、人権侵害や脅迫的な行為の激化を恐れるあまり、一時的に掲載を見合わせたに過ぎないと言いたいようだ。
事の経緯は8月29日付朝刊に掲載されるはずだった池上氏のコラム「新聞ななめ読み」の原稿で、池上氏は朝日が8月5、6日付紙面で行った慰安婦報道特集について「過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか」と疑問を呈した。これに朝日は「このままの掲載は難しい」と池上氏に伝え、池上氏は「掲載されないなら、朝日新聞との信頼関係が崩れたことになり、連載も続ける状況にない」と回答。このことが明らかになり、大騒動に発展すると、朝日は一転して4日付でコラムを掲載した。
その説明も情けない。「9月1日夜、この間の本社と池上さんのやりとりが外部に伝わったのを機に、『不掲載』『論評を封殺』との批判を受けました。(中略)私たちは3日、いったん掲載を見合わせた判断は間違いであり、読者の信頼を少しでも取り戻すためには池上さんの原稿を掲載しなければならないと判断」したという。
つまり、一部週刊誌に掲載拒否を暴かれなければ、知らんぷりしていた可能性もあるのだ。
池上氏は「せっかく勇気を奮って訂正したのでしょうに、お詫びがなければ、試みは台無しです」と指摘している。
いずれにしろ、朝日が謝罪しなければいけないのは、掲載拒否問題についてではなく、慰安婦報道に対してのはず。その点で謝罪がない限り、池上氏のコラム継続も白紙のままだ。
「池上さんとはこれからも誠意を持って話し合いを続け、対応と結果については改めてお知らせします」としているが、果たして天下の朝日新聞は慰安婦報道を謝罪できるのか。
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