http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/922.html
Tweet |
「戦争に向かった空気と似通ってる」ちばてつやさん
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11921259271.html
September 07, 2014 かばさわ洋平 BLOG
いま日本を見ていると、戦争へ突き進んでいった昭和初期の状況に、だんだん近づいてるんじゃないかとという気がしてなりません。」
あしたのジョーの作者である漫画家のちばてつやさんが、戦前もまずは表現規制からはじまって、国民の考えを取り締まったこと。そしてこうした流れが今の日本政治にも似通っていると警告してます。
戦争に向かった空気に似通っている
漫画家 ちばてつやさん
赤旗日曜版9/7
戦前のことや、戦後間もなくのころのことを知ってる人も少なくなりました。自分も含めて、その人たちが感じていることは、いまは、戦前の空気に似通ってきたということです。
東京都青少年健全育成条例とか、児童ポルノ禁止法「改正」とか、漫画やアニメの表現の自由に関わるような問題が続いています。児童ポルノ禁止法「改正」では、たった数日間の国会審議で通されていますね。戦前もまず「エロ・グロ・ナンセンス」がやり玉にあがりました。エロ小説とかエロ写真とか。「日本が大変な時にこんなものが出回っている」「こんな下品なものはこの世から消してしまえ」という雰囲気があった。そういうものは取り締まりやすいし、そのための法律も作りやすかったんですね。
そのうち、同じ法律で新聞記事や本、放送の規制にまで広げていきました。国民の目をふさぎ、耳をふさぎ、口をふさぐというように、国民の考えそのものを取り締まっていくことになっていった。権力を持つ人たちは自分たちが持っていきたい方向へ、国民ごと国を持っていく、反対する人、自分たちにとって都合の悪い余計なことを言う人はどんどん牢屋に入れられた。それが戦前の日本だったんです。
僕も5人の子どもがいました。世間には見せたくないものはたくさんあります。でも例えば何が「児童ポルノ」かは、権力を握った人たちが判断して取り締まることになる。しかも、ただ持ってるだけでも処罰される。処罰の、対象や漫画やアニメ表現までに広げられると、さらに拡大解釈されかねない。どういう表現をするのか、報道をするのか、どういう集会が許されるのかということに発展しかねません。
中略
福島第一原発事故のとき、放射能拡散に関する情報も隠されていました。電力会社と政府は安全です。と繰り返したけど、実際は違っていました。すでにもう大事なことが国民に伝えられてない。自衛隊を海外に出す「集団的自衛権」の問題もそうです。国が大きく変わろうとしてる大問題なのに、事かおさまると、その後は何が進行しているのかよく分からなくなります。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK170掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。