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ブラック企業大賞に過労死続出の「ヤマダ電機」〜日本中に広がる無法化(レイバーネット日本)
http://www.labornetjp.org/news/2014/0906shasin
*写真=大賞を受賞した「ヤマダ電機」。代役が受け取る。
9月6日、東京・YMCAホールで「ブラック企業大賞授賞式」が開催された。ノミネート企業11社から大賞に選ばれたのは「ヤマダ電機」だった。過労自死が続出したが反省がなく、現在も過労死ラインの店長が多数いることなどが理由で、とくに悪質度が高いとされた。ウェブ投票でもダントツの5256票が寄せられた。また業界賞は、A1−Picturesと不二ビューティー(たかの友梨)。特別賞は、東京都議会。要努力賞は、ゼンショー・ホールディングス(すき家)だった。
実行委員の河添誠さん(写真)は「選考は難しかった。どの企業が大賞をとってもおかしくないくらい酷い労基法違反が蔓延しているからだ。日本中がブラック化している。これを食い止めるには世論の力、そして労働組合しかない」と講評した。
発表に先立ち授賞式の第一部では、土屋トカチ監督の最新DVD作品『ブラックバイトに負けない!』(38分)が上映された。この日が初のお披露目。「バイトでも有休はとれるのか? ○か×か」といった質問に4人の学生が答えるクイズ形式の作品。それだけでなく、実際のバイト学生の声がふんだんに紹介される。タイムカードの打刻時間のごまかし、残業代を「ネギ」で払う会社など、いまの日本の無法な職場実態が浮かび上がってくる。学校教育では教えてくれない「働くものの権利」を伝えるこの作品は、ブラック企業に対抗する貴重なドキュメンタリーでもあり、活用が期待される。
なお授賞式にはノミネート企業11社に招待状を出し、特別席も用意したが1社も参加しなかった(写真上)。そのため受賞は「代役」をたてて行われた。「ブラック企業大賞」の試みは今回で3年目を迎えた。「人権侵害企業がマスコミで実名報道されることがない。代わりに私たちがノミネートすることで実態を知らせ告発したかった」(内田聖子さん)という企画当初の思いは、着実に前進している。(М)
→受賞内容の詳細などは「ブラック企業大賞」のホームページ http://blackcorpaward.blogspot.jp を参照ください。
↓メディアをはじめ80人近くの人が集まった。ニコ生・IWJが生中継した
↓『ブラックバイトに負けない!』土屋トカチさんがトーク
↓この日の参加者も最終投票をした
↓秋田書店でパワハラにあった女性の生々しい訴えが「第一部」であったこともあり、秋田書店への票が多かった
↓「第二部」で大賞や各賞の発表があった
↓実行委員によるミニシンポジウムが行われた
【関連サイト】
ブラック企業大賞HP・田中龍作ジャーナル・弁護士ドットコム・動画(YouTube 5分半)
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